第15回東京ヴォーカルアンサンブルコンテスト(TVEC)の結果

TVEC(2/5北トピアホール)の結果とCSPへの講評です。提供は K氏とO氏


◆結果 <K氏のメールより転用>

[金賞]
8. Coro Lino
9. Rosa Mariano
17. ステラ マリス
24. 混声合唱コール・ブレヴィス
28. ペンタ コラリアーズ with You ?

[銀賞]
18. Ladies Choir 潮の音
21. クリスタル
25. リバティ・ベル
31. クール・ブリアーン

[銅賞]
7. 日立コールシステムプラザ
11. 多摩リヴィエール
15. まめぞうとゆかいななかまたち
16. はるか
20. ヴォーチェ・アルジェンティーナ
29. ル・サージュ
32. 合唱団 MORZ

[奨励賞]
27. エクステンション


◆得点と講評  <O氏のメールより転用>

今谷84梶取77松浦80松下93村谷83で合計417点。
順位は15位ですが、同点の「はるか」とともに銅賞受賞の中で一番下です。

ちなみに、1位は「ペンタコラリアーズwithYou?」460点(89/89/92/96/94)
金賞は5団体:460点〜447点。銀賞は4団体:442点〜433点
銅賞は7団体だが、430点か417/418点。
10位「多摩リヴィエール」                430点(85/91/88/75/91)
10位「ル・サージュ」                    430点(84/82/86/89/89)
10位「合唱団MORZ」                  430点(85/80/91/82/92)
13位「まめぞうとゆかいななかまたち」    418点(83/71/94/90/80)
13位「ヴォーチェ・アルジェンティーナ」  418点(82/81/87/80/88)
15位「はるか」                          417点(84/76/89/76/92)
それ以下は、22位までが400点以上(22位が奨励賞の「エクステンション」)。
最下位は31位340点(「安田コンピュータサービス(株)合唱部」)。
なお1団体(「ENSEMBLE APINGAUT」)は棄権。


<<<講評>>>

【今谷和徳:音楽史家】全体のアンサンブル、声の響きなどは悪くありませんが、
言葉、特に子音の発音が弱いために、曲の表現力に多少欠けてしまった点があるの
は残念です。日本語は難しいですが、ヨーロッパの言語による曲でその点を工夫し
てみると、日本語の曲もよりよく歌えると思うのですが。

【梶取弘昌:声楽家】やわらかい響きですが、フレーズの立ち上がり、音の跳躍に
エネルギーが足りません。息と声の結びつきが不十分な気がします。中間音から下
をしっかり響かせる練習を。

【松浦ゆかり:指揮者】職場の仕事の合間でよく練習が出来ました。細やかなアン
サンブルは美しい。ややインパクトに欠けるか…(こういった曲としても…)。
豊かな広がりのある響きが欲しい。

【松下耕:作曲家】やや控えめながら質の高いアンサンブル。旋律もしなやかに流
れている。ハーモニーも安定し、聴きやすい。ポリフォニックな処理の個所の言葉
が明瞭になるとなお良い。もう少しダイナミックがほしい気もするが、抑制の効い
た表現も悪くないだろう。好演。

【村谷達也:指揮者】フレーズの始まりの発音が音量が不足して聞き取れないとこ
ろが各声にあった。発音は美しく整った日本語に聞こえた。しかし、各声の音色な
どバランスのとれたよいグループ。

⇒総合すると、アンサンブルはまとまっているが、ダイナミックさが不足。日本語の
発音がいまいち。音の跳躍がいまいち。ってとこでしょうか。なるほどね。

                                                               

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