<二千年葉月の巻>


戻るでちゅ!

投稿日付: 2000年 08月 31日 23:35
名  前: あ~ちゃん
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タイトル: 日記本来の姿に

自分の日記は続いているのに、何故か自堕落日記はなかなか更新できない・・・
で、思いました。「日記」なのに日記の形態を逸脱してるから続かないんだと。
本日より、心改めちょっと日記っぽくしようと思いまーーーす。
だからって、毎日更新されるのかは疑問だけど。

今日は会社帰りにまたしても芝居を見に、新宿シアター・アプルへ行った。
「また逢おうと竜馬は言った」という、キャラメル・ボックスの舞台だ。
この劇団はいつ見ても、私の期待を裏切らないでくれるので、ワクワクする。
今回もやっぱり裏切られなかった。ウルウルと来るシーンも堪能できたし。
私がお気に入りの役者さんは1人も出ていないのに、良い芝居だったと思えたのは、
中身が充実していたと言うことでしょう。カーテンコールも3回あったもんね。
初日だったから「熱気」が伝わって来たよ。これから毎日がんばって欲しいな。

最近私的に「当り」の映画に出会わないので、ここで「当り」を引き当てたなぁ。
心揺さぶられるモノって、意外に沢山あるわけじゃないから。
だからこそ、こういう「感動」は大事にしたいって思う。


投稿日付: 2000年 08月 27日 01:34
名  前: あ~ちゃん
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タイトル: 捨てられないものに囲まれている暮らし

友達から「捨てる!技術」(宝島社新書 辰巳 渚 著)と言う本を借りた。

実は私は整理整頓が苦手です。家事全般の中で、掃除が最も嫌いなのです。
自覚はあるけどこればかりは、なかなか治らない不治の病だわ。
でもね、奇麗に暮らしたいとは思っているの。
だから、一応「収納のコツ」とか「超整理術」なんて本を、立ち読みしたりもするわけ。
あの手の本は「ふむふむ」と納得するんだけど、自分で実践したいと思えないのが不思議。
納得できても、理解は出来ないのよね。

その点今回借りた本は、まだざっと流し読みした程度だけど、なんとなく暮らしと密着
している気がして、がんばって読んでみようじゃないの!と言う気分になってます。

私が1番捨てるのに困っているのは、山のようにある手紙の数々。高校の授業中に書いた
ノートの切れ端の手紙まで、しっかり残してあるくらいだもの。
「想い出は心に残して、モノは捨てるべき」と言うのが、一般的な整理方ですよね。
確かに解っちゃいるんだけど、そう出来ないのが人間の「情」と申しましょうか。
「想い出の品」のサイクルは3年です。3年たった「想い出の品」は、処分しましょう。
うん、部屋は奇麗になるよねぇ・・・・理にかなっちゃいるさ。
でも、そんなに簡単に整理できる想い出なんて、なんだか虚しくはないか?

私は収納スペースに余裕のある暮らしをしているので、これは贅沢なんだと認識してます。
「捨てる!技術」で、私は何かを習得することが出来るようになるかな?


投稿日付: 2000年 08月 26日 00:44
名  前: あ~ちゃん
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タイトル: 太陽とヘミングウェイ

何を隠そう・・・私は今井美樹のファンです。それもブレイクする昔から。

基本的に私はハスキーな女性ヴォーカルが好きです。「真っ直ぐ空に突き抜ける」感じのす
るクリアな声も嫌いじゃないけど。意志を感じる声が好みなんです、きっと。
そういう意味から行けば、今井美樹の声は「好き」の範疇には入らないはずだったのね。
それが何故かラジオから流れてきた、彼女の歌声には無条件で「惚れて」しまいました。

今でこそ「癒し」なる言葉が氾濫していて、彼女の声は「癒し系」と呼ばれるのでしょうか。
当時私が感じたのは「喋るような優しい声」でした。
でもその優しさには「媚び」がなくて、歌詞と真摯に向き合った「意志」ある声でした。

で、「太陽とヘミングウェイ」です。これは彼女の、新しいアルバムのタイトルです。
(ちょっと前の映画で「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」って言うのがありました。
ヘミングウェイってアメリカじゃ、愛されている作家なんですよね。名前もちょっとお洒落だ
し。いろんなタイトルに使われています。)

今回のアルバムは「ヘミングウェイ」と言うだけあって、南の島の雰囲気が漂っています。
やっぱりイメージは、彼にちなんでマイアミなのでしょうか?
曲もリズミカルなものから、メロウ、そしてバラードまで多種多様です。
夏の昼間、海岸線を走る車で聴いても良し。涼風に頬をなでられながら、庭先のハンモック
でうたた寝しながら聴くも良し。ちょっと遅い夏休、旅立つ飛行機の中で聴くのもまた良いで
しょう。どんなシーンでも、きっとしっくり聞き込むことが出来るんじゃないかな?

私のイチオシとしては、迷わず11曲目の「Sleep My Dear」をあげておきましょうか。
メロディも良いけど、これ歌詞がいいんです。特にサビの部分の歌詞が。ぐっときます。
興味のある皆様、是非聴いてみてくださいね。損はしませんから。

追伸:今井美樹のアルバムでこれが1番好きって訳じゃあ、決してないですよ。
そのへんお間違えなく。


投稿日付: 2000年 08月 25日 00:38
名  前: あ~ちゃん
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タイトル: 楽しかった夏が逝く

自堕落日記を更新しない間に、8月も終わりが見えてきている・・・ヤバ!
と言うわけで、更新しなくちゃね。どうせ誰も読んでないんだけどさぁ。

かく言う私めは、国○局の方々が会社にいらっしゃっていて、対応で大変
なんですよ。俗に言う「税務監査」って奴でござります。
相手は見たくても、こちらは見せたくない資料って沢山あるわけでして。
それを選別したり、加工したり。いえ、別に悪いことはしてないですよ。
本当ですってば、お代官様信じて下さい。

調査も現在3週目。そんなに面白いか?弱者いじめして!
お早いお帰り期待しています。本当にね、心から。
と言うわけで、決して日記をサボっていたわけではないんです。

って、その間にヨットに乗り、ビーチバレーで優勝し、サザンの茅ヶ崎Live
に行っていたのは何故????ってそれは聞かないで下さい。
Liveは目茶楽しかったです。ノリノリ(死語)で、踊りまくりました。

この頃また暑さがぶり返してきて、昼間は(~Q~;)あっち~って感じですよね。
たまにオフィスの外に出ると、東京タワーが揺らいで見えたりしますから。
それでもやっぱりいくら「暑い」と言っても、お盆前の「暑さ」とはどこか
違います。
照り付ける太陽の陽射にも、魅惑的な「夏」は最早感じらないし、
道行く人の表情にも、疲れが見えています。
朝・晩関係なく鳴き狂う蝉達、命の儚なさと夏の終焉を予感させられます。
(命ある者、最後は自分の存在を、誰かに見てもらいたいのでしょうか。)

みなさん!!!「この夏」遣り残したことはありませんか?
夏が終わるまで、もう少しだけ猶予があります。心残り・・・してません?
20世紀最後の夏!後悔している場合じゃありませんよ。


投稿日付: 2000年 08月 02日 00:38
名  前: あ~ちゃん
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タイトル: 心豊かな北欧の人々

先日「ロッタちゃん初めてのお使い」の続編「ロッタちゃんの赤い自転車」を見るために、
恵比寿ガーデンシネマに足を運んできました。
ご存じない方の為にちょっと解説すると、「ロッタちゃん~」はシリーズ作品でスウェーデン
に住む5才の(確か)女の子の日常を描いた映画なんです。

私は何故か「北欧」が好きで、スウェーデンに住む「ロッタ」ちゃんと、過何年間か文通を
していたこともあります。もちろん「ロッタちゃん」とは映画の主人公の彼女ではなく、普
通の同い年の女の子でしたけどね。
(ロッタって、よくある名前だったんでしょうかね?当時は気にしませんでしたけど。)

私が北欧が好きな理由はおそらく「神秘的」なイメージだからかな?と思います。
(「神秘的」・「秘密」・「危険」なんて印象の国に、私は弱いのです。なんだか「見てや
ろうじゃないの!」って気になっちゃうのよねぇ。だから東欧やロシア・北朝鮮・中近東も
興味津々です)

昔は今ほど「北欧」ってメジャーじゃなくて、あまのじゃくな私にはカッコ良く思えたのも、
興味を持った理由かもしれないですね。
まぁ理由はともあれずっと憧れていて、北極圏を遥か越えて檄寒の中オーロラまで見に行っ
たのですから、それなりに「想いを馳せ」ていたとご理解下さいませ。

「ノーザン・ライツ」を目指した北欧の旅から帰国して、私は自分の旅人生の中で初めて自
分の生活を振り返り反省しました。
北欧ってそんなに「物が溢れている」国じゃないんですよ。日本の首都圏に住む私の日常と
比べちゃうと、より一層「物が少なく」感じられます。おまけに物価が目茶高!
(1997年2月当時。ビックマックセットが税抜1,200円だった。税金は15%くらい)
だから欲しい物をお金を出して買う前に、「ある物」を「工夫」して、お洒落に暮らしてい
るのですよね。
それは断じて「ケチ」ではなく、何が必要で、何が欲しいかキチンと把握している結果と、
私の目には映りました。無駄な物には無駄なお金を使わない。アメリカとは違う意味で合理的!
先程話にもでたロッタの勤めるデザイン・オフィスも、決して「お金を」かけてある訳じゃ
ないけれど、「快適」で「お洒落」な工夫が施されていたしね。

民家の中を見せてもらっても、とにかく「手作り」の花盛り。カーテン・ベットカバー・
セーター・テーブルセッティング・本棚の飾り・蝋燭立て・写真の飾り方・保存食・etc・・・
無駄なく、かつ、お洒落で快適! 北欧は冬が長く寒いから、必然家の中で過ごす時間が長く
なりますよね。だったらその時間を「快適に過ごしたい」その想いが、工夫する心を磨き上
げるようです。
北欧の人って「心豊か」。これが私の印象であり、自分の生活を顧みる原因でもありました。
日本で所謂「普通」に働いていれば、それなりに物を買ってそれなりに豊かな暮らしって、
出来ちゃいますよね。
でも、それが本当に豊かなことなのかな?っていう疑問に辿りついちゃったんですよ。
お金があって単純かつ合理的に「物」を増やして生活する私なんか、「心豊か」なんて言えな
いよねぇ・・・あぁ、反省。

その想いを「ロッタ」ちゃんの映画を見て、久しぶりに想い出しました。
そしてMy部屋を見渡して・・・絶望的なため息を1つ・・・・・・・

追伸
でもやっぱり1等好きなのは「ニューヨーク」さっ!





投稿日付: 2000年 08月 01日 01:24
名  前: あ~ちゃん
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タイトル: Courage of The Wind

お芝居をしている友達や芝居関係の仕事をする友人がいるので、時々舞台を見に行く
ことがあります。あとは、お芝居好きな友達に誘われてと言うパターンも、しばしば。
お芝居って決して嫌いじゃないけれど、居ながらにして舞台が様変わりする映画の方が、
私は好みだったりするのです。結構ビジュアルに弱いのだ。それと外国の生活にもね。

そんな訳で自らチケットをとって見に行くことは余り無くて、友達が出ているからとか、
「チケット取るけど行く?」と誘われてついて行くパターンが殆どだったりします。
しっかしただ2つ例外の劇団が存在するんだ!自らチケットをとることに参戦してまで、
その劇団のお芝居に足を運びたい!そう思わせてくれる芝居をしてくれる劇団なのです。
1つは「自転車キンクリート」。残る1つは今回見に行った「キャラメル・ボックス」で
あります。(どちらかと言うと大の後者贔屓ですけど)
今回の演目は「Courage of The Wind」でした。
内容を話すと見にいく人がいてネタバレになるといけないので、割愛しますね。
おおざっぱに言ってしまえば「家族ってなに?」ってことだと、私は解釈しています。

「キャラメル・ボックス」のお芝居には、「心からの笑いと、気持良い涙を流せる」ツボ
があって、私はそこにどっぷり漬かってしまっているんだと思うのです。
決していつもストーリーが派手だって訳じゃないのよ。でも、人の心に温かいものを与え
てくれる話であったり、小さな事だけどそれがとても大切な事だって気づかせてくれる、
そんな話が多いのですよね。時代劇・SF・現代モノと、種類は様々なんだけれど。
あとは忘れてはならない、話しの中に散りばめられた「ギャグ」の数々。
これはもう爆笑モノ。必見ですよ!「笑い」と「温かさ」が、この劇団の持ち味なんだな。

今回の「Courage of The Wind」は、ラストが泣けるんですよぉ。思いっきり。
私は実はひた隠しに隠していますが、かなり涙腺ゆるい方で、今回は我慢に我慢を重ねた
けど・・・そんな努力空しく、同行者にはバレバレだってでしょうね。不覚だ!

まぁ、そんな事はさておき。

映画も芝居も音楽も絵画も読書も他の事もしかり、「心揺さぶる」なにかに惹かれて、のめ
り込んで行くのかな?って思いました。
今回のお芝居は私の観劇経験の中で「1番」と言えるもので、訴えかけてくるモノがとてつ
もなく大きかったのです。それこそ、のめり込みそう・・・。

人間どんなに年を重ねても、感動していたいじゃないですか!心揺さぶられる何かが欲しい
じゃないですか! 少なくとも私は欲しいと思っています。

そうして「心揺さぶられる」モノに出合うたび、‘自分もまだまだいけるな‘なぁんて
1人でニマニマしたりするのです。

追伸:
「キャラメル・ボッス」は大地の子で有名になった上川隆也が所属する、演劇集団です。
(まさか・・・あんなに彼がメジャーになるとは、誰が想像したことでしょう)
上川さんは、実は非常に「ギャグ」の人なんですよん。