VIA EDEN ESP-6000搭載の組み込み用マザーボードを使った ファンレスなベアボーンキットBe Silentです。
部品 | メーカー | 機種 | 仕様 |
---|---|---|---|
マザーボード | EValue Technologies | ECM-3610 | VIA VT-8606(S3 Savage4内蔵), RTL8139×2, CF Type2スロット |
CPU | VIA | EDEN ESP-6000 | 667MHz, Samuel2, FSB 133MHz |
メモリ | プリンストン・テクノロジー | PD144G-256 | SO-DIMM |
HD | 日立 | IC25N040ATMR04-0 | 2.5インチ 40GB 4200rpm 流体軸受け キャッシュ2MB |
ケース | eLet's | 専用 | W170 D110 H60 ドライブ類一切なし |
ACアダプタ | LISHIN International Enterprise Corp. | LSE9901C0530 | INPUT: AC100-240V 1.5A 50/60Hz, OUTPUT: DC5V 6A 30W(max) |
山口百恵の「美・サイレント」をパロったと方々で書かれてますが、 そもそも山口百恵の「美・サイレント」自体が英語の「be silent」を もじってキャッチコピーにした化粧品会社とのタイアップ作品だったわけで、 行って戻ってきたというか、なんというか外してると思います。
最初は、手持ちのノート用退役部品を組み合わせていじり回していましたが、 インストールの途中やインストール後にブートしてしばらくするとカーネルが panicしてしまい、殆ど使い物になりませんでした。
その後、panicはノートPC退役メモリが怪しいと気づき、 PC133なのを買ってきて入れたら起こらなくなりました。 要はマザーボードがPC66クラスのメモリには対応してなかったってことですかね。
HDは厚さ9.5mmのものしか入りません。 で、ケースが熱的に厳しい自然空冷なので、 できるだけ回転数の低いものということで4200rpmのにしました。 24時間稼働させるつもりなので流体軸受けは避けたかったのですが、 もう流体軸受けのものしか売ってませんでした。 あとでデータシートを探して寿命を読んでおかないと。
本当にファンレスですが、 同じマザーボードを使ってファンレスにしている EES3610と違って 基板上のチップに乗っているヒートシンクは普通のフィンで、 そのフィンの上へシリコーンのシートを挟んで ケース表面のヒートシンクをくっつけています。 チップのフィンとシリコーンのシートの間が線でしか接してないので、 チップのヒートシンクから筐体外側のヒートシンクへの熱伝導の 能率が結構心配です。
どうせもともと割高なんですし、 こういう熱のこもりやすいところでは ヒートパイプみたいなものを積極的に使って欲しかったんですが。
取説にもありますが、この筐体外側のヒートシンク、 本当に熱くなります。
普通はUSBにフロッピやらCD-ROMドライブやらを接続してやるもののようですが、 ネットワークブートの機能があるようなのでそれを試してみました。 これ使えます。
なんと、ネットワークインタフェースはRTL8139のくせに ブートROMを持っていて、PXEが機能します。
なので、普通にbootp(dhcp)+tftpでFreeBSDのインストーラを流し込んで NFSでインストールが出来ました。
まだ試していませんが、 その気になれば本気でディスクレス稼働も可能だと思います。 が、ま、こういうマシンをディスクレスで動かしてもあまりメリットはないかな。
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last update: $Date: 2003/12/20 09:45:52 $