1000系(1002F) 空港急行
南海本線 天下茶屋 2022年9月17日撮影

1000系(1051F) 各停
南海本線 天下茶屋 2022年9月17日撮影撮影

1000系(1010F) 区間急行
南海本線 住吉大社 2008年8月16日撮影

1000系(1005F) 普通
南海本線 天下茶屋 2022年9月17日撮影

1.概要
 関西空港開港を見据えて製造された通勤型車両です。
 現存する形式と編成は下記の通りです。
 ←難波方
 モハ1001形(Mc1)-サハ1801形(T2)-モハ1301形(M2)-サハ1601形(T1)-モハ1101形(M1)-クハ1501形(Tc)
 モハ1001形(Mc1)-クハ1701形(Tc)
 モハ1051形(Mc1)-サハ1851形(T2)-モハ1151形(M1)-クハ1751形(Tc)

2.車体構造
 車体は軽量ステンレス車体でビートが設けられておりません。
 車体長は20m級で、車体幅は1次車が2744mmとなっていましたが、2次車からは空港線開業に伴う車両限界変更に伴い2850mmとなっています。
 車体下部は絞られていますが、1次車は絞りが浅いです。
 扉は片側に両開き式扉が4か所設けられています。
 先頭形状は、中央に貫通扉が設けられ、運転席、助手席窓下にヘッドライト、テールライトが一体化されています。運転席側窓上に行先表示器、助手席窓上に種別表示器が設けられています。

3.車内設備
 座席は基本的にロングシートとなっていますが、車端部はボックス式のクロスシートが設けられています。。

4.機器類
 制御方式は1〜5次車がGTO-VVVFインバーター制御、6次車がIGBT-VVVFインバーター制御となっています。
 主電動機は、180kWの三相かご形誘導電動機のMB-5046-A(1次車)、MB-5046-A2(2〜5次車)、MB-5091-A(6次車)となっています。
 駆動装置は、WNドライブとなっています。
 台車は、ボルスタレス台車で1次車がSS-127(電動車)、SS-027(附随車)、2〜5次車がSS-127A(電動車)、SS-027Aが、6次車がSS-159(電動車)、SS-059A(附随車)が用されました。
 ブレーキ装置は、回生ブレーキ併用電気指令式電磁直通ブレーキ(MBSA)が採用されました。高野線でも使用できるように抑速ブレーキが採用されました。

5.主な履歴
 1992年(平成4年)に1次車が登場しました。
 1994年(平成6年)〜2000年(平成12年)に2〜5次車が登場しました。
 2001年(平成13年)に6次車が登場しました。
 2016年(平成28年)にリニューアル工事が行われました。
 主な工事内容は下記のとおりです。
 ・前面、側面の行先種別表示器をフルカラーLEDに変更。
 ・車内案内表示器を4か国語対応のLCDに変更。

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