キハ2500形 2511
キハ2500形(2511) 島原鉄道 諫早
 1994年(平成6年)に旧式の気動車を置き換えるため製造された軽快気動車です。
 車体長は18mで片側に片開き式の出入り口があります。
 先頭部は貫通扉を有し、両側に運転台があるため単行運転が可能です。
 エンジンは小型・高出力・低燃費を兼ね備えた新潟鉄工所(現新潟トランシス)製の直接噴射式のDMF13HZ(330PS/2000rpm)が採用されました。
動力伝達装置は3要素1段2相形のTACN-22-1610形で、制御方式にCCS(コンバータ・コントロール・システム)装置が採用されました。
 台車はボルスタレス台車が採用され、車軸軸受けに密封式円すいコロ軸受けが採用されました。
 ブレーキ装置は三圧式制御弁のDE1A形自動空気ブレーキが常用ブレーキで採用され、その他に電機指令式保安ブレーキと抑速ブレーキが設けられました。
 冷房装置は屋根上に2基搭載したパッケージユニットと、床下に取り付けたコンプレッサーを使う駆動機関直結方式のAU26J(31,000kcal)が採用されました。
 暖房装置には温水温風ヒータ方式のWH-55R-1(42,400kcal)が採用されました。
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