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3000系(3005F) 201121列車 各停
目黒線 新丸子 2008年3月23日撮影 |
3000系(3007F) 208121列車
東横線 新丸子 2008年1月2日撮影 |
1.概要
1999年(平成11年)に目黒線に登場した東京メトロ南北線、都営三田線、埼玉高速鉄道乗り入れ用の通勤車両です。 形式はクハ3000形(Tc2)、クハ3100形(Tc1)、デハ3200形(M1)、デハ3250形(M2)、デハ3400形(M)、サハ3500形(T)があります。 2.車体 車体は20m級の軽量ステンレス車両で、片側に両開き式扉が4扉設けられてます。外板のビートが無くなりすっきりした車体となり、全面ダブルフィニッシュ(つや消し)仕上げとなってます。先頭部分はFRPが採用され、フロントガラスとともに曲線が描かれてます。全面と側面帯は東急のコーポレートカラーの赤が採用されたほか、路線認識のため赤帯の下に白と青のラインが入ってます。 3.車内設備 座席は従来より座席幅を広げたバケットタイプのロングシートで、サービス面では空調装置の性能向上、車内案内表示器の設備、網棚の低位置化などの改善が図られています。車椅子スペースは編成中に2箇所あり、車椅子スペースの側面にはヒーターが設けられ、車椅子での利用にも配慮されています。 4.機器類 制御装置は3レベルのIGBT-VVVFインバーター制御(車両番号末尾が奇数:日立製作所、偶数:東芝)が採用され、1C2Mの機器構成となってます。デハ3200形に4群、デハ3400形に2群が設けられてます。トルク制御にはベクトル制御が採用され、精度の高い粘着性脳が確保されてます。 主電動機は三相かご形誘導電動機のTKM-98・99形(定格出力190kW/回転数1,825rpm)が採用されました。駆動装置はTD継手を使用した中実軸平行カルダン方式が採用されてます。 ブレーキ装置はHRDA方式で、回生ブレーキ併用デジタル指令-アナログ変換式の全電気指令式で、遅れ込め制御を併用してます。常用ブレーキ段は手動運転中は7段で、自動運転(ATO)中は15段の多段制御となります。 パンタグラフが、シングルアーム式が採用されています。 台車は、軸梁式軸箱支持方式のボルスタレス台車が採用されてます。 5.編成 ←渋谷 ・登場時の8両編成 3000(Tc2)−3250(M2)−3200(M1)−3500(T)−3500(T)−3250(M2)−3200(M1)−3100(Tc1) ・現在の6両編成 3000(Tc2)−3250(M2)−3200(M1)−3500(T)−3400(M)−3100(Tc1) 6.諸元表
7.主な履歴 1999年(平成11年)10月から2次車が6連で登場し、1次車も6連に組み替えられました。 2000年(平成12年)8月6日より目黒線内のみ6両編成での営業運転が開始されました。 2000年(平成12年)9月26日より東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線との相互直通運転が開始されました。 2001年(平成13年)3月に検査予備を考慮した3013Fが増備されました。 |
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