3100
3100形 小田原線 相武台前〜座間
 今やロマンスカーの最大の特徴となった全面展望室はこの3100形から採用された。
 3100形は、3000形より性能や車内設備をさらに向上させた車両で、昭和38年と41,42年に日本車輌と川崎車輌で7編成製造された。運転台を2階に上げ、1階を展望室にしたことを始め、座席やカーテンの配色を3タイプに分けた車内、面照明を採用した天井、そして床下搭載のヒートポンプによる冷暖房(昭和41,42年製は除く)、ミンデンドイツ式空気バネ台車、ロータリー式コンプレッサーの採用など、ソフト面・ハード面とも非常に完成度の高い車両といえる。
 昭和38年製4編成と41,42年製の3編成では、空調装置、コンプレッサー、展望室細部、売店付近などに変化が見られる。
 昭和52〜53年に屋根上に冷房装置(CU−193)が増設された。また、この時期から数年間にわたり車内内装の一部変更が行われた。
 昭和58〜61年に制御装置、コンプレッサーなど床下機器の変更が行われた。また、昭和59年からは車体関係の更新が日本車輌で行われた。
 3100形はNSEと呼ばれ、昭和39年にはブルーリボン賞を受賞している。

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