800形(810F) 67列車
新京成電鉄 習志野 2008年1月27日撮影

800形(810F) 73列車
新京成電鉄 松戸〜上本郷 2007年9月29日撮影

1.概要
 1971年(昭和46年)に登場した通勤形電車です。
 形式はモハ800形(Mc)、サハ850形(T)、クハ850形(Tc)が用意されました。

2.車体構造
 車体は18m鋼製車体で片側に片開き式扉が3扉設けられました。前面は貫通扉が設けられてました。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されました。

4.機器類
 制御装置は抵抗制御方式で制御器はABFM-124形(三菱電機)が採用され、直並列、弱め界磁制御を行います。主電動機は出力120kWのMB-3183A(三菱電機)が採用されました。
 ブレーキ方式は当時は自動空気ブレーキが採用されましたが、後に発電ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ(HSC-D形)に変更されました。
 台車はペデスタル(軸バネ)方式軸箱支持と外吊り方式枕バネ(コイルバネ)で構成されたFS-329形(住友金属製)が採用されました。

5.主な履歴
 1985年(昭和60年)〜1989年(平成元年)までに冷房化改造、貫通扉廃止、乗務員室機器配置変更、中間運転台廃止、ブレーキのHSC-D化等の更新工事が行われました。
 1988年(昭和63年)に一部編成の8両編成化が行われました。
 1991年(平成3年)に北総開発鉄道(現北総鉄道)に806Fが譲渡され、1992年(平成4年)に新京成へ返却されました。
 1995年(平成7年)に最高速度を従来の75km/hから85km/hに引き上げるため、編成単位の出力増強が行われました。
 2010年(平成22年)7月25日で運転終了しました。

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