5055
5000系(5055) 田園都市線

 1954年(昭和29年)にライトグリーンでスマートな車体の5000系が登場しました。
 高速回転モーターとカルダン駆動により静かな走行音が評価をよび、明るい室内とともに東横線のイメージアップを果たした役割と、その後の車輌技術発達に貢献した車両でした。
 正面は2枚窓の流線型で、断面は卵形に近い張殻構造として超軽量な車体が実現しました。また、台車も溶接構造の新設計TS−301で、M車で自重28.5tと言う鋼製車の記録は特筆に値するものでした。
 デビュー当時は、Mc−T−Mcの3連で中間車はサハ5050形(後に5350形に改番)、さらに編成両数の増加とともにデハ5100形とクハ5150形が作られました。 
←戻る