5300系
5300系(5305F) 1296列車 普通
名古屋本線 神宮前 2008年3月16日撮影

5300系(5305F) 1296列車 普通
名古屋本線 神宮前 2008年3月16日撮影

1.概要
 1986年(昭和61年)、老朽化した旧高性能車5000系と5200系の主要機器を流用して5700系並みの車体を新造して製造された急行用車両です。
 形式はモ5400形、モ5450形、モ5350形、モ5300形が用意されました。

2.車体構造
 車体は18m鋼製車体で、片側に両開き式扉が2扉設けられてます。先頭形状は運転台窓は高く、それ以外の窓は下側に拡大され客席からの展望性が確保されてます。

3.室内設備
 座席はセミクロスシートとなり、クロスシートは転換クロスシートが採用されてます。車端部は乗務員側を除きロングシートが採用されました。戸袋部分は補助席が設けられ、混雑時はロックがかかり使用できなくなってます。

4.機器類
 制御装置は日本の私鉄では初めて回生制動付界磁添加励磁制御方式が採用され、主制御器はCB-16(三菱電機製)が採用されました。主電動機は出力75kw×4の全車電動車編成となってます。
 当初台車は、5000系からのアルストーム式FS307と5200系からのペデスタル式FS315とがありましたが、FS307台車使用の車両と一部のFS-315台車使用車両は順次新製のFS-550に取り替えられました。
 4両固定8本と2両固定5本があり、5700系とはパンタグラフの位置が異なる。

5.主な履歴
 1993年(平成5年)〜2002年(平成14年)まで台車変更とブレーキ増圧改造が行われました。
 2019年(平成31年)12月に全車廃車されました。

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