EF200形新塗装
EF200形新塗装(EF200901) 4093レ
東海道貨物線 浜川崎 2007年5月21日撮影

EF200形旧塗装
EF200形旧塗装(EF2003) 2090レ
東海道本線 山崎〜高槻 2007年3月18日撮影

1050レ EF20013+コキ24
山陽本線 須磨〜塩屋 2008年1月13日撮影

1.概要
 1990年(平成2年)にコンテナ列車などの高速貨物列車のさらなる長編成化と高速化を目指し、日立製作所で製作されたF形直流電気機関車です。

2.車体構造
 車体長は19,400Mm、車体幅は2,912mm、車体高は4,210mmとなっています。

3.主な機器類
 制御方式は日本の電気機関車としては初めてインバーター制御装置を採用し、1個の制御装置で三相かご形誘導電動機(FMT2形:1,000kW)を1個駆動する方式を採用してます。
 主電動機を個別制御させることにより、空転や滑走時に他の主電動機に影響を与えることなく、高い粘着性で定格出力6,000kW、定格引張力26,600kgfという前例のない高出力を発揮する事が出来ます。
 ブレーキは電気指令式セルフラップ空気ブレーキ(発電併用)方式としました。
 主電動機はバネ下重量軽減のためにFD3・FD4形ボルスタレス台車に装架され、リンク式可撓継手を介して駆動します。
 牽引力は車体と連結されたリンクより伝達されます。

4.主な履歴
 1992年(平成4年)に900番代試作機の試験結果を基に日立製作所で製作されました。基本的な性能、仕様の変更はありませんが、屋根上の寸法、台車(FDA3A、FDA4A)、運転室内の細部の変更及び、構造の簡素化、操作性、保守性の向上が図られてます。
 2006年(平成18年)より新塗装に変更されました。
 2011年(平成23年)に1号機が廃車になりました。
 2016年(平成28年)に901号機が廃車され、登場時の塗装に塗り直した上、日立製作所水戸事業所に保管されています。
 2019年(平成31年)に全車両が引退しました。

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