6000系(6007F) 4185列車 準急
高野線 新今宮 2007年8月14日撮影

6000系(6915F) 2733列車 各停
高野線 新今宮 2007年8月14日撮影

1.概要
 1962年(昭和37年)に登場した通勤電車です。
 モハ6001、サハ6601、クハ6901形の3形式で構成されてます。

2.車体構造
 車体は20mのオールステンレスで、片側に片開き式扉を4扉設けてます。窓配置や正面スタイルは1521系の流れを引継いでいます。扉が片開きであることも1521系と同じ。ただ窓は2段窓となっています。ステンレス車であるにもかかわらず正面半流型を主張したために東急車両を困らせたそうです。

3.車内設備
 座席はロングシートです。

4.機器類
 制御装置は抵抗制御が採用され、制御器には超多段(バーニア)制御器(日立製作所)が採用されてます。主電動機は145kWのMB-3072-B(三菱電機製)が採用されてます。駆動装置はWN平行カルダンが採用され、台車はパイオニアV型台車が採用されてます。ブレーキ方式は発電ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ(HSC-D)が採用されてます。

5.主な履歴
 1964年(昭和39年)に登場した編成はMc-T-McからMc-Mc-Tcとなりました。
 1966年(昭和41年)に登場した車両から将来の昇圧工事(600V→1500V)に備えて複電圧車となってます。
 1972年(昭和47年)から初期に製造された車両も複電圧かが行われ、1973年(昭和48年)10月に1500V化が実施されてます。
 1985年(昭和60年)から冷房化と併せて車体更新工事を実施。同時にパイオニア台車をS形ミンデンにはき替えています。

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