300系(314F) 普通
小牧線 楽田 2012年8月15日撮影 |
300系(311F) 普通
小牧線 楽田 2012年8月15日撮影 |
1.概要
2002年(平成14年)に名古屋市営地下鉄の上飯田線直通用として登場した名鉄初のステンレス製通勤型電車です。 4両編成が用意され、編成は下記の通りとなります。 ←上飯田 犬山→ ク310(Tc1)−モ320(M2)−モ330(M1)−ク340(Tc2) 2.車体構造 車体はステンレス鋼でブロック工法が採用され、20m級の車体となっています。 片側に両開式扉が4か所設けられています。 先頭部分は普通鋼が採用され、万が一の事故の時でも修復が簡単にできるようになっています。左右非対称の貫通式が採用され、上側にヘッドライト、下側のスカート上部に標識灯が設けられました。ヘッドライトはHIDが、標識灯はLEDが採用されました。 外板帯はピンクとスカーレッドの帯が巻かれています。 前面及び側面の行先種別表示器は字幕式が採用されました。 3.車内設備 座席はセミクロスシートが採用されました。 扉間ごとに転換クロスシート、ロングシートを交互に配置しています。ただし、先頭車乗務員室後方は、扉間の長さが短いので6人掛けのロングシートとなっています。それ以外のロングシートは7人掛けとなっています。 車椅子スペースは先頭車乗務員室後方に設けられています。 案内表示器は、LED式の車内案内表示器が千鳥配置に設けられました。 4.主な機器類 制御装置は、IGBT-VVVF制御方式が採用されました。1台の制御機で主電動機を2台制御する制御装置が2群設けられています。 主電動機は、170kWの三相かご形誘導電動機が採用されました。 制動装置は、回生ブレーキ併用全電気指令式空気ブレーキが採用されました。また、純電気ブレーキが採用され、回生効率が向上しています。 駆動方式はWN継手式平行カルダン駆動が採用されました。 台車は、ボルスタレス台車が採用されました。電動車がSS-160、付随車がSS-060となっています。 パンタグラフは、シングルアーム式が採用されました。 5.主な履歴 2002年(平成14年)4月1日に1次車の営業運転が開始されました。 2003年(平成15年)3月27日に上飯田線への直通運転が開始されました。 |
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