9000系(第17編成) 50S運用 各停
東急目黒線 多摩川 2018年9月24日撮影

9000系(第22編成) 46S運用 各停
東急目黒線 新丸子 2013年2月11日撮影
5次車

9000系(第5編成) 44S運用 各停
東急目黒線 多摩川 2018年9月24日撮影
B修繕工事車

1.概要
 1990年(平成2年)に南北線の部分開業用として、試作車4両編成×1本が製造されました。
 千代田線で各種試験をした後に1991年(平成3年)に南北線に搬入されました。
 編成は下記の通りです。
←赤羽岩淵方

 4両編成時
 9100(CT1)-9200(M1)-9300(M2)-9800(CT2)

 6両編成時
 9100(CT1)-9200(M1)-9300(M2)-9600(M1)-9700(M2)-9800(CT2)

 5次車
 9100(CT1)-9200(M1')-9400(T)-9600(M1)-9700(M2)-9800(CT2)

 CT:制御付随車、M:電動車、T:付随車

2.車体構造
 車体は20mアルミ製車体で、片側に両開き式扉が4カ所設けられています。
 車体幅は2,780mmとなっています。
 先頭部は向かって左側に貫通扉が設けられています。

3.車内設備
 座席は車端部以外はロングシートで、車端部はクロスシートや車椅子スペース、フリースペース、ロングシートが設けられてます。
 旅客案内表示器に各乗降扉上部にLEDの案内表示器が設けられています。

4.主な機器類
 主電動機の制御方式は、1次車がGTO-VVVFインバーター方式が採用されました。2次車以降はIGBT-VVVFインバーターとなっています。B修繕工事車はSiC-MOSFET-VVVFインバーター制御が採用されています。
 主電動機は、かご形三相誘導電動機(190kW)が採用されました。B修繕車は225kWになってます。
 駆動方式はWN平行カルダンが採用されました。
 台車は、ESミンデン式ボルスタレス台車(SS-122、SS-012)、モノリンク式ボルスタレス台車(SS-135B、SS-035B)、5次車はモノリンク式ボルスタ付き台車(FS777A)が採用されました。
 制動方式は回生ブレーキ併用ATC連動電気指令式空気ブレーキが採用されました。
 保安装置として新CS-ATC、ATC-P、ATOおよびTASCが搭載されています。

5.主な履歴
 1996年(平成8年)に四ッ谷〜駒込間開業よ6両編成化に対応した2次車が製造されました。6両化は1次車の中間車2両を既存の編成に組み込み、新たに製造した中間車4両(IGBT-VVVF)を組み込む方法で組成変更が行われています。
 1997年(平成9年)に溜池山王〜四ッ谷間開業用に3次車2本が製造されました。
 1999年(平成11年)に目黒〜溜池山王間開業用に4次車が製造されました。
 2000年(平成12年)9月の目黒線乗り入れ開始前に対応工事が行われています。
 2009年(平成21年)5次車が製造されました。9年ぶりの新造となるので、各種改良が行われています。
 2016年(平成28年)よりB修繕工事が行われました。

←戻る TOP 掲示板