40000系(40101F) S-TRAIN 73M
東急東横線 自由が丘 2017年4月29日撮影 |
40000系(40151F) 急行 2156列車
池袋線 中村橋 2021年2月21日撮影 |
40000系(40151F) 急行 2147列車
西武池袋線 中村橋 2021年2月21日撮影 |
1.概要
2017年(平成29年)に登場した有料座席指定列車「S-TRAIN」用と一般車の要素を兼ね備えた車両です。また、老朽化した9000系の置き換えも考慮されています。 0番台と50番台が用意され、0番台はデュアルシートで50番台はロングシート車となっています。 2.車体構造 車体は、アルミ車体の無塗装になっております。地下鉄乗り入れ用なので正面に非常用扉が設けられています。先頭部分もアルミでできており、リサイクル性が向上しています。 車体長は、20mで片側に両開き式扉が4箇所設けられています。 10号車先頭寄りの測窓は下方向に拡大されました。 帯色はブルーとグリーンの西武グループのコーポレーションカラーをグラーデーション配置しています。 3.車内設備 ・0番台 座席は、ロング・クロスシート両方が使用できるデュアルシートが採用されました。 扉間に3組のデュアルシートが設けられ、1台当たり18組となっています。肘掛けのほか背面にドリンクホルダーとフックが設けられています。また、2席に1個の割合で100Vのサービスコンセントが設けられています。 ただし、車端部は3人掛けのロングシートとなっています。 車椅子・ベビーカースペースは、1,2,4,9号車に設けられました。2,9号車には非常用の椅子すが収納されているため測窓が設けられておりません。 1次車(01F、02F)にデジタルサイネージ用の17インチディスプレイがレールと垂直方向に2画面1セットで並べられ、1両あたり12〜16画面設置されています。 トイレは4号車に設置され、清水空圧式の様式便所が設置され、暖房便座も備えられています。また、車いすにも対応する構造となっています。さらに、ベビーシートが設けられ、おむつ交換も可能となっています。 ・50番台 座席は固定式のロングシートが採用されました。 車椅子・ベビーカースペースは全車両車站部に1か所設けられています。 ・共通 10号車の客室先頭部には「パートナーゾーン」が設けられ、車椅子・ベビーカー利用者のほか、大きな荷物を持つ方への配慮がされています。中央に軽く腰掛けられる中腰椅子が設けられています。この部分の測窓は特大窓が採用されています。 車内案内表示器は乗降扉上部に17インチワイドディスプレイを2台1セットで設置されています。 各社にWi-Fiアクセスポイントが設置されています。 4.機器類 制御装置は、IGBT-VVVF2レベルインバーターで、1M1C方式(モーター1個を1個の制御装置でコントロールすること)が採用されました。4組のインバーター回路を1台の冷却装置で冷却する4in1インバーターユニットが採用されました。 主電動機は、190kWの永久磁石同期電動機が採用されました。 制動装置は、回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキが採用され、全電気ブレーキに対応しています。 駆動装置は、WN駆動方式が採用されました。 台車は、モノリンク式台車で電動車がSS185M、付随車がSS185Tとなっています。 パンタグラフは、シングルアームを採用しています。 5.主な履歴 2017年(平成29年)に2次車(0番台)が登場しました。 車内の中吊り広告が紙の広告になりました。 2019年(平成31年)に3次車(50番台)が登場しました。 LED前照灯が片側2灯式から10灯式に変更、デジタル無線対応(誘導無線非設置)等が行われました。 2020年(令和2年)に4次車(50番台)が登場しました。 室内の鴨居部に防犯カメラが千鳥配置されました。 2021年(令和3年)に5次車(50番台)が登場しました。 |
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