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2.インストールとチャートツール
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■インストール
◆通常のESC-vcomオブジェ[ver7]のインストールと同様に行って
ください。
◆但しチャートモジュールを \WINDOWS\SYSTEM のディレクトリ又は
ESC-vcomオブジェ[ver7]をインストールしたディレクトリに以下のドライバーファイルを copy して
ください
※※ESC-vcomオブジェ[ver7]以外でも使用する可能性がある場合は、
\WINDOWS\SYSTEM のディレクトリインストールしてください
[32bit版] --> CFX2032.DLL
--> LANG3032.DLL
※※32bit版のみのリリースとなります。
[16bit版] --> CHARTFX2.DLL
--> LANG30.DLL
※※16bit版は、インターナルユースのみです。
■簡単なテストとデモサンプルの起動方法
※チャートモジュールを理解するにはデモサンプルを動作させてください。
◆デモサンプルファイルとその起動方法。
(1)cfx1.dat --> ポップアップウィンドウ
(2)cfx2.dat --> チャイルドウィンドウ
※[フローテングメニュー]→[ウインドウw]→[ファイル表示]
次に[ファイルを開く]→[OK]
※[ファイルを開く]ダイアログボックスで .DAT を指定して cfx1.dat
や cfx2.dat を選択してください。
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■チャートツール
◆メニュー・バー
チャートの外観を変更する時に使用します。これはWindowsの標準
メニューです。ユーザはチャート画面からコマンドを実行できます。
[ファイル] [エデット] [ツール] [ビュー] [ギャラリ]などが選択できます。
◆ツール・バー
チャート画面には、ツール・バーを表示することが出来ます。
ユーザはマウスを使ってツール・バーから各種の機能を選択できます。
例えば、チャートギャラリーを表示したりクリップボードにアクセス
したり、3D効果や回転を指定出来ます。
プログラマーはユーザのアプリケーションに応じてこのツール・バーを
表示する/しないを設定出来ます。
ツール・バーで指定出来るコマンド
[ファイルコマンド] : オプションをクリックしてファイル制御を実行できます。
[ギャラリコマンド] : チャートの種類を変更出来ます。
[組込みパレット] : パレットの色を変更出来ます。(vcomのパレットではありません)
[3-D効果] : 回転及びクラスタ形式など立体効果を指定出来ます。
[凡例/目盛り線] : チャートに指定されている凡例や目盛り線を表示する/しない
を設定出来ます。
[ユーティリティ] : タイトルの変更及びフォントの変更の設定が出来ます。
◆回転ダイアログ
ユーザは回転ダイアログを表示してxy軸の角度を変更して任意の視点から
チャートを見ることができます。
※※プログラマーがソースコードで回転を指定できます。
このダイアログはメニュー又はツール・バーから表示できます。
[回転角度を設定する手順]
1.回転ダイアログを開く
2.Full 3D Viewボックスをチエックする
3.ハンドルをドラッグするかフィールドに数値を入力して回転角度を設定して
ください。
4.サンプル表示を確認してください。
5.Applyボタンを押すと設定された回転角度にてチャート内で表示します。
終了する場合は <OK>ボタンを押します。
[回転を使用しない場合]
1.回転ダイアログを開く
2.Full 3D Viewボックスを解除する
3.終了する場合は <OK>ボタンを押します。
[3Dチャートの奥行を設定する]
3Dチャートの奥行はスライド目盛りで調節します。
目盛りを右にスライドすると奥行が増加します。
目盛りを左にスライドすると奥行が減少します。
[3Dチャートの影付け]
このダイアログは3Dチャートのマーカーに影を表示する/しない設定するチエックボックスを
提供します。
この機能を使用しない場合はマーカーの奥行部分は前面と同じ色になります。
デフォルトは ON です。
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◆データエデッタ
ユーザはデータエデッタを使用してチャートに設定されている数値を変更
できます。またx軸及びy軸に任意の凡例を設定できます。
プログラマーが CS_EDITABLE を設定しないとユーザはデータ変更出来ません。
※※データエデッタでは日本語の凡例は表示できません。
[数値を変更する方法] : ユーザはマウスの左ボタンをダブルクリックして
セル内の数値を変更します。
最初の数値を変更した後ユーザはキーボードの上下
矢印キーを使用してセル間を移動できます。
またタブキーとシフトタブキーを使用して左右に
移動できます。
[凡例を変更する方法] : ユーザはマウスの左ボタンをダブルクリックして
セル内の凡例を変更します。
◆パレット・バー
パレット・バーを使用してチャートの色を変更出来ます。
●データ系列の配色
●プロットエリアの外側の色
●3−Dチャートの壁面
●プロットエリアの背景色
●横棒グラフの項目名と系列名
※※ユーザはマウスを使って使用する色をドラッグし任意の位置でドロップ
します。
◆パターン・バー
ユーザはパターン・バーを使用してデータマーカにパターンやベタ塗りを
指定できます。チャートの色を変更出来ます。
モノクロプリンタの場合パターンを使用すると便利です。
※※ユーザはマウスを使ってパターンをドラッグし任意のマーカ位置で
ドロップします。
[色付きパターン] : パターンには2色が使えます。
[前景色] : パターンの色で描画する。
[背景色] : パターンの背景色で描画する。
※※ユーザがパターンの2色について変更する場合、パレット・バーから
使用する色をドラッグし任意のマーカ位置でドロップします。
パターンの色を変更する場合は、マーカ位置でドロップします。
パターンの背景色を変更する場合は、<シフト>キーを押しながら
ドロップしてください。
※※タブ付きダイアログで、<カラースキーム>を実行しなければ
色付きパターン使用出来ません。<カラースキーム>でモノクロ
パターンを指定した場合はパターンの色は黒、背景色は白になります
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◆タブ付きダイアログ
※※タブ付きダイアログでは日本語の表示はできません。
※※この設定はチャート全体に有効となります。注意してください。
<<<一般タブ>>>
[GalleryType] : チャートの種類を変更します。
[Cluster] : 3−Dチャートのクラスタ形式の設定を変更します。
[Point Type] : マーカの外観を選択します。
[Point Sizeスライダー] : データマーカの大きさを指定します。
[Marker Volumeスライダー] : データマーカの幅を指定します。
[Stacked Style] : チャートで使用する積上げ形式をコンボボックスから選択
します。
[Grid Line] : 目盛り線の種類をコンボボックスから選択します。
[Color Scheme] : <カラースキーム>ベタ塗り又は色付き/モノクロのパターンを
指定します。
[Color Linesチエックボックス] : レーダチャート、スプライン、折れ線などの2-Dチャートで
データ系列に色を使用します。
[Show Linesチエックボックス] : レーダチャート、散布図でデータ系列の線を表示します。
<<<データ系列タブ>>>
[データ系列コンボボックス] : 変更するデータ系列インデックスを指定します。
データ系列凡例とマーカー色を表示します。
※※日本語の表示はできません。
[MultipleTypesチエックボックス] : マルチタイプチャートを使用する場合にチエックします。
[GalleryType] : マルチタイプチャートのみこの機能を使用します。
[Show Point] : データ系列を点でプロットします。
[Show Values] : マーカーに数値ラベルを表示します。
[Borders] : 棒グラフなどのマーカーの輪郭を表示します。
この機能は円錐又は円柱グラフを作成する場合に便利です。
[Area Lines] : 面グラフの目盛り線を表示します。
[SeriesColor] : コンボボックスからデータ系列の色を選択します。
[Multiple Shapes] : 複数系列のチャートそれぞれに異なったマーカーを使用する場合
[Line Thick] : 線幅を指定します。
[スライダー] : データ系列の多面体のマーカーの面の数を指定します。
[円錐チエックボックス] : 棒、立方体、高値安値グラフを円錐で表示します。
<<<スケールタブ>>>
[軸を選択する] : 散布図の場合はx軸のみプログラマが作成するチャートでは
セカンダリy軸のみ指定できます。
[最大値最小値] : 選択した軸に設定する最大値と最小値を入力します。
入力した値が限界値を越えていた場合は完全なチャート
を表示できません。
[目盛りの単位] : 自動的にxy軸の目盛りの単位を決定します。
表示する数値が大きい場合に設定を使用します。
[目盛りの間隔] : 自動的にxy軸の目盛りの間隔を決定します。
[Show Zero axis] : ゼロ軸表示します。
チャート内の負の領域を表示できます。
[Y axis scale] : 通常の目盛りか対数目盛りを使用するか指定します。
デフォルトでは10の累乗として計算します。
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