8502F
8000系(8502編成) 83列車
新京成電鉄 松戸〜上本郷 2008年10月19日撮影
1代目復刻塗装編成

8508F
8000系(8508編成) 943列車
新京成電鉄 薬師台〜前原 2007年6月16日撮影
3代目塗装

8508F
8000系(8512編成) 341列車
新京成電鉄 薬師台〜前原 2020年4月21日撮影
2代目復刻塗装編成

8000形(8514編成) 345列車
新京成電鉄 松戸〜上本郷 2008年10月19日撮影

8000形(8518編成) 704運用 80列車
新京成電鉄 高根公団 2020年1月13日撮影
4代目塗装

1.概要
 1978年(昭和53年)に登場した通勤形車両です。

2.車体構造
 車体は18m鋼製車体で片側に両開き式扉が3扉設けられてます。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されました。

4.機器類
 8502編成と8504編成は抵抗制御で、主電動機は110kWの直流直巻電動機が採用されました。ブレーキ装置は発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキ(HSC-D)が採用されました。パンタグラフは菱形パンタグラフが1ユニットにつき1基搭載されました。
 その他の編成は界磁チョッパ制御で、主電動機は110kWの直流複巻電動機が採用されてます。ブレーキ方式は回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキ(HSC-R)が採用されました。パンタグラフは下枠交差形が採用され、離線対策として1ユニットにつき2基搭載されました。
 台車は住友金属製の金属バネ台車が採用され、電動車はFS329S2、付随車はFS329S2が採用されました。
 冷房装置は8,500kcal/hの分散型冷房装置が各車4台屋根上に搭載されてます。

5.主な履歴
 1979年(昭和54年)に製造された2次車以降はベージュ地に前面窓下が茶色、側面には茶色の帯が巻かれた2代目塗装となりました。
 1981年(昭和56年)に登場した8506編成から制御装置を界磁チョッパ制御に変更しました。
 1990年(平成2年)から側面方向幕が設けられました。
 2001年(平成13年)に8502編成が登場時の旧塗装に変更されました。
 2002年(平成14年)頃より先頭車前面下部にスカート(排障器)が取り付けられました。
 2006年(平成18年)から京成千葉線乗り入れ工事として、誘導無線(IR)のアンテナ、急行灯、LED運行表示器の取り付け工事が行われました。8502編成を除き、外板塗装がN800形に準じた塗装に変更され3代目の塗装になりました。
 2008年(平成20年)に8510編成の制御装置が素子保護機能付きIPM-IGBT-VVVFインバーターに取り替えられました。
 2009年(平成21年)より自動放送が設置されました。
 2011年(平成23年)に8504編成が8000形として最初に廃車されました。
 2012年(平成24年)1月に8502編成のリバイバル編成が運航終了となりました。
 2013年(平成25年)に8516編成が廃車され、新京成電鉄のすべての編成がVVVFインバーター制御車となりました。
 2014年(平成26年)よりインバーター改造編成についても廃車が開始されました。
 2017年(平成29年)4月に8518編成のみコーポレートカラーを用いた4代目の塗装に変更されました。
 2017年(平成29年)6月に8512編成が2代目のリバイバル編成に仕立て上げられました。
 2021年(令和3年)11月1日に8512編成が運用終了し、本系列は全車廃車となりました.

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