303系
303系(K01編成) 458C 普通
筑肥線 九大学研都市 2012年7月21日撮影

303系(K01編成) 458C 普通
筑肥線 九大学研都市 2012年7月21日撮影

1.概要
 1999年(平成11年)に登場した福岡市営地下鉄空港線乗り入れ用の通勤形電車です。
 ATO(自動列車運転装置)を搭載したことにより、地下鉄線内でのATO運転が可能になりました。
 形式はクハ303形、クハ302形、モハ303形、モハ302形が用意されました。
 編成は下記の通りです。
←西唐津
クハ303形−モハ303形100番台−モハ302形−モハ303形−モハ302形100番台−クハ302形

2.車体構造
 車体は軽量ステンレス構造で、片側に両開き式乗降扉が4カ所設けられています。
 先頭部は普通鋼製となっており、貫通扉は左側にオフセットされ左右非対称の先頭部を構成しています。
 乗降扉と先頭部にコーポレートからの赤を配色しています。
 行き先表示器は前面、側面ともにLED式の物が採用されました。

3.車内設備
 座席は全てロングシートで車端部に車椅子スペースが設けられています。
 各乗降扉上部に案内表示器が設けられています。

4.主な機器
 制御装置はIGBT-VVVFインバーターが採用され、K01、K02編成は日立製作所、k03編成は東洋電機製となっています。
 主電動機は150kWのかご形三相誘導電動機が採用されました。
 駆動装置はTD継手式中実軸平行カルダン駆動方式が採用されました。
 制動方式は回生・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキが採用されました。発電ブレーキは運用本数が少ない筑前前原以西での運用を考慮して採用されました。
 台車は軽量ボルスタレス台車のDT405K(電動車)とTR405K(付随車)が採用されました。
 パンタグラフはモハ303形100番台とモハ302形100番台にシングルアームパンタグラフが2基づつ搭載されています。

5.主な履歴
2003年(平成15年)クハ303形に車椅子対応のトイレが設置されました。  

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