「シュラフ・ライブリポート」
1999/6/23  at-渋谷・屋根裏


 遅ればせながら、シュラフのライブレポートです。

 今回は開場前に行くと良い事がある、という風にシュラフの掲示板にも告知されていましたが、残念ながらその「良い事」には時間的に無理があって泣く泣く断念。(というか、少し早めに屋根裏の前に行ってたんですが、諸事情により開場時間にいられず・・・)この「良い事」とは、限定デモテープを先着20人に200円で販売する、というモノだったようです。(誰か聴かせてください・・・)

 

 20分ほど遅れてスタート、我らがシュラフはトップバッターでした。メンバーが各々定位置にスタンバイし出すと、シュラファーたちもわらわらとざわめき出します。そして、ギター・ヒロくんの挨拶・・・

「今日はいいバンドがいっぱい出るライブなんで、出来るだけ盛り上がっていきます。前の方に来て、楽しんで帰ってください(という様な内容)」

 後ろに居た私も、友だちを連れて前に移動。友だちは少し後ろで座って見ている、と段差にしゃがみ込み、私はその前に立って既にノリ気(?)。

 1曲目はお約束の「holy holy」。ナホさんの透明感のあるアカペラの声が、会場全体に響き渡る感じ。そして、ナホさんのフルートとバックのサウンドが一体となってシュラフワールド全開。

 いつもナホさんが裸足でステージに立っているのは知っていたのですが、この日初めてドラムの徹さんも裸足だという事に気付き、唸りました! なんか野性味あって(?)カッコいいっ!!

 2曲目は「未惑」。ギターとベースの音が重なり(?)、力強いドラムが加わり歌へ。この曲の疾走感のある感じ、途中途中のギターのフレーズ、ベースの心地よい低音、パワフルなドラム、ナホさんとヒロくんの絡み合うような歌…‥どれもこれもカッコ良くて聞く度どんどん好きになっていく曲です。

 3曲目はかなり支持率が高いと思われる「Jack」。しかし、元々耳が強くない私は既にこの辺りから音が割れて聞こえてました。一応耳栓は必ずしてライブに挑む(?)んですが、それでもダメなんです・・・(スピーカーの前にいたら、やっぱり当たり前かなぁ??)。個人的にもめちゃくちゃ好きな曲なのに、音割れ割れでしか聞けないのはとても残念ではありますが、この日メンバー全員のパワーをとても感じた曲でした。
 いつもはわりと、その場を動かずにスタンドマイクで歌っていたナホさんでしたが、この日はフルートを下に置いてマイクを手に持ち、感情を思い切り外に向けて歌い、アクティブな感じでした。

 4曲目は新曲「speed, current, vein, 」。今まで聞いてきた曲とはまた違った雰囲気がしました。曲調、メロディラインがこれまでと(ってもそんなに曲数聞いてる訳ではないですが)変う印象。スピード感が凄くあって、ちょっと爽やか系?(全然そんなんじゃない?) 更にナホさんとヒロくんの掛け合いしながらのサビが、バービーボーイズを思い起こさせる感じがして、かなりツボでした。めっちゃカッケッーーー!!というのが素直な感想です。しかし、やはり音割れて聞こえてたので、歌詞が今ひとつ分からなかったのが泣きです…‥。

 5曲目のラストは「circle of cipher」。この時のナホさんは、爆発しそうな感情を歌に込めて吐き出すかの様な、激しい感じを受けました。あれだけ耳がイカレていたにも関わらず、この曲はむちゃくちゃ歌詞がストレートに届いてきました。もがくように、何かを形取るかの様に、空を彷徨うナホさんの手がとても印象的。(ナホさんの腕のラインがとても美しい!という事発見!!(笑)手の表情が綺麗な人には無条件に惹かれます…‥)
 この曲のドラムはサイコーにクールで好きです。曲の終り方も、キッパリとした(?)ドラムの音で閉めて、その後に来る静寂が際立つ感じがします。それだけ徹さんがいい音を出しているって事でしょうね。(あー、やっぱしドラム好きだぁ〜!)

「これでSCHLAFのステージは終わりです」というヒロくんのMCで終幕…‥。

 友人の方に向き返ったら「ノリノリだったねぇ〜」と言われてしまいました(笑)。
 うん、本当に踊りまくってました(笑)。いや、踊らされたって感じかな? 一段ととステージからのパワーを感じて、それを見ていたら踊らずにいられるかっ!?ってな感じ? でも本当に楽しませてもらった時間でした。ステージを重ねていく度、どんどんとパワーアップしていくシュラフは、もうマジに目が離せないバンドだ、と思いました。


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