9108F
4000系 回送 
池袋線 中村橋 2013年5月4日撮影

4000系 回送
池袋線 中村橋 2013年5月4日撮影

1.概要
 1988年(昭和63年)に秩父鉄道乗り入れを視野にれた優等列車用車両として登場しました。
 編成は4両編成で下記のように組成されています。
 飯能← →池袋
 クハ4001(Tc1)−モハ4101(M1)−モハ4101(M2)−クハ4001(Tc2)

2.車体構造
 車体は梁や腐食しやすい部分はステンレス鋼で、屋根や腰板は耐候性鋼板が用いられています。
 車両長は20mで片側に両開き扉が2カ所設けられています。
 戸袋以外の窓は2連窓が作用され、1枚の下降窓が採用されています。
 外板塗装は白をベースに青・赤・緑のストライプを巻いています。

3.車内設備
 座席はセミクロスシートで戸袋部はロングシートでそれ以外は固定式クロスシートが採用されました。
 トイレはTc1に設けられています。

4.機器類
 足回りのほとんどが101系より流用した物で構成されています。
 制御装置は電動カム軸式抵抗制御で直並列組み合わせ制御及び弱界磁制御を行います。
 主電動機は、150kWの自己通風形補極付直流直巻電動機が採用されました。
 制動装置は電空併用応荷重装置付き電磁直通ブレーキ(HSC-D)が採用され、抑速ブレーキと発電ブレーキを備えています。
 駆動方式は中空軸平行カルダン方式が採用されました。
 台車はペデスタル方式空気バネ台車が採用され、電動車がFS372、付随車がFS072となっています。

5.主な履歴
 1992年(平成4年)に2次車が製造されました。細部に変更点が見られます。
 2001年(平成13年)に転落防止幌が設けられました。
 2002年(平成14年)にワンマンか改造が行われました。
 2004年(平成16年)より、パンタグラフがシングルアーム式に変更されました。
 2013年(平成25年)より一部の編成で屋根上の通風機撤去が行われました。
 2016年(平成28年)に4009編成が「西武 旅するレストラン 52席の至福」に改造されました。
 車内をレストランにした車両で、名称通り52席の座席が用意されています。形式称号も52型に改められました。

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