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2007/11/3 (Sat) −中村ノリ選手と私の関係−


修です。

今年の日本シリーズは4勝1敗で中日ドラゴンズが優勝しました。最終戦となった第5戦で8回まで完全試合の山井投手を代えたことの是非が取り沙汰されてますが、私は何と云っても中村紀洋(中村ノリ)選手が日本シリーズのMVPを取ったことが嬉しかったです。野球選手のファンなんてものは、全くの片思いなのでしょうが、私とノリ選手には色々と絡まった糸のようなものがあります。ちょっと長くなりますが、ご紹介します。

  • 大阪で過ごした学生時代、大学近くの飲み屋のおじさんに時々草野球に誘われました。そこの常連メンバーにKさんという方がいらっしゃったのですが、渋谷(しぶたに)高校の監督でした。そのKさんは大阪の強豪私立高校で甲子園準優勝の経験をした方。2年の時に箕島高校の島本投手に負けたように云ってました。草野球でのKさんはそれはそれは素晴らしく、打席に入る前に、「左中間」「右中間」というように云ってからベンチを出るのですが、毎回必ずその通りのタイムリーを放ちます。守備はサードを守っていても、打者が打った瞬間に後ろを向いて猛スピード、本来ならばレフトフライも捕ってしまいます。そんな方でした。このKさんが渋谷高校の監督ということで、それ以降も何となく気になっていました。
  • その後私は就職して東京に来ておりましたが、激戦区の大阪大会を勝ち抜き、公立の渋谷高校が甲子園に出場しました。当然監督はKさん、エースで4番が中村ノリさんです。なお、大阪府の予選で私の兄が教員を勤める高校がこの渋谷高校に負けており、この試合を見ていた兄はエースで4番の中村選手の存在感は凄かったと云ってました。
  • 私は子供の頃から近鉄バファローズファン。91年末のドラフト会議で近鉄に入団し、3年目くらいから一軍に定着した中村選手は当然、大ファンになりました。
  • その後は、豪快なフルスイングをトレードマークにローズと3、4番を打ったり、日本代表に選ばれたりと楽しませてくれました。
  • が、少しおかしくなり始めたと感じたのは、オールスターに金色のグラブ、金髪で現れたとき。その後は大リーグに行くと云っていながらメッツとの契約を途中で打ち切ったり、近鉄との契約交渉で無茶を言っていると報道されたり、天狗になっていたのは間違いありません。
  • で、結局大リーグドジャースに行ったものの出場機会はあまり与えられず、日本に戻ってからはオリックスで清原とクリーンアップを組むと期待されたものの双方とも怪我が多く二人の活躍はあまりありません。そうこうして、昨年末、オリックスとの契約がもつれ、今年の1月、2月とどことも契約ができない状態になってしまいました。
  • 実はこんなことがありました。1月の終わり頃だったと思います。ネット上での掲示板で「中村ノリ選手についてのコメント」を求めていました。内容はひどいもの。「何様だ」というような厳しい意見が続きます。私は通常ネットへの書き込みはあまりしないのですが、これではかわいそうだと、中村選手が少し前向きに考えられるようなことを書きました。「高校時代から知っている。金髪や金色グラブなどにこだわるのではなく、野球だけを見つめて頑張れば、まだまだできる。応援している」と。そうすると、それ以降少しずつポジティブな意見が出てきたように感じました。(ちょっと世論を変えることができたかもしれません。)
  • 2月中ごろ、中日落合監督が「どこかが門戸を開かねばならんのだろう」と発言、テストを受けたあと、育成選手として入団。その後は60名の支配下選手にギリギリで入り、開幕一軍。
  • この頃、ネット上でのアンケートで「今週最も活躍したスポーツ選手」というところで中村ノリ選手に投票しコメントを記したところ、そのコメントが掲載されたりもしました。
  • 9月に横浜球場でのベースターズ戦のネット裏のチケットをもらったので、息子とでかけました。バッティング練習の後や打席での凡退の後、ベンチに戻る際、誰が声援しても無視ですが、私が「中村選手!」と声を掛けた時だけはヘルメットに手をやり、挨拶をするのです。息子は「パパが呼ぶと違う」「近鉄時代から声を覚えてるんじゃないの?」などと喜んでおりました。普通の人は「ノリー」と呼ぶのに対し、私が「中村選手!」と呼ぶのが良いのでしょうか。
  • まぁ、そんなこんなで日本シリーズ。パ・リーグファンの私は球団としては日ハムを、選手としては中村ノリ選手を応援していた次第で、何はともあれMVPとはおめでたい限りです。
  • 苦労をして這い上がり、トップスターになったものの、リストラを味わい、再度実力でイチから積上げて成功した。なかなか味わえない凄い人生ですね。
  • 腰の調子がかなり悪い中頑張ったようで心配ですが、オフシーズンはよく調整して来シーズンも頑張ってほしいものです。くれぐれも年末交渉でもめたりせずに、野球を続けさせてくれた中日球団、落合監督への感謝の気持ちを忘れず、私どもに夢を与え続けてくれることを期待しています。

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