31611F+31411F
30000系(31611F+31411F) 急行
東上線 鶴瀬 2013年6月15日撮影

30000系(31611F+31411F) 急行
東上線 鶴瀬 2013年6月15日撮影

31609F+31409F
30000系(31609F+31409F) 急行
田園都市線 二子新地 2018年12月30日撮影

1.概要
 1996年(平成8年)、東京メトロ半蔵門線乗り入れ用として登場した車両です。

2.車体構造
 車体は軽量オールステンレス鋼が採用されました。
 乗降口は片側に両開き式扉が4カ所設けられています。
 前面はFRPで整形され、中央に貫通扉が設けられ、運転席と助手席の窓は下部が中央に向けて下がっているのが特徴です。
 行き先、種別、運番表示器はLEDが採用されました。
 ヘッドライトは東武で初めてHID灯が採用されました。
 上部左右の窓枠内に急行灯が設けられました。但し、31611F、31411F以降は廃止されてます。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されました。
 車椅子スペースは6両編成の2・5両目、4両編成の2・3両目に設けられてます。
 対話式非常通報装置は各車2カ所に設けられてます。
 車内ドア上部に千鳥配置でLEDの案内表示器が設けられてます。
 主幹制御器には東武では初めてT型ワンハンドルマスコンを採用しております。

4.機器類
 制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御が採用され、1個の制御装置で190kWの三相かご形誘導電動機を4個制御する1C4M制御となっております。
 製造装置は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキで純電気ブレーキが使用可能となっている。
 駆動方式はTD継手中空軸平行カルダン方式が採用されました。
 台車はモノリンク式ボルスタレス台車で、電動車がSS138、付随車がSS038となっています。

5.主な履歴
 2001年(平成13年)製造の31610Fのコンプレッサーを試験的に交流レシプロ式からスクリュー式へ変更されました。移行の車両はこの変更が踏襲されました。
 2001年(平成13年)より全電気ブレーキが採用されました。
 2002年(平成14年)度製造の31611F、31411F以降の車両から先頭の急行灯が省略されました。
 2003年(平成15年)3月より半蔵門線へ相互直通運転が開始されました。
 2005年(平成17年)より50050系が製造され、順次地下鉄乗り入れ関係の機器を譲り、地上運用へシフトしていきました。
 2011年(平成23年)より順次東上線へ転属し、10両固定編成化されました。
 2020年(令和2年)6月現在、31609F、31409Fのみ伊勢崎線で運用されてます。

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