1000系(1502F) 普通 1582列車
阪神本線 大物 2008年1月14日撮影

1000系(1210F) 普通
近鉄奈良線 鶴橋 2019年11月23日撮影

1000系(1203F) 快速急行
近鉄奈良線 鶴橋 2016年8月6日撮影

1.登場背景
 2006年(平成18年)に近鉄奈良線乗り入れ用車両として登場した急行系の通勤車両です。
 編成は下記のとおりです。
←大阪梅田                           神戸三宮→
 1201(Tc1)−1001(M1)−1101(M2)−1301(T)−1001(M3)−1201(Tc2)
 1601(Tc)−1501(Mc)

2.車体構造
 車体は18m級の軽量ステンレス車体で、扉は片側に3カ所両開き式扉が設けられてます。
 先頭の運転台部分は鋼製となってます。中央に貫通扉が設けられ、貫通扉の上部にヘッドライトが設けられています。下部左右にテールライト兼標識灯が設けられています。
 窓は扉間に2枚、端部は1枚となってます。
 外観は黄色に近いオレンジのシールを先頭部のヘッドライト部とテールライト下部に配し、側面は出入り口扉と扉上部に貼られ、阪神タイガースのユニホームを彷彿します。

3.車内設備
 座席はロングシートで、各車両に車いすスペースが設けられてます。床面はレールレベルから1,130mmとなり、ホームとの段差を縮小してます。
 案内表示器は3色LEDで千鳥配置となっています。

4.機器類
 制御装置は三菱電機製のIGBT-VVVFインバーター制御でSIVと一体型となり、純電気ブレーキを備えてます。
 主電動機は170kWの三相かご形誘導電動機(TDK-6147-A)が採用されました。
 ブレーキ方式は回生ブレーキ併用電気指令式電磁直通空気ブレーキ(MBS-A 直通予備ブレーキ付き)が採用されました。
 駆動方式はTD平行カルダン駆動が採用されました。
 台車はモノリンク式ボルスタレス台車のSS171M(電動車)、SS171T(附随車)が採用されてます。
 パンタグラフはシングルアームが採用されてます。
 連結器は一般的な柴田式密着連結器が採用され、増解結を可能にするため電気連結器が設けられてます。

5.主な履歴
 2006年(平成18年)10月上旬に尼崎車庫へ搬入されました。
 2007年(平成19年)10月5日から営業運転開始されました。
 2009年(平成21年)春に近鉄奈良線相互直通運転が行われました。

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