6300系(6354F) 9012列車 特急
京都本線 南茨木 2007年8月15日撮影
 京トレイン改造前の姿

6300系(6354F) 130列車 快速特急
京都本線 梅田 2015年5月6日撮影
京トレイン

6300系(6352F) 9016列車 特急
京都本線 南茨木 2007年8月15日撮影

6300系(6354F) 130列車 快速特急
京都本線 梅田 2015年5月6日撮影
京トレイン

1.概要
 1975年(昭和50年)〜1978年(昭和53年)と1984年(昭和59年)に2800系に代わる特急車として登場しました。

2.車体構造
 車体は19mの鋼製車体で、片側に両開き扉が2扉設けられてます。前面は表示幕装置が採用され、標識灯・尾灯の正面窓下へ変更しイメージチェンジが図られてます。扉間の客室窓は2連窓が採用されてます。また、中間妻面の窓は設けられてません。運転室後部のHマーク、さらに屋根をアイボリーとしたツートンカラーとし、当時としては斬新なスタイルとなりました。

3.車内設備
 座席は圧縮空気による一斉操作可能な転換クロスシートが採用されました。

4.機器類
 制御装置は抵抗制御(ES767)が採用され、140kWの主電動機(TDK8580-A)を制御してます。ブレーキ装置は電気指令式が採用されました。ハンドルはワンハンドルマスコンが採用されてます。パンタグラフは下枠交差形が採用されてます。後に登場した6330形では制御装置は界磁チョッパ制御(ES773-E)が採用され、主電動機は同型ながら150kWに出力アップされてます。

5.主な履歴
 1976年(昭和51年)にブルーリボン賞を受賞してます。
 1984年(昭和59年)に界磁チョッパ制御の6330形8両編成1本が製造されました。
 1987年(昭和62年)には京都寄先頭車にカード式公衆電話が取り付けられています。
 1994年(平成6年)に運転席後方に縦長の側窓が設けられました。
 2008年(平成20年)に廃車が始まりました。
 2008年(平成20年)に嵐山線転属改造が行われ、4両編成×3本体制で運用開始されました。
 2011年(平成23年)に6354Fが6両編成に短縮の上、「京トレイン」としてデビューした。主に車内の内装が改造されました。外観は京都の風情をモチーフとした飾りが施され、内装は2両ずつコンセプトが異なります。1,2,5,6号車は転換クロスシートとなっています。3,4号車の座席は半個室になっています。
 2014年(平成26年)に嵐山線の車両の前照灯がLEDに変更されました。

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