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彼について私が知っている2,30の事柄 ・最新ニュース ・『ゴースト・ワールド』(2001)では事実上主役。変わり者の女の子、ソーラ・バーチ扮するイーニドが恋をしてしまう、ブルース・レコード・マニアで冴えない中年男のシーモアの役。せつなくて泣けて、膨大な彼のフィルモグラフィーの中でも一番といえるほどの名演技を披露しています。必見!! ・デヴィッド・アークウェット主演、ナターシャ・リーオン共演の『The Grey Zone』ではアウシュビッツの囚人役。やっぱりそうか、みんなユダヤ人か。 ・トラボルタ主演の『Domestic Disturbance』(2001)撮影中、共演者のヴィンス・ヴォーンのケンカに巻き込まれて一般人に刺される。(2001/04/21)命に別状がなかったからよかったものの‥。実生活も映画と同じ役回りなのか ・アレクサンダー・ロクウェルの新作『13 Moons 』(2001)にまたまた出演 ・2000年度サンドラー映画の『リトル・ニッキー』には出なかったが、同監督のアダム・サンドラー主演作『Deeds 』(2002)にはまたまた友情出演 ・『Jumanji 2 』(2002) ではどうやら主役の模様 ・デ・ニーロやクリストファー・ウォーケンと同じく名門ストラス・バーグ・インスティチュート出身であることが判明 |
・彼の顔と名前を知らない、という人は少なくともここ十年はまともに映画を観ていない。
・デビュー作は『セルロイド・クロージング』(96)で一部を観ることが出来るインディ映画。
・『ニューヨーク・ストーリ−』(89)ではスコセッシ監督のパートに出演。ロザンナ・アークエットの新しい恋人のアーティスト役。
・ジェームス・アイボリーの『ニューヨークの奴隷たち』(89)ではデザイナーの役。
・俄然注目を集めたのは『レザボア・ドックス』(91)の「ミスター・ピンク」。
・その縁でタランティーノとは一緒の仕事が続く。『フォー・ルームス』(95)の狂言回しのベルボーイも本当は当初ブシェーミの役だった。
・『フォー・ルームス』を断ったのは、前にもホテルのボーイ役をしたことがあったから。コーエン兄弟の『バートン・フィンク』(91)では、いつも自分の名前にエクスクラメーション・マークをつける「チェット!」という奇妙なホテルのボーイ。
・『赤ちゃん泥棒』を抜かして『ミラーズ・クロッシング』(90)からコーエン兄弟の映画にはほぼ皆勤賞。
・『ファーゴ』(96)では、証人達が「ヘンな顔」と連発する間抜けな誘拐犯。最後には相棒にミンチにされてしまう。
・『ビック・リボウスキ』(98)では、ジョン・グッドマンやジェフ・ブリッジスと共にボウリングに興じる男達の一人。いつも話を聞き損ねて、一拍遅れて質問する。今回も悲惨な最期が待っていた。てのか、かわいそすぎます。
・『フォー・ルームス』にも参加のアレクサンダー・ロクウェルの『イン・ザ・スープ』(91)では主演。映画監督に憧れる青年役。
・その縁で同じ監督の『サムバディ・トゥ・ラブ』(94)ではドラッグ・クィーン役で特別出演。
・そう言えば『リビング・イン・オブリビオン』(94)ではインディ映画の監督役。
・タランティーノ絡みといえばロバート・ロドリゲス。『デスペラード』(94)ではファーストシーンで派手に殺されるバーテンとしてカメオ出演。『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(96)にも出ている。
・タランティーノの『パルプ・フィクション』(94)映画バーのウェイターとしてカメオ出演。
・コーエン兄弟の『未来は今』(95)ではビートニクス・バーのバーテンとしてカメオ出演
・ジム・ジャームッシュの『デッドマン』(95)でもバーテンとしてカメオ出演。バーテン顔。
・そのジャームッシュの映画では『ミステリートレイン』(89)に出演。ラストにジョー・ストラマーに足を撃たれる床屋が彼。
・マイケル・レーマンの『ハードロック・ハイジャック』(94)では、ブレンダン・フレイザー、アダム・サンドラーと共に「デイヴ・リー・ロス支持」のハードロック男になってラジオ局を占拠。
・その時共演したサンドラーとダチになったらしく、彼の映画の多くにカメオ出演。『ビリー・マジソンは一日一善』(95)では、昔サンドラーに苛められた同級生の役。サンドラーから謝罪の電話をもらうと「殺したい奴のリスト」から彼の名を消す。ラストにオチ担当としてもう一度出てくる。
・『ウェディング・シンガー』(98)では、結婚式の迷惑な酔っぱらい客。ラストにオチ担当としてもう一度出てきて、サンドラーとドリュー・バリモアのウェディング・シンガーとしてスパンダー・バレエの「トゥルー」を熱唱。
・アダム・サンドラー主演作『ビック・ダディ』(99)にもホームレス役でカメオ出演。だらだらといろんなシーンに出ているのが印象的だった。
・『コン・エアー』(97)では、囚人護送機の中でも凶悪なサイコ・スリラーとして、レクター博士並の重装備で登場。
・この時共演したジョン・キューザックとは実は初顔合わせではなく、『グリフターズ』(90)で共演しているはずなのだが、確認出来ず。
・やっぱりキューザックともダチらしく、彼が製作陣にいるインディ映画『カッティング・エッジ』(94)にも小さな役で出演。
・『エスケープ・フロム・L.A』(96)では、サーフィンをするピーター・フォンダに口をあんぐりするシーンが印象的。
・『アルマゲドン』(98)では、地球を隕石から救うガテンな男達の内のひとりだったが、彼がヤケになって無茶苦茶な行動を取っている間にパリが全滅。
・『トゥリーズ・ラウンジ』(96)で監督業に進出。本人主演(ろくでなしの役)で共演はクロエ・セルヴィニー。
・次回監督作は『レザボア・ドッグス』で知り合ったミスター・ブルーことエドワード・バンカー原作の監獄もので主演はエドワード・ファーロング。
・三十年代が舞台の不穏なサスペンス、『カンザス・シティ』(96)でアルトマン映画に初登場。殺人もいとわない選挙の工作員の役。
・意外なことにまだウディ・アレンの作品には一本も出ていない。
・十年間ニューヨークの下町のフラット暮らし。最上階に住んでいるが、装備が古くすぐエレベーター(旧式)が壊れるため、非常階段で上ることを余儀なくされている。
・エージェントはいないので、本人が直接オファーを受ける。電話で交渉するのがブシェーミその人なので、映画会社のキャスティング・ディレクター達が驚いたこと数回。
・撮影場所がニューヨークである限りは自分の車で出かける。
・愛車は年代物のコンパーチブル。時々エンストを起こして路上で止まる。
・友達の映画ばかりに出ているので、よくギャラをもらい忘れる。
・アカデミー賞等の会場で見かけないのはタキシードを持っていないから
・以上六項目は全て私の妄想である。
・ショウビズが選ぶ「90年代に最も仕事をした俳優」ランキングでは、ハーヴェイ・カイテルやサミュエル・L・ジャクソンといった他のタランティーノ組に次いで第4位。でも、ギャラの総額になると14位に落ちてしまうということは‥やっぱりもらい忘れてる?
・ここで挙げた以外でも、出演作多数。
・「カフェでいつも会うけれど、よく素性は知らない友達」のような俳優。これから先何十年でもえらくならないまま映画に出続けて欲しい。
・サンドラ・ブロック主演の『28Days』では、彼女が飲酒運転のために入れられた更正施設の職員という珍しいくらいまともな役。
・驚いたことに既婚者で息子が一人いるんだって!
・2000年には日本のインターネット・プロバイダー「ゼロ」のイメージ・キャラクターに起用されて話題を呼んだ。