3000系(3006) 
本線 播磨 2015年12月6日撮影

3000系(3016編成) 普通
本線 播磨 2015年12月6日撮影

1.概要
 神戸高速鉄道乗り入れに備えて登場した車両です。
編成は下記のとおりです。
←神戸三宮             山陽姫路→
 クモハ3000(M'c)−モハ3000(M)−クハ3600(Tc)
 クモハ3000(M'c)−モハ3000(M)−サハ3500(T)−クハ3600(Tc)

2.車体構造
 車体は19m級のアルミ車体及び鋼製車体で、片側に両開き扉が3か所設けられています。
 先頭部中央に貫通扉が設けられ、貫通扉の上部にヘッドライトが設けられています。貫通扉窓下に行先表示器と種別表示器が設けられています。
 先頭部左右の窓は、パノラミックウィンドウが採用され、上部左右にテールライト兼標識灯が設けられています。

3.車内設備
 座席は、ロングシートとなっています。

4.機器類
 制御装置は、抵抗制御(KMC-201)となっています。
 主電動機は、125kWの直流直巻き電動機(MB-3020S)となっています。
 制動方式は、発電ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ(HSC-D)となっています。
 駆動方式はWN駆動方式となっています。
 台車は1次車が軸梁式金属バネ台車OK-25B(電動車)、OK-21D(制御車)が採用されましたが、後年にKW-1A(電動車)、KW-2A(制御車)取り替えられました

5.主な履歴
 1964年(昭和39年)に1次車がアルミ車として製造されました。
 1965年(昭和40年)にローレル賞を受賞しました。
 1967年(昭和42年)に2次車が鋼製車(一部アルミ車)として製造されました。
 1968年(昭和43年)に3次車が鋼製車として製造されました。
 1969年(昭和44年)に2000系の鋼製車から9両編入されサハ3550形になりました。
 1977年(昭和52年)に冷房改造が始まりました。
 1986年(昭和61年)に塗装変更が始まり、クリームとブルーから白地に赤と黒の帯に変更されました。
 1994年(平成6年)に網干線用のワンマン対応工事が行われました。
 1998年(平成6年)に2300系の鋼製車から6両編入されサハ3560形になりました。
 2003年(平成15年)にサハ3550形が全廃されました。
 2004年(平成16年)にサハ3560形が全廃されました。
 2005年(平成17年)にリフレッシュ工事が行われました。主に車端部側窓の大型1枚ガラス化、乗降口間側面窓の一体ユニットサッシ化、車椅子スペース新設、転落防止幌新設が行われました。

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