’99年 観劇感想

99年に見にいったお芝居&ミュージカルの感想

LITTLE WING〜手付かずの空 (10/14・16)

TARAKOさんが「純愛」をテーマにかきおろしたお芝居。
(C-ランド:シアターVアカサカ ’99.10.14〜17)

三上圭太=ラッキー: 池田真一    田代ゆき: 平井奈津子
木村コースケ: 松藤将弘   田代和彦: 松山康志郎
佐藤美也: 田中さゆり    中井順子: 華岡陽子
坂口ともみ: 篠原のり子    田代夏美: 相場奏子
安田令子: 鶴ひろみ    安田たけし: 矢尾一樹
ヴィヴィ: 内山奈緒美    フー: 浜幸一朗
ノンノン:(A)鈴木亜希子  (B)青木静香
チャウ: TARAKO    J・ポール: 関口喜一郎
花田メイコ:山口美砂・雪絵れな    P: 石原健次
じいさんの声: 大槻修治

あらすじ:
圭太とゆきは恋人同士。
圭太は来月のゆきの誕生日にプロポーズをするつもりだったのだが、誤解から圭太とゆきは喧嘩になってしまう。
勢いで道に飛び出し、トラックにはねられそうになったゆきをかばった圭太は死んでしまう。
自分が死んでしまったことに納得できない圭太は、迎えにきた天使Pに1ヶ月だけの約束で人間界に戻らせてもらうことに。
だが、自分の体にはもう戻れないことが判明。
魂が入れる「死んだばかり」の体があったものの、なんとそれはゆきの愛犬・ラッキーのものだった…。

感想:
2公演みました。
感想としてはまあ、演出が甘いと感じた部分もありましたが、登場人物の好きな人への想いがすごくせつないお話でした。(主人公、犬になっちゃうし…)
特に、夏美さん。
彼女は夫のそばにいたいから、死んだ後も夫の喫茶店にとどまっていて、もし店の外へ一歩でも出てしまったら天使とともに戻らなくてはいけないという契約になっていた。
だけど、ゆきとその子供の命を助けるために店の外へ出て行く…その後、迎えに来た天使とともに空へ帰る前。
天使の特別オプションで最後に夫の和彦さんに触れると「夏美?」と気づいてもらえるシーン。それまでは生きているものに触れてしまうと寒気をもたらしてしまう存在で、いつも夫のそばにいたのに気づいてもらえなかったのが、最後の最後に気づいてもらえる…。
せつないけど、好きなとこです。
自分がもし好きな人がいて、想いを残して死ぬんだったら幽霊だろうが犬(…はちょっと?)になってでもそばにいたいと思います。(でも幽霊の私はきっと触りまくって相手凍死させちゃうかも^^;)
ものすごく個人的な意見としましては、娘婿役の矢尾一樹さん、とても存在感がありました。
唯一の悪人の役で…妻には弱くておどおどしている(ここの演技はコミカルで面白かった)のに、
自分よりも立場の弱いものにたいしてはとことん残忍になる男の役で、豹変っぷりがすごかったです。
目が怖かった。遺産相続問題で猫は殴り殺すし、結婚をエサに協力させた愛人の子供は堕ろさせちゃうし…。
まあ、衣装(の一部)は気に食わなかったんだけど。(女物の靴に金ラメソックスはやめて〜)
1ファンとしてはこんどは良い人の役を見てみたいなあ…主役でとか…。(妄想)



ライオンキング (5/29・10/?)

ディズニーのヒットアニメをミュージカル化。
(四季劇場・春: 現在も上演中)

5月分のキャスト表が現在行方不明のため、見つかり次第UPしますm(__)m

10/?公演キャスト
ラフィキ:丹靖子   ムファサ:ひのあらた   
ザズ:広瀬明雄   スカー:青山明
ヤングシンバ:廣瀬真耶絵   ヤングナラ:平澤優花
シェンジ:富岡香織   バンザイ:池田英治   エド:長谷川輝
ティモン:安福毅   プンバァ:小林アトム
シンバ:田中裕悟   ナラ:樋口麻美   サラビ:武木綿子

男性アンサンブル
遠藤敏彦   太田泰信   澤村明仁   畠山典之   平田郁夫
石野喜一   北澤裕輔   雲田隆弘   中山大豪   尾張智
坂口克彦   須郷祐介   渡瀬薫    横沢健司

女性アンサンブル
佐藤夏木   小泉しづか   山田園   原田真理   小松陽子
阿部幸   江藤有乃   加藤聖恵    神津直子
岡本和子   若月奈津子   矢部めぐみ

あらすじ:
ムファサ王の統治する動物王国プライドランドに世継ぎの王子が誕生し、シンバと名づけられる。
ムファサは息子に将来王位に就く心構えとして「サークル・オブ・ライフ(生命の環)」、魂は永遠に受け継がれていくという自然界の理念を教える。しかし、幼いシンバにはその重要さがまだ理解できない。
シンバ誕生によって、王位が遠のいたことがおもしろくない王弟スカーはハイエナを味方につけ、ムファサを殺す計画を実行に移す。
スカーの計画どおりムファサは死に、自分のせいで父が死んだのだと思い込んだシンバは群を離れる。
失意のどん底で行き倒れ、イボイノシシのプンバァとミーアキャットのティモンに助けられたシンバは彼らのモットー「ハクナ・マタタ」(くよくよするな)に励まされ、たくましく成長して行く。
時は流れ、スカー王の統治のもと荒廃しきったプライドランドを旅立った幼なじみのナラと再会したシンバ。
彼こそがプライドランドの真の王だと説得するナラの言葉に耳を貸さないシンバにナラは失望する。
が、ラフィキの導きで父の面影を自分の中に見出したシンバは、スカーと対決すべく故郷へ向かう。

感想:
映画と違うのは、舞台版ではラフィキ(ヒヒ)が女性になっていることくらいでしょうか。
あと、舞台向けに新曲が追加されています。
その他見所は前衛芸術家、ジュリー・テイモアがデザインした衣装と舞台美術。
個人的には、一見の価値はあるかなと思います。

今回ミュージカルなので好きなナンバーについて。( )はブロードウェイ版タイトルです

サークル・オブ・ライフ (Circle of Life)
まずなにがすごいって、このオープニングです。…これに関しては、「自分の目で見てください」につきますね。
メインのラフィキ以外のヌー(コーラス、男性2人)が舞台上ではなくて、客席側でアフリカ言語(ズールー語+α?)で歌ってくれます。
最初に見たときはこの歌い出しは鳥肌物でした。

早く王様になりたい (IJust Can't Wait to be King)
父の跡をついで王になる日を無邪気に夢見るシンバ。
とにかくヤングシンバ&ヤングナラ(シンバの幼馴染)がかわいい〜♪

お前のなかに生きている(They Live in You/He Lives in You)
「They…」は幼い息子シンバを父王ムファサが諭すシーン、「He…」は後半自分を見失っているシンバを父の幻が諭すシーン。
この2曲はミュージカル版オリジナルですが、良いです!

ワン・バイ・ワン (One by One)
第2幕オープニング。
2度目は前から2列目の端のほうだったので、目の前でアンサンブルの方が歌ってくださいました(^。^)
唯一、動物がでてこないナンバー。(ミュージカル版オリジナル)
゛ONE BY ONE"というフレーズ以外すべて歌詞はアフリカ言語です。
(「アフリカの誇り」を歌ってるんだとブロードウェイ版CDを聞いてわかった…)

シャドーランド (Shadowland)
荒廃した故郷から旅立つナラを雌ライオンたちが見送るシーン。
特に好きなナンバー。わたしは女声コーラスが好きなんです!
これもミュージカル版オリジナルで、ナラの強さがでてます。
こぶし握り締めて歌って、まあなんて演歌ちっく^^;なんて思ったりもしたけど…
(見に行った2度ともナラ役は樋口麻美さんでしたが、この方の歌声大好きです)

愛を感じて (Can You Feel the Love Tonight)
再会したシンバとナラ。
このシーンの注目は、空中バレエダンサーズ!!!


2度見に行ったわけですが、実は楽しみにしていたのが下村尊則さんのスカー(ムファサ王の弟)だったんです。
(ご本人がこれこそ自分の役!とおっしゃってたので)
でも、1回目は別のキャスト、2回目は隣の「秋」で「スルース」に出演中ということで…残念でした。

行くならおすすめはとにかく1階席、できれば通路側がおすすめです。
1回目は通路側だったんで、動物がぞろぞろと隣を通っていくのを見てるのがおもしろかったです。
2回目は前から2列目、パーカッションの目の前と少々つらい席ではありました。(セリフとか歌が聞こえづらい)
わたしは2度目のラフィキにかなり不満があったんで(「サークル・オブ・ライフ」の歌い出しが…)ひょっとしたらまた見に行ってしまうかもしれない…。
だって、あの最初の感動をぶちこわしてくれたんですものっ!!!悔しいから今度こそは…という気持ちです。



魍魎の函(もうりょうのはこ) (11/20)

京極夏彦原作のミステリー
(劇団てぃんかーべる:新宿シアターモリエール ’99.11.20〜23)

中禅寺秋彦(京極堂):荻須夜羽
中禅寺敦子:杏もとみ    関口巽:樫村忠之助
榎木津礼二郎:後谷智弥    木場修太郎:速水沙里
青木文蔵:迫水由季    里村紘市・伊佐間一成:陵 陵
美馬坂幸四郎:沢渡あき    須崎太郎・魍魎(男):風火
柚木陽子(美波絹子):麻由    柚木加菜子:石川亜美
雨宮典匡:栗原かがり    増岡則之:水泉月遥
楠本頼子:宝珠千琴    楠本君枝・寺田サト・魍魎(女):千ゆうか
寺田兵衛:エル
久保竣公・魍魎(語り部):湖条圭子    久保竣公(子供時代):美根鷹子
看護婦・魍魎・他:佐藤あいね    魍魎・他:福来千里

あらすじ:
昭和27年夏。
一人の中学生が深夜の中央線武蔵小金井駅のホームから転落し、列車に轢かれてしまう。
重傷をおった少女、柚木加菜子は柴田財団の孫息子(戦死)とかつての人気女優(現在は引退)の美波絹子が14年前に駆け落ちしたときにできた娘で、柴田家の遺産相続問題に絡んで誘拐脅迫状が病院へ届く。
警察の監視する不可能な状況のなか、動けないはずの加菜子はしかし病院のベッドから忽然と姿を消してしまう。
同じ頃、武蔵野付近で何人もの少女の切断された四肢が次々と発見される。
加菜子が運び込まれた「美馬坂近代医学研究所」にまつわる不気味なうわさ「運び込まれた患者は二度と出てこない」とは?
詐欺と思われる宗教団体「穢封じ御函様」とは?
これらの謎が絡み合ってあかされる真相は…。

注:ここから先は京極夏彦「魍魎の函」(講談社刊)をお読みください。

感想:
まず、あれだけ長くて独特な雰囲気をもった小説をうまくまとめたなあと感心。
もうお芝居の内容は「みっしり」、実に3時間半の大作でした。
(さらに原作を読めば「みっしり」というコトバが頭の中をぐるぐる〜)
原作を読んでいて、しかもその作品が好きだということで十分先入観がありますので各出演者さんとキャラクターのイメージが云々、というのは野暮なのでやめておきます。
あきらかに「違うだろう」というのはありましたが…まあ、某ダヴィンチの映像化企画(「鉄鼠」)よりはよかったです。
しかも、全員女優さんだそうで…(観た後に知った^_^;)
「函の中に入っている状態」をどう表現するのかな、と思っていたら狂言回しの「魍魎」たちが暗幕を持って顔以外を隠すという手法をとってました。頼子と久保は状態が状態だけに恐かったです^^;
しかし3時間半は長かった…。
話も「みっしり」なら、客席もせまくて「みっしり」。途中からは体が痛くて舞台に集中できませんでした。

舞台のT字の構造はあのラストシーンにぴったりでした。
箱を抱えてどこまでも行く…とても物悲しく切ないラストでした。
あの救いのない話で唯一(主観的には)幸せになった方ですよね…


Lost Seven (11/30)

劇団新感線初のダークファンタジー。羽野アキさんが4年ぶりに出演された。

(劇団☆新感線:東京公演 アートスフィア ’99.11.26〜12.8)

レッドローズ: 羽野アキ  
タンロウ: 京晋佑  コモン: 橋本じゅん ホセイ:明星真由美
モンゴク: こぐれ修  レンジョウ: インディ高橋 ハグン: 礒野慎吾
アラバック・テムラー公爵: 小須田康人  アイゼン・ハインリッヒ伯爵(ロクゾン):粟根まこと
皇帝ブラウバルト: 右近健一  女帝クイーンロゼ・ゴージャス:村木よし子 女帝クイーンロゼ・デラックス:山本カナコ
ドギー・ブレーメン: 河野まさと ローバー・ブレーメン: 吉田メタル ニアーゴ・ブレーメン: 川原正嗣 コッコ・ブレーメン
デスグリム・スプラッタ: はだ一朗 デスグリム・スクラップ:このまんま林
ラゴウ: 逆木圭一郎
ラプンツェル: 杉本恵美 グレーテル:中谷さとみ アッカ・ズッキーン:保坂エマ  兵士: ヒロシ

ストーリー:
継母であるワルバラキス城の女帝・クイーンロゼから逃れてきたスノーホワイトを助けるため、一族のおきてを破って戦った森の民の7人。
しかしその結末は、スノーホワイトとクイーンロゼは相討ちとなり魔法の鏡゛セフィロトグラス"にとりこまれ、リーダー・ロクゾンは仲間を逃がすため楯となり敵に八つ裂きに。
生き残った6人も森の生活には戻れずに散り散りになっていった。
そして10年。
7人の一人、タンロウは一族のおきてをやぶった呪いをひとりで受け、それを解いてもらうために森の民の長ラゴウの住処を探しあてる。
そこで長の養い子、実は10年前に彼らが倒したクイーンロゼの実の娘レッドローズと出会う。
レッドローズに「わたしの今の境遇は全部あんたたちのせい!責任とって」と詰め寄られ、タンロウは彼女を助けることに…

感想:
ちょっと席が悪すぎました^^;(スピーカーの真横)
真横で音楽がガンガンかかっているためセリフや歌が聞き取れなかったり、演技が一部見えなかったりして。
いまいち話がわからなかった部分もありました。
もう一回見にいけたら良かったのになあ…

そこは置いといても、初の新感線芝居は事前イメージどおりで、豪華な衣装に歌ありアクションあり笑いありと楽しめました。
特にアクションシーンはキレがよくて良かったです。
ホセイ役の明星真由美さんが父の形見の2本の剣で闘うシーン、あの彼女はとにかくカッコ良かった!!!
歌も明星さんの「Rusty Brade」が一番気に入りました。
羽野さん、明星さん、右近さんは以前の野田地図の舞台で見ていたので、今回楽しみにしていました。
中でも右近さんのむちむちタイツ姿…強烈でした(「半神」のときも1シーン、腰にタオル一枚という姿でご登場でしたけど…^^;)

今回のお芝居は「4年ぶりに新感線復帰の羽野さんのために作られた」というだけあってレッドローズ役良かったです。
公演前のチラシで性悪女と書いてあったのでどれだけすごいのかと思っていたのですが、愛されずに育ったせいで人を信頼できなくて、相手を試すようなことをしてしまうのが「性悪」に見えちゃうだけなんだろうな…と思うとかわいそうな子なんですね。
彼女のセリフで「みんながわたしを憎しみの目で見た……うれしかった。だって、はじめてわたしのことを見てくれたんですもの」
というのが彼女の孤独な人生を物語っていました。自分しか頼れなかったんだろうな、と。
ラストでタンロウと鏡の中で生きる決意をするのは、わたしにはちょっと唐突かなという気が。
少なくともタンロウは一度レッドローズの魔力を恐れて逃げてたし…。
でもそのあと「俺はもう逃げない」って言って、最後に魔鏡がレッドローズを裏切ったときに傍にいてはげましていた(?)のがタンロウだったから、そのあたりでOKということなんでしょうか???(理解能力不足?)

あと、ものすごく気になっているのが、右近健一さん演じた皇帝ブラウバルドの最期ってどんなだったんでしょう??
「ああ〜こんなところに都合よく(?うろおぼえ)断崖絶壁がぁ〜」のセリフのあたりから見えなくて、一体どんな格好をしているんだ!?という疑問でいっぱい。
まわりが笑ってたから余計気になってしまって。どなたか教えてくださいm(__)m


パンドラの鐘 (12/22)

野田地図第7回公演。
同時期に別キャストの蜷川幸雄氏演出バージョンも上演されるという試み。
(野田地図<NODA・MAP>:世田谷パブリックシアター '99.11.6〜12.26)

ミズヲ: 堤真一   ヒメ女: 天海祐希
タマキ: 富田靖子   カナクギ教授/狂王:古田新太  ハンニバル/男: 松尾スズキ
ピンカートン未亡人/古代の未来の王: 銀粉蝶
オズ: 入江雅人   イマイチ/古代の未来の参謀:八嶋智人
コフィン: 明楽哲典   リース: 春海四方  ハンマー:戸谷昌弘   スペード: 張春祥
ヒイバア: 野田秀樹
サクラ: 堀朋恵   ドーベルマン: 豊川栄順  モモ:音室亜柵弓

あらすじ:
大平洋戦争開戦前夜の長崎。
ピンカートン財団の援助の元、発掘作業をすすめる考古学者達。
助手オズが見つけた一本の釘から、埋もれた古代王国のなぞ解きがはじまる。
彼らが遺跡から掘り起こしたものは世界各地の財宝と、土深く埋もれていた巨大な鐘。
そこから、歴史から葬り去られた王国と女王の存在が浮かび上がる。

感想:
NODA・MAP版のみ見てきました。
シアターコクーンでの蜷川版(全く違う演出・キャスティング)を見られなかったのが残念。
幕明けの、巨大な紙の下から遺跡の発掘作業をしている教授達がすべりだしてくる…というシーンのあとで紙を破って古代王国の人達が出てくるという演出は驚きでした。

野田秀樹さんと松尾スズキさんのコンビはすごい飛ばしていました^^;(ヒメ女を憂いて二人が呑むシーンは動きが半端じゃない…)
古田新太さんも笑わせてくださいましたし…狂王のあるセリフ(「酢豚〜」)がツボに入ってしまってしばらく笑いがとまらなかったわたし。
天海祐希さんはとにかく「きれい!!!」後半、立っているだけで女王の貫禄があるのはさすがでした。

「古代王国」で進行していく物語と、「長崎」で進行していく物語がからみあって鐘の謎がとけていく…というストーリー進行でした。
古代王国に落とされようとしている「二つ目の太陽」とは原爆のこと(長崎の原爆)。
原爆投下を阻止するために…という話だと推測すると、客入れの音楽が「忌野清四郎」だったのはものすごい直球勝負だったってことでしょうか?(わたしはそうかな?と思った)
さらに「古代の未来」は現代日本ともとれますし。そうすると「政」を忘れたものはとるべき行動をとれという話にもなり得ますしね。
そして王としてとるべき最期を選んだ「ヒメ女」という存在を抹消しようとした「古代の未来の王」は。
見る人によっていろいろ解釈がでてくるであろう物語でした。

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