2000系(2001F) 普通 7020列車
南海本線 新今宮 2007年8月14日撮影

2000系(2003F) 6829列車 普通
南海本線 天下茶屋 2014年5月22日撮影

1.概要
 ズームカー21000系、22000系及び22000系の更新車の2200系置き換えのために製造された高野線山岳地区対応車両です。
 現存する形式と編成は下記の通りです。
 ←難波方
 モハ2001形(Mc1)-モハ2151形(Mc2)
 モハ2001形(Mc1)-モハ2051形(M2)-モハ2101形(M1)-モハ2151形(Mc2)

2.車体構造
 車体は軽量ステンレス車体でコルゲート板は無くビートラインが入れられている。
 車体長は17m級で、車体幅は2744mmとなっています。
 車体下部は浅めに絞られています。
 扉は片側に両開き式扉が2か所設けられています。
 先頭形状は、中央に貫通扉が設けられ、運転席、助手席窓下にヘッドライト、テールライトが一体化されています。運転席側窓上に行先表示器、助手席窓上に種別表示器が設けられています。

3.車内設備
 座席は基本的にロングシートとなっていますが、5次車以降の車端部はボックス式のクロスシートが設けられています。

4.機器類
 制御方式はGTO-VVVFインバーター制御となっています。
 主電動機は、100kWの三相かご形誘導電動機のTDK6310-Aとなっています。
 駆動装置は、TD平行カルダン駆動となっています。
 台車は、緩衝ゴム式ダイレクトマウント空気バネ台車(FS-541)が用されました。
 ブレーキ装置は、回生ブレーキ併用電気指令式電磁直通ブレーキが採用されました。高野線でも使用できるように抑速ブレーキが採用されました。

5.主な履歴
 1990年(平成2年)に1,2次車が登場しました。
 1992年(平成4年)に3次車が登場しました。
 1994年(平成6年)に4次車が登場しました。
 1995年(平成7年)に5次車が登場しました。
 1996年(平成8年)に6次車が登場しました。
 1997年(平成9年)に7次車が登場しました。
 2005年(平成17年)のダイヤ改正に伴い運用が激減し、一部の編成は1年以上休車を余儀なくされました。
 2007年(平成19年)に休車になっていた編成が南海本線の普通運用として復帰しました。

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