試写備忘録

公開までひと月を切ったものからアップ

※いい、悪いは別にして心惹かれたものには印 はスペシャルに好きなもの

6月

060.クィーン・オブ・ザ・ヴァンパイア(2002/06/26 渋谷東急)

・前作が萩尾望都なら、これは竹宮恵子って感じ?

059.チョコレート(2002/06/21 ギャガ試写室)

・しみじみと悲しい黒人トラッシュ女と人種差別主義者の男の恋。古き良き日本映画のような風情も

058.MEN IN BLACK (2002/06/20 渋谷パンテオン)

・SFコメディだけれど相変わらずミニマム、ロザリオ・ドーソンのキューティは大画面で観る価値あり!

057.ドニー・ダーコ(2002/06/19 松竹試写室)

・青春映画史上最強のトリック・スター、ドニー・ダーコ。ドニー・ダーコは私だ。

056.STICKMEN(2002/06/17 シネカノン)

・ネプチューン主演でリメイクしたらよさそなニュージーランドのボンクラビリヤード映画

055.サッカー小僧(2002/06/10 シネパトス)

・6歳のエース・ストライカーの素晴らしい天然ボケと70年代北欧らしい色使いの風俗にうっとり

054.デュラス愛の最終章(2002/06/05 日仏学院)

・ジャンヌ・モローのデュラスが重量級なので他は軽くおさめた感のある一幕芝居

053.DOGTOWN &Z-BOYZ(2002/06/04 映画美学校試写室)

・太陽と海とプールの匂いがする西海岸版『ワイルド・スタイル』

052.ウィンド・トーカーズ(2002/06/03 よみうりホール)

・クリスチャン・スレイターは久しぶりにまともな役だったのにあんな顛末でよかったのでしょうか

051.スコーピオン(2002/06/03 松竹試写室)

・ケヴィン・コスナーのエルビスは頭の上がひよこ状態なので悲しい

5月

050.アメリカン・バレエ・シアターの世界(2002/05/28 徳間ホール)

・カンパニーという側面からバレエを描く傑作ドキュメント。三時間近くがあっという間

049.ネイムレス(2002/05/28 アウラルーム)

・ジョン・ソールの小説なみのいやーな感じの怖さはあります。ひー。

048.ウェイキング・ライフ(2002/05/27 二十世紀フォックス試写室)

・夢で再認識する自己、追体験する人生、リンクレイターはやっぱり異才

047.さすらいのカウボーイ(2002/05/23 映画美学校試写室)

・あまりに美しく感傷的で西瓜糖の日々なウェスタン

046.ラッキー・ブレイク(2002/05/22 シネ・アミューズ試写室)

・「さあ皆さん、歌って踊って笑って泣いていただきましょう」という浜村純のアナウンスが似合う

045.歌え!フィッシャーマン(2002/05/22 映画美学校試写室)

・北国のいい声いい顔親父博覧会

044.フューチャー・ゲーム(2002/05/17 シネ・アミューズ試写室)

・ゲームっ子ではない私の見どころは、アリエル・ドンバールの女戦士コスプレにつきる

043.マジェスティック(2002/05/13 WB試写室)

・アメリカ清く正しくコミュニティはがっちりと強固でなきゃね!9/11以降公開ならよかったよね!!

042.ロイヤル・テネンバウム(2002/05/10 ブエナビスタ試写室)

・今年の暫定ナンバーワン。こういうのをストーリー・テリングの魔法っていう。

041.ハイ・クライムズ(2002/05/08 20世紀フォックス試写室)

・予想通りどんでん返しがあるのだが、ちょっと待てそれだと話に整合性が

040.JLG(2002/05/07 映画美学校試写室)

・ジャン=リュックのレマン湖畔ヒッキー日記

039.es(2002/05/07 ギャガ試写室)

・心理学の実験で刑務所ごっこ。何が起こるか大抵予想がつく

4月

039.ダスト(2002/04/25 ヤマハ・ホール)

・こういうのはストーリー・テリングの魔法っていわない

038.ケンタッキー・フライド・ム−ヴィー(2002/04/23 アミューズ試写室)

・ギャグセンスはトレイ&マット、ルックスはサンドラ−とスティラ−な若かかりし日のザッカー兄弟!

037.スパイダ−マン(2002/04/18 日劇)

・今シーズン最強の学園映画はコレだったりする

036.天国の口、終わりの楽園(2002/04/16 ヤマハ・ホール)

・メキシコでしかありえないせつなく不可思議なトライアングルラブ・ジャーニー

035.フォーエヴァ−・モーツアルト(2002/04/16 メディアボックス試写室)

・戦争と映画制作の不条理な悲しみ

034.キル・ミ−・レイタ−(2002/04/16 映画美学校試写室)

・オフ・ビート・コメディとしては外している。でもセルマ・ブレア主演というのはそれだけで価値がある

033.ニューヨークの恋人(2002/04/11 ギャガ試写室)

・もうちょっと余韻が欲しいジャック・フィニィ調ファンタジー

032.ローラ−・ボール(2002/04/02 イマジカ第二試写室)

・WWFとめざましテレビのファンはそれなりに楽しめます

3月

031.パニック・ルーム(2002/03/28 渋谷パンテオン)

・驚くほどフツーなフィンチャー版『暗くなるまで待って』

030.アリスの旅立ち(2002/03/28 アウラルーム)

・フランスのインディ女性監督は何故だか労働者階級の寂しいボーイ・ミーツ・ガールものが好きだよね

029.スパイダー(2002/03/22 東宝東和試写室)

・最大の謎かけ二つを収拾しないままの大どんでんがえーし。そんなのアリか!?

028.少林サッカー(2002/03/18 メディアボックス試写室)

・映像イメージが素晴らしいね!アストロ球団とかが好きな男子は是非!

027.セッション9(2002/03/13 アミューズ試写室)

・相変わらずほれぼれするほど巧いカメラと編集、でも恐いかっていうと話はまた別

026.プレッジ(2002/03/13 ヤマハ・ホール)

・格調高い推理小説を読んでいるような深いエッジ、高い演出力、そしてニュー・シネマという名の病

025.アニマルマン(2002/03/13 東宝東和試写室)

・ラストの黒人俳優の一発オチとサンドラー特別出演で私には充分及第点

024.ルーヴルの怪人(2002/03/11 メディアボックス試写室)

・「こちらがおみやげコーナーでーす」怪人ヴェルフェゴールがあなたに最新ルーヴル美術館事情をナビ

023.ブラック・ホーク・ダウン(2002/03/06 イマジカ第二試写室)

・上映時間二時間二十五分中二時間十分が爆撃シーン、耳が痛くなります

022.ウィークエンド(2002/03/01 映画美学校試写室)

・愛と憎しみと交通渋滞と人身事故とカニバリズムの週末旅行

2月

021.ノット・ア・ガール(2002/02/27 ヤマハ・ホール)

・これなら彼氏のジャスティンと「グリース2002」やった方がファンもそうじゃない人も納得したはず

020.暗い日曜日(2002/02/26 20世紀フォックス試写室)

・主演女優のあまりの美貌と驚愕のオチにその他の要素がふっとぶ嘘っこ名曲秘話

019.ノン・ストップ・ガール(2002/02/25 映画美学校試写室)

・「聖なる愚かな女」と愛の力に関するロードムーヴィー

018.モデルカップル(2002/02/22 シネカノン試写室)

・ポップで狙いはキャッチーなのに何故か退屈なとこがある、いかにもマルチアーティストが作った映画

017.サンキュー、ボーイズ(2002/02/22 ソニー試写室)

・思い入れたっぷりのシングルマザー奮闘記

016.少年と砂漠のカフェ(2002/02/20 映画美学校試写室)

・ジャリリの映画はあまりにもシャープなために何か企みごとを見ているような気分にさせられる

015.翼をください(2002/02/19 映画美学校試写室)

・ファンタジーとしての「ボーイズ・ドント・クライ」あるいは「ショウ・ミー・ラブ」悲劇バージョン

014.ふたつの時、ふたりの時間(2002/02/11 ビデオ)

・アントワーヌ・ドワネルものと『ふたりのべロニカ』が好きな人は映画館に走れ!

013.バーバー(2002/02/06 ヤマハ・ホール)

・破綻のない語り口と抑制された演出、役者がそこにバグを仕掛けないとこの人たちの映画は輝かない

012.愛しのローズ・マリー(2002/02/05 ヤマハ・ホール)

・今、こんな愛らしいディケンズ調をやって許されるのはファレリー兄弟だけだ

1月

011.アメリカン・サマー・ストーリー(2002/01/30 UIP試写室)

・バカで可愛い男の子たちと女の子たちの夢の夏休み・アメリカン・パイ2ですけれど!胸キュン度アップ

010.穴(2002/01/30 メディアボックス試写室)

・ソーラ・バーチ主演じゃなかったらビデオスルーだったであろうというクオリティ

009.GIRLS★GIRLS(2002/01/25 メディアボックス試写室)

・「ポーキーズ」以上でも以下でもなく

008.シッピング・ニュース(2002/01/24 丸の内プラゼール)

・「自分の運命を甘んじて受ける男の子の物語」はこの監督の得意とするところのはずなんだけれど‥?

007.サウンド・オブ・サイレンス(2002/01/23 20世紀フォックス試写室)

・本当はブリタニー・マーフィ対マイケル・ダグラスの心理戦こそ見たかったのだけれども

006.陽だまりのグラウンド(2002/01/22 ギャガ試写室)

・ノートリアスB.I.Gに泣かされるとは思わなかったよ

005.家路(2002/01/17 東宝試写室)

・パウロ・ブランコはオリヴェイラをお家に連れて帰って上げて下さい

004.ジェヴォーダンの獣(2002/01/16 メディアボックス試写室)

・ショッカーの世界征服けいかく、フレンチ・ゴシック編

003.沈みゆく女(2002/01/15 シネカノン試写室)

・性的な強迫観念がある女性を女性が撮った映画ってどうも苦手

002.愛の世紀(2002/01/08 東宝試写室)

・レマン湖畔ヒッキー状態から抜け出したゴダールが辿り着いたのは、記憶のパリ・観念のアメリカ

001.そして愛に至る(2002/01/08 映画美学校試写室)

・ゴダールは最後にずいぶん頭でっかちな女子と一緒になったものだなあ

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