山陽電鉄　3200系

3200系(3200編成)　普通
網干線　播磨　2015年12月6日撮影

１．概要
　2000系の主電動機、駆動装置等を流用して製造された車両です。先頭車は3000系のクハ3600形となっています。既存の3000系から改造された車両も存在します。
編成は下記のとおりです。
←神戸三宮　　　　　　　　　　　　　山陽姫路→
　クモハ3200(M'c)－モハ3200(M)－クハ3600(Tc)

２．車体構造
　車体は19m級の鋼製車体で、片側に両開き扉が3か所設けられています。
　先頭部中央に貫通扉が設けられ、貫通扉の上部にヘッドライトが設けられています。貫通扉窓下に行先表示器と種別表示器が設けられています。
　先頭部左右の窓は、パノラミックウィンドウが採用され、上部左右にテールライト兼標識灯が設けられています。

３．車内設備
　座席は、ロングシートとなっています。

４．機器類
　制御装置は、抵抗制御(KMC-201)となっています。
　主電動機は、110kWの直流直巻き電動機(MB-3037)となっています。
　制動方式は、発電ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ(HSC-D)となっています。
　駆動方式はWN駆動方式となっています。
　台車はKW-1B(電動車)となりました。

５．主な履歴
　1969年(昭和44年)に2000系の主電動機、駆動装置等を流用して製造されました。
　1988年(昭和63年)に既存の3000系4両を改造して編入されました。
　2017年(平成29年)に3210編成が3000系の主電動機、駆動装置に再度換装され、3000系3010編成として復帰しました。
　2018年(平成30年)に全車廃車されました。

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