EF67形(100番代)
EF67形100番代(EF67104)
山陽本線 天神川 2004年12月30日撮影
・0番代
 1982年(昭和57年)に山陽本線瀬野〜八本松間の列車後部補機用にEF60形4次車を改造して登場しました。
 それまでのEF61形200番代では重連での使用が問題があり、1000tを越える列車には使用できませんでしたが、EF67形は単機で押し上げることが可能になりました。
 主回路制御には電気機関車では我が国で初めて電機子チョッパ制御が取り入れられ、連続的電圧電流制御によりトルク変動を少なくしたことで粘着性能が向上し空転を押さえることが出来ました。
 主電動機の接続は永久並列接続で単機回送の下り勾配では中間台車の2台が回生ブレーキ用として機能します。
 単機使用が原則のため重連総括制御は搭載してません。上り側カートデッキはEF61形200番代に準じてますが、下り側は非貫通のままです。
・100番代
 1990年(平成2年)EF65形一般型6次車を種車としてEF61形200番代の置き換え用として登場しました。
 上り側は空気管付き密着連結器から波形自動連結器に変更され、連結器緩衝器には大形シリコン緩衝器が採用されました。そのため、連結面間が375mm延びました。
 2003年(平成15年)に更新工事を受け、パンタグラフがシングルアームに変更され、テールランプが角形になりました。
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