200形
200形(205+204) 普通 32列車 
上信線 佐野のわたし〜根古屋 2019年4月28日撮影

200形(205+204) 普通 29列車
>上信線 佐野のわたし〜根古屋 2019年4月28日撮影

1.概要
 国鉄の新前橋乗り入れ構想や、輸送力増強のため自社発注で同社初の全鋼製の高性能車両として製造された車両です。
 デハ200形とクハ300形が用意され、2〜3両編成で組成され運用されています。

2.車体構造
 車体は、20m級の鋼製車体で片側に両開き式扉が3か所設けられています。
 前面は貫通扉(クハ300形1次車除く)が設けられ、中央上部に2灯のシールドビームヘッドライトが設けられています。上部左右には行先・種別方向幕が設けられています。
 側窓は1次車が1段上昇式、2次車が2段上昇式となっています。
 デハ200形の一部は、後に東武3000系の運転台を移植して両運転台車両に改造されました。

3.車内設備
 座席はロングシートとなってます。1次車では乗務員室直後には座席が設けられませんでしたが、2次車は座席が設けられています。

4.機器類
 制御装置は、抵抗制御(直並列組合せ・弱め界磁制御)となっています。
 主電動機は、100kWの直流直巻き電動機となっています。
 制動方式は、自動空気ブレーキ(AMAR)となっています。
 駆動方式は中空軸平行カルダン駆動方式となっています。
 台車は、揺れ枕吊り式コイルバネで1次車がKD207・KD207A、2次車がFS342・FS342Tとなっています。

5.主な履歴
 1964年(昭和39年)に1次車が登場しました。
 1969年(昭和44年)に2次車が登場しました。
 1990年(平成2年)にデハ204,205に東武鉄道3000系の全面部を取り付けて両運化し塗色もデハ250形同様のものになりました。
 1996年(平成8年)にワンマン運転対応の改造が行われました。
 1997年(平成9年)にクハ303に床置き式の冷房装置が設けられました。
 2004年(平成16年)より廃車が始まりました。
 2020年(令和2年)に営業運転が終了した。

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