5000系(5022編成) 
本線 久寿川 2009年4月5日撮影

5030系(5630編成) 直通特急
本線 山陽塩屋 2021年10月16日撮影

1.概要
 山陽姫路〜阪神梅田間の直通特急用に登場した山陽電鉄初のVVVFインバーター車です。
編成は下記のとおりです。
←神戸三宮                                   山陽姫路→
 クハ5630(Tc1)−モハ5230(M1)−モハ5230(M2)−サハ5530(T)−モハ5250(M3)−クハ5630(Tc)

2.車体構造
 車体は19m級のアルミ車体で、片側に両開き扉が3か所設けられています。
 先頭部中央に貫通扉が設けられ、貫通扉の上部にヘッドライトが設けられています。下部左右にテールライト兼標識灯が設けられています。
 先頭部左右の窓は、パノラミックウィンドウが採用され、上部左右に行先表示器と種別表示器が設けられています。

3.車内設備
 座席は、セミクロスシートとなっています。

4.機器類
 制御装置は、IGBT-VVVF(KMC-301)となっています。
 主電動機は、125kWの直流直巻き電動機(CDA964)となっています。
 制動方式は、回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ(HRDA-1)となっています。
 駆動方式はWN駆動方式となっています。
 台車は、軸梁式ダイレクトマウント空気バネ台車のKW-93A(電動車)・KW-94A(制御車)なっています。

5.主な履歴
 1997年(平成9年)に1次車6両編成×2本が登場しました。
 2000年(平成9年)に2次車として中間車が製造され、5000系の中間に組み込まれました。
 2013年(平成25年)に荒井駅付近の踏切でトラックでと衝突し脱線した。神戸方2両が激しい損傷を受け製造元の川崎重工業に入場し修繕後2014年(平成26年)に復帰した。

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