3460
3450形(3460) 池上線 蒲田

 1931年(昭和6年)〜1936年(昭和11年)にかけて当時の目蒲電鉄と東横電鉄がモハ510形として製造した車両。戦前の関東型郊外電車の中では最も洗練されたスタイルで、名車としての評価も高い。
 メーカーは日本車輌と川崎車輌の2種で、前者は前面が折妻となっていた。
 製造時の600V時代から将来を予測してモーターと電動空気圧縮機は1500V耐圧のものを使用していた。また、モーターの軸受けにはベアリングを採用し、当時としては最先端の技術を誇った。
 昭和39年から室内更新工事が、東横車輌(株)によって施工され、窓は100mm高く切り上げアルミサッシュ化、室内はデコラ張り、床はロンリュウムに、シートも改修された。両運のまま残ったのは3450、3498、3499の3両である。なお3472のみは、ダンプカーとの接触により、車体を標準車体に乗せ換えたのでノーシルノーへったーにシールドビーム付きであるった。
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