DD51形
DD51形(DD511135) 5772レ
千歳線 千歳 2007年8月31日撮影

DD51形(DD511135) 5772レ
千歳線 千歳 2007年8月31日撮影

1.概要
 1962年(昭和37年)〜1978年(昭和53年)にかけて649両が製造された貨客両用のディーゼル機関車です。
 これにより非電化区間の幹線系統を走るSLの置き換えが行われました。

2.車体構造
 車体前後に機器類を収納したボンネットを設け、運転席は車体の中心にあるためセミセンターキャブとなってます。

3.機器類
・0番台
 エンジンはV形12気筒で、1〜19号機までがDML61S(1,000PS/1,500rpm)、20〜53号機はDML61Z(1100PS)を各々2基搭載してましたが、後に1〜19号機も20号機以降のエンジンに載せ替えられました。液体変速機は小型軽量の充排油式(フォイト式コンバータ)DW2形を搭載してます。燃料タンクは1号機は3,000L、2〜4号機は4,400L、5〜53号機は4,500Lとなってます。台車は動台車がDT113B形、5号機以降の中間台車は枕バネを採用したTR101A形となりました。
・500番台
 エンジンは0番台と同じとなってます。重連対応で501〜592号機は半重連形と呼ばれ、釣り合い引き通し管を装備していません。548号機以降は中間台車にも基礎ブレーキを装備したTR106形となり、ブレーキ装置スペースを確保するため燃料タンクを4,000Lに縮小してます。587〜592号機は蒸気発生装置(SG)を搭載してません。593〜799号機、1001〜1193号機は釣り合い引き通し管を新設し、全重連形となってます。1010号機以降は扇風機が設置されたため、屋根上に突起が2つあります。
・800番台
 貨物列車を主体として製造されたためSGを搭載せずに登場した車両です。運転装備重量は約6t軽くなり、軸重が変化したことから中間台車の枕バネを変更し、滑走防止のためブレーキシリンダが縮小されたTR106Aとなってます。855号機以降は扇風機が設置され、運転席屋根上に突起が1つあります。1801号機以降はSG搭載準備工事が行われてます。

4.主な履歴
1966年(昭和41年)に500番台が登場しました。
1968年(昭和43年)に800番台が登場しました。

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