DON'T LEAVE
ME BEHIND/Everything but the girl
エブリシング・バット・ザ・ガールは、この12インチのB面で「Alfie 」とジミー・ウェブの「Where's
playground,Susie」(こちらのボーカルはベン・ワット)をカバーするという、ポップス・ファンの胸をかきむしるようなことをやっています。バカラックとジミー・ウェブの相性の良さは、アン・マレーとグレン・キャンベルの「恋はフェニックス/小さな願い」を交互にやるカバーで証明されています。
ベン・ワットがオーケストレーションに凝っていた頃なので、アレンジがやや教科書通りなのが惜しまれます。どうせなら、「Night
and day 」みたいにアコースティックでやればよかったのに。しかし、トレーシー・ソーンのあの「低温な声」は、ソフトにメロウに歌う数多い女性シンガーの「Alfie
」カバーの中でも際立っています。
余談ですが、ジャケットは彼らのレコードの中でも最高の部類に入るのでは。
|