02系(第8編成) 35運用 普通
丸の内線 後楽園 2020年1月4日撮影

02系(第47編成) 55運用 普通
丸の内線 後楽園 2020年1月4日撮影

02系(第7編成) 45運用 普通
丸の内線 後楽園 2020年1月4日撮影

1.概要
 1988年(昭和63年)に既存の旧型車両置き換えを目的に製造された丸の内線の通勤車両です。

2.車体構造
 車体は18mアルミ製車体で、片側に両開き式扉が3カ所設けられています。
 車体幅は2,780mmとなっています。
 乗降扉の幅は1,400mmとなっています。
 先頭部は向かって左側に貫通扉が設けられています。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されました。
 車内の乗降扉上部に路線式の案内表示器が設けられています。

4.主な機器類
 主電動機の制御方式は1〜5次車(19編成まで)が高周波分巻チョッパ方式、6次車(20編成以降)〜7次車はIGBT-VVVFインバーター方式が採用されました。
 主電動機は1〜5次車(19編成まで)が直流分巻式のMM-3A形(120kW)、6次車(20編成以降)〜7次車はかご形三相誘導電動機(120kW)が採用されました。
 駆動方式はWNドライブが採用されました。
 台車は1〜5次車(19編成まで)が側梁緩衝ゴム軸箱支持式空気バネ台車のFS-520A(動台車)・FS-020A(付随台車)、6次車(20編成以降)〜7次車はモノリンク軸箱支持式ボルスタレス台車のSS-130(動台車)・SS-030A(付随台車)が採用されました。
 制動方式は回生ブレーキ併用ATC連動電気指令式空気ブレーキが採用されました。

5.主な履歴
 1988年(昭和63年)10月17日に運用開始しました。
 1989年(平成元年)より2次車(第5〜7編成)が製造されました。2次車までは冷房が搭載されていませんでした。
 1990年(平成2年)より3次車(第8〜10編成)が製造されました。3次車以降は冷房装置が搭載されました。
 1991年(平成3年)より4次車(第11〜12編成)が製造されました。
 1992年(平成4年)に5次車(第13〜22編成)が製造されました。
 1993年(平成5年)に6次車(第23〜30編成)が製造されました。
 1994年(平成6年)に7次車(第31〜53編成)が製造されました。
 1996年(平成8年)に方南町支線用に3両編成6本が製造されました。
 2005年(平成17年)より本線用車両のワンマン改造が開始されました。このときに車内案内表示器を一部LEDに変更し、路線図式と千鳥配置に設置されました。
 2007年(平成19年)より本専用車両にATO装置搭載工事が行われました。
 2009年(平成21年)より改修工事(B修工事)が第1〜19編成対象に行われました。側面にはサインウエーブが入り、前面は赤帯と細い白の飾り帯が入っています。車椅子スペース未設置編成については、2・5号車に車椅子スペースが設けられました。案内表示器は全て17インチのワイドLCDディスプレイが各乗降扉上部に2台設置されました。制御装置は2レベル方式のIGBT-VVVFインバーター制御に換装され、主電動機は120kWの永久磁石式同期電動機(PSPM)が採用されました。
 2018年(平成30年)に2000系導入に伴い、第48編成を皮切りに廃車が開始されました。

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