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2001/6/10 (Sun) −ホタルの木やヌーの「集中」とインターネットの世界 −


修です。

今日はちょっと真面目に(?) ホタルやヌーなど動物界に見える「集中」と 我々人間社会で発生する「集中」について、少し考察します。


最近「ホタルの木」が少しブームになっています。 NHKスペシャルか何かで放映されていたかと思うと朝日新聞で記者がこれを探し 求めた紀行文が載ったり、また、その写真のパネルを読者にも頒布するとのこと。 「ホタルの木」とは、インドネシアなどで、初夏の或る夜、或る1本の 大木がホタルだらけになってパカパカと点滅する、というものです。 私もTVで見ましたがそれはそれは素晴らしい輝きです。皆が同期を取る ようにパカパカと1秒間隔くらいで光り続けます。その夜はホタルたちが 皆で示し合わせたようにその木に集まり一斉に光るのです。そこで出会い があり、子孫繁栄に繋がります。

東アフリカのマサイマラ(ケニアとタンザニアの国境付近)では草食動物 ヌー(ウシの角、ヤギの髭、ウマの尾を継ぎ足してできた ような動物と言われています)が、草原を求めて数百qも大移動します。このヌーの 大群が大河を渡る際、これもある日を待ち構えたように一斉に渡り始めます。 数十万頭が一斉に渡るので、これも壮観な眺めです(薬師丸ひろ子主演の 「アフリカポレポレ」というドラマで見ました)。
ペンギンは氷山の上でそれぞれ目を合わせないよう虚空を見つめています。 みな寒さに耐えるようにじっと立っていますが、誰かが海に飛び込んだ 瞬間に一斉にエサを求めて海に飛び込みます。
専門家に聞いたわけではありませんが、このヌーとペンギンの「集団行動」 は、恐らく、外的(捕食者)に襲われる確率を減らすための策と予想します。 ヌーの場合は河に潜むワニに襲われることを、ペンギンの場合は肉食の アザラシに襲われることを恐れての集団行動(全滅させられることを恐れての 集団行動)なのでしょう。

アメリカの蝉(セミ)は、7年周期と11年周期で多い年が あると聞きます。 2種類のセミがいずれも「素数」というのは興味深いところで、予想するに 2年周期や3年周期で生きる捕食者から逃れて(食べ切れずに)、7とか11 の周期の者だけが生き延びることができたということでしょう。

このように個体個体が生き延びる為に行なっている利己的な行動が、 集団としての動き、集中したピークを作っているのです。

われわれに身近な世界でも「集中」という点で類似した現象は散見されます。
例えば、長期国債(10年物)の場合、償還までの期間がほぼ10年間で、 発行数がそれなりに多い一つの国債に注目が集まります。皆の人気が集中 すると流動性が高まりますのでなおさら人気が集中します。長期国債の種類 は数あれど、取引の殆どはこの一つの指標銘柄 に集中することになります。

ところで、インターネットの世界は、こういう「集中」が 特に起こりやすい場のようです。各個人個人の行動はかなり自由度高く動きまわる ことができるので、より有利な場所に集中しやすいのでしょう。
検索ポータルならばYahoo、ECポータルならば楽天市場、価格比較ならば カカクコム、ソフトダウンロードならばVector、噂を流す掲示板ならば どこそこ、、、という風にそれぞれの分野でのトップブランドが確立されて いきます。一度トップブランドになると新聞や雑誌の記事で幾度も紹介 されますので広告宣伝費を使うこともなくブランドイメージを作ることが でき、クチコミで広がります。
消費者側もよりよい情報に出会えることを求めて、どうしても情報が集中 しているサイトからのアプローチとなります。それにより、またより多くの 情報が集中するようになります。まさに、一時期の流行り言葉で言うところ の 収穫逓増の法則です。



# 先日飲み屋でこういう話しになり、飲み屋の話しにしておくだけでは
# チともったいないと思ったので整理してみました。ご参考まで。。。


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