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41.ドローグリッド(TDrawGrid)の使い方 
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 [1]ドローグリッド(TDrawGrid)オブジェクトの作成
      →共通ルーチン【ZVCMDRG】【ZVCMDRG2】【ZVCMDRG3】 
  @予期しない値がセットされていないようにローカル変数を削除します[D KILL^ZVCMSUB] 
  Aイベントマスクを設定します、例では[V2EVENT^ZVCMDRG]ですが->適切に設定 
  Brectパラメタを作成します。[D SETRECT^ZVCMDRG] 
     (x,y,w,h):位置サイズ情報(行桁サイズモードに設定後) 
     (color):コントロールの色番号(Colorプロパティ) 
     -->指定なしの場合デフォルトの色 
     (font):コントロールのフオント番号(Fontプロパティ) 
     -->指定なしの場合(null)[font=498]のフオントをセット[SETRECTにおいて] 
     -->0:指定の場合デフォルトのフオント 
     (keycode):キーボードイベントを発生させる終了キーコードのセット 
     -->0を指定した場合0番のキーセットを指定した意味 
     ※イベントマスク設定でキーボードイベントを有効に設定しないとキーボードイベントは発生しません 
     (その他のプロパティ):(zorder,TabOrder,TabStop)...は必要があれば設定します。 
     ※[D SETRECT^ZVCMGRD -> rectstrが作成される
  C グリッド作成情報をeditパラメタに設定します。[editstr] 
     ※[S defwidth=(明示的にサイズ変更されていない全ての列の幅(桁数)小数点可)]
     ※[S width=(各Columnの幅(;でColumn数分指定)] 
        <- vcomライン数で指定(小数点可) 
        --> インデックス(0)の幅;インデックス(1)の幅;...;  
     ※[S height=(デフォルトのRowの高さ)] 
        <- vcomライン数で指定(小数点可) 
     ※[S scroll=スクロールバーの指定] 
        --> 1:無し 2:水平方向 3:垂直方向 4:両方(デフォルト) 
     ※[S columns=仮のColumn全体数(ColCount)] 
     ※[S rows=仮のRow全体数](RowCount) 
     ※[S Fcolumns=スクロールしない固定部のColumn数](FixedCol) 
     ※[S Frows=スクロールしない固定部のRow数](FixedRows) 
     ※[S Lindex=左端に表示されるスクロールするColumnのインデックス(0,1,2,...)](LeftCol) 
     ※[S Tindex=上端に表示されるスクロールするRowのインデックス(0,1,2,...)](TopRow) 
     ※[S Fcolor=スクロールしない固定部の色](FixedColor) 
        --> 色コード参照 
     ※[S editmode=エデットモードの指定](Options<<goEditing) 
        --> 1:エデットモード null:参照のみ 
     ※[S options=オプションの指定(付加)(;で区切って複数指定)](Options) 
        --> オプション;オプション;オプション;... 
            1:固定列を分ける垂直線が描画される(goFixedVertLine) 
            2:固定行を分ける水平線が描画される(goFixedHorzLine) 
            3:スクロール可能列を分ける垂直線が描画される(goVertLine) 
            4:スクロール可能行を分ける水平線が描画される(goHorzLine) 
            5:各セルの範囲を一度に選択できる(goRangeSelect) 
            6:入力フォーカスのあるセルは特別な背景色で描画(goDrawFocusSelected) 
            7:スクロール可能列は個別にサイズ変更できる(goRowSizing) 
            8:スクロール可能行は個別にサイズ変更できる(goColSizing) 
            9:スクロール可能列は個別にマウスで移動できる(goRowMoving) 
           10:スクロール可能行は個別にマウスで移動できる(goColMoving) 
           11:セルの内容を変更できる(goEditing) 
           12:[Tab]および[Shift]+[Tab]キーで各セル間を移動できる(goTabs) 
           13:各セルではなく行全体を選択する(goRowSelect) 
           14:グリッドは編集モードにロックされる(goAlwaysShowEditor) 
           15:スクロールボックスをドラグ中グリッドイメージが更新される(goThumbTracking) 
     ※[S delopts=オプションの指定(削除)(;で区切って複数指定) 
        --> オプション;オプション;オプション;... 
     ※[S respkeys=各行の左からのキーの個数(リスポンスで取得する)] 
     ※[D SETEDIT^ZVCMDRG]グリッド作成情報を作成
     ※[S editstr=EDITSTR]
  D[D CREATE^ZVCMDRG]で使用されるパラメタを設定する 
     ※[S cid=(1〜1023の一意の番号)]
     ※[S form=(1〜1023の親フォームのフォーム番号)]
     ※[S parent=(1〜1023の親コントロールのcid番号)]
     ※[S group=(0〜32767のグループ番号)]
     ※[D CREATE^ZVCMDRG]コントロールオブジェクトの作成
  E作成後グリッドコントロールの中に表示する表データを追加する。
     ※[S cid=(1〜1023の一意の番号)]
     ※[S start=開始rowインデックス(0,1,2,3,...)]
     ※[D DOWNLOAD^ZVCMDRG2]コントロールの中に表示する表データを追加
     ※[W "(カラム-0文字列,カラム-1文字列,カラム-1文字列,...)"_$C(13)_$C(10)]
     ※[W "..."]
     ※[W "(カラム-0文字列,カラム-1文字列,カラム-1文字列,...)"_$C(13)_$C(10)]
     ※[W $C(26)
  Fイベント応答メッセージからコントロールの中に選択されているセルを取得する
     ※イベント種別=クリックイベントとセルが選択イベントで処理します
     ※イベント応答メッセージを読み込む[S RESP=$$ReadMsg^ZVCMSUB(Rtail)
     ※読み込んだ(受信)イベント応答メッセージを分解する[D VCMRESP^ZVCMSUB]
     ※(Revent2):イベント種別
     ※(Rselno):カレントカラム(桁)【最新の選択情報】
     ※(Rselcnt):カレントロー(行)【最新の選択情報】 
     ※(Rmain):null(ステータス取得とセル取得の時のみセルの文字列)
     ※[Rsub]:null 
     ※[Roption]:選択セルの矩形(左端;上端;右端;下端;Col数;Row数)(0,1,2,...の値) 
     --->グリッドのセルが選択されたイベント応答時[選択矩形情報は選択される前の情報]
     --->Col数;Row数は固定部とスクロール可能なものを含みます 
     ※(Rkeycode):キーボードイベント時仮想キーコード
     ※(Rshift):シフト状態 0:無し 1:シフト 2:コントロール 4:<ALT>の組み合わせ 
※【(61)左上端のセルが変更されたイベント】の場合は 
     ※[Rselno] = 左端カラム(桁) 
     ※[Rselcnt] = 上端ロー(行) 
     ※[Rmain] = 左上端セルの文字列 
  Fセル中にビットマッブやテキストを指定の位置に配置できます([リファレンス]と[共通関数を参照])
     ※[D SETCELLBMP^ZVCMDRG3]
     ※[D SETCELL^ZVCMDRG2]
     ※[D SETCELLATRB^ZVCMDRG3]
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 [2]ドローグリッド(TDrawGrid)オブジェクトのイベント
      →共通ルーチン【ZVCMEVENT】 
      →共通ルーチン【ZVCMEVENT7】応答イベントコード定数 
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◆ イベントマスクを設定(応答を可にする) 
 ※イベント設定変数を初期化→  D CLEAR^ZVCMEVENT 
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mask0= 2  : (1)マウス左クリックイベント応答(ビット1) 
 ※イベント設定変数を設定  →  D CLICK^ZVCMEVENT 
 ※リスポンス応答メッセージ中のイベントコード→ [Revent2=EV2Click],[Revent1=EV1Click] 
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mask0= 4  : (2)マウス右クリック(ポップアップ)イベント応答(ビット2) 
 ※イベント設定変数を設定  →  D POPUP^ZVCMEVENT 
 ※リスポンス応答メッセージ中のイベントコード→ [Revent2=EV2RClick],[Revent1=EV1Popup] 
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mask0= 8  : (3)キーボードイベント応答(ビット3)  
 ※イベント設定変数を設定  →  D KEYBORD^ZVCMEVENT 
 ※リスポンス応答メッセージ中のイベントコード→ [Revent2=EV2Keybord],[Revent1=EV1Keybord] 
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mask0= 128 : (7)グリッドのセルが選択された(ビット7)[選択矩形情報は選択される前の情報]  
 ※イベント設定変数を設定  →  D SELECTCELL^ZVCMEVENT 
 ※リスポンス応答メッセージ中のイベントコード→ [Revent2=EV2SelCell],[Revent1=EV1SellCell] 
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mask1= 8  : (11)フォーカスを失う時応答(ビット3) 
 ※イベント設定変数を設定  →  D KILLFOCUS^ZVCMEVENT 
 ※リスポンス応答メッセージ中のイベントコード→ [Revent2=EV2Exit],[Revent1=EV1Exit] 
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mask1= 16 : (12)フォーカスを得る時応答(ビット4) 
 ※イベント設定変数を設定  →  D SETFOCUS^ZVCMEVENT 
 ※リスポンス応答メッセージ中のイベントコード→ [Revent2=EV2Enter],[Revent1=EV1Enter] 
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mask2= 64 : (22)マウス左ダブルクリック応答(ビット6) 
 ※イベント設定変数を設定  →  D LEFTDBL^ZVCMEVENT 
 ※リスポンス応答メッセージ中のイベントコード→ [Revent2=EV2DblClick],[Revent1=EV1DblClick] 
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mask7= 32 : (61)左上端のセル位置が変更された(ValueList)(ビット5)(TopLeftChanged) 
      --> グリッド内の非固定セルがスクロールされた時 
 ※イベント設定変数を設定  →  D TOPLEFTCHANGE^ZVCMEVENT 
 ※リスポンス応答メッセージ中のイベントコード→ [Revent2=EV2TopLeftCng],[Revent1=EV1Other] 
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 ※イベントマスクを設定       →  D SETEVENT^ZVCMEVENT 
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