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6000系(6774) 準特急 3945列車
京王線 明大前 2006年8月20日撮影 |
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6000系(6788) 各停 5817A列車
京王線 明大前 2006年8月20日撮影 |
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6000系(6722) 各停 6363列車
動物園線 高幡不動 2007年6月24日撮影 5扉車 |
6000系(6714F) 快速
京王線 下高井戸 2009年5月24日撮影 |
1.概要
1972(昭和47)年に登場した当社初の20m両開き4扉車で、その後の京王電鉄の通勤電車の標準型となり1991年(平成3年)までに304両が製造されました。 特急から普通列車までの各種の運用に対応できるように、2両、3両、4両、5両、8両の編成が作られました。 2.車体構造 車体は20mの鋼製車体で、片側に両開き式乗降扉が4カ所(後に5扉の車両も登場)設けられています。 外観は5000系と比べ直線的なデザインとなり、車体前面の窓の大きさが左右で異なるのが特徴です。また都営地下鉄新宿線乗入れに備えて不燃化対策が施されています。車体幅は地下鉄の狭いトンネル断面に合わせ、5000系と比べ約20mm狭くなりましたが、室内幅は5000系と同じ2600mmとし、側窓も1枚下降式となりました。また、全車両に貫通路扉が設けられました。 3.車内設備 座席はロングシートです。 4.機器類 制御装置は1972年製の1次車が5000系と同じ発電ブレーキ付き直並列抵抗制御なのに対し、1973年(昭和48年)以降の車両は回生ブレーキ付き界磁チョッパ制御となり、消費電力が大幅に低減されました。また制動方式は全電気指令式電磁直通空気ブレーキとなり、運転操作も力行、ブレーキ共用のT型ワンハンドルマスコンで行われるようになりました。 5.主な履歴 1972年(昭和47年)から製造開始されました。 1973年(昭和48年)に製造された車両から制御装置が界磁チョッパ制御になりました。 1978年(昭和53年)から都営地下鉄新宿線乗り入れを想定して8M2Tの8両編成が製造されました。 1979年(昭和54年)から都営地下鉄新宿線乗り入れに対応するため、既存の編成を地下鉄乗り入れに対応させるため改造が行われました。その際に30番台に改番されています。 1980年(昭和55年)より都営新宿線乗り入れが行われました。 1981年(昭和56年)より浅ラッシュ対策で一部の列車を10両編成にするため、2両編成の増結編成が登場しました。 1991年(平成3年)には、5扉車(5両編成4本)も導入されました。 1998年(平成10年)から廃車が始まって、徐々に在籍数を減らしてます。 2000年(平成12年)に5扉車の一部が4扉改造を受けています。 2002年(平成14年)に全編成の帯色が変更されました。 2004年(平成16年)に3両が事業用車に改造されました。 2009年(平成21年)には地下鉄直通運用から撤退しました。 2010年(平成22年)には8両固定編成が全廃されました。 2011年(平成23年)3月までに全車廃車されました。 |
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