PENTAX Optio-S
買ってしまいました。
だいたい、京セラFineCam S3LとかMINOLTA Dimage Xi辺りを候補に、
カメラ雑誌とかImpress Watchの実写テストを見てから
決めようと思ってたのですが、
店頭でその小ささに惚れて衝動買いしてしまいました。
カタログ上の特徴
スライディングレンズシステム
レンズ収納時に中群を光軸の外へ出すことにより、
3倍ズームレンズを薄型ボディに完全沈胴させることに成功しています。
その仕組みからして、
メカがくたびれてきたときにレンズ中群の光軸がずれる危険が感じられます。
心中する覚悟が必要かも。
smc PENTAXズームレンズ
焦点距離5.8mm〜17.4mm (35mmフィルム換算で35mm〜105mm相当)
F=2.6〜4.8
5群6枚 両面非球面レンズ2枚使用
筐体サイズ
たぶん、キヤノンIXY Digitalより小さいです。
W83 H52 D20mm
質量98g (電池・SDメモリカード含まず)
撮影時質量115g (電池・SDメモリカード含む)
撮像素子
1/2.5型CCD
有効画素数320万画素
原色フィルタ
インターライントランスファ
手にしてすぐの感想
- 小さく軽い。しかし、大きさの割には軽すぎず適度などっしり感が物欲的に嬉しい。
- 前面パネルのスピンドル加工というやつも金属ボディのひんやり感と共に高級感があって物欲的に嬉しいが磨きにくいし埃がひっかかりやすい。
- 店頭で確認したときには傷はなかったのだが、レンズの上にもうひっかき傷ができてしまっている。意外に柔らかいのかしら。
- シャッターボタンより端寄りに電源ボタンという配置は間違ってるんじゃないだろうか。
- 十字ボタンが意外に操作しずらい。方向入力のつもりがしばしばボタン全体を押し込んでしまう。
- 撮影パラメータの変更は原則メニューからでないと辿り着けない。うちひとつだけ十字キーの左右をショートカットに設定できる。よく使いそうなのは測光モードかな。
- シャッター以外のボタンは片手持ちでは現実的に操作できないと思った方がよさそうだ。
- 光学ファインダーには何も表示がないので液晶を常用せざるを得ないかな。
- デジタルズームは液晶表示の上では誤差拡散法っぽい粉っぽい絵になる。
- 一応、ズーム領域の表示にデジタルズームの始まる点が表示され、光学ズームで寄り切ってからデジタルズームに移行するまでに1秒弱時間があくので、デジタルズームを有効にしたままでもデジタルズームに入る前にとどめることができる。
- セルフタイマーのカウントダウン表示LEDの導光体に電源ランプの光が入って緑に見えるので、セルフタイマーのカウントダウン表示LEDまで緑なのかと焦ったが、こちらは赤だった。
- USBケーブルのミニコネクタ形状はいわゆるUSBミニコネクタではなくビデオ出力と共用の特殊端子になっている。
- ACアダプタを繋いでも本体ではバッテリを充電できなかったりするんだろうか。
- バッテリを付属の充電器で充電するには本体から出さなければならないが、あまり長時間バッテリを外していると時計が初期化されてしまうらしい。
- 自分撮り用に液晶が使えないのでミラーが欲しかったかも。しかし高級感を損なわないようにデザインするのは難しそうな気がする。
使い始めての感想
- AFの動作音が自信なさげに結構長時間ツツツツと鳴り続くのが不安感をそそる。
- マニュアルフォーカス時には画面中央部を拡大してくれるので液晶でも何とかなりそうな気はする。
- シャッターボタン半押しのポイントが分かりにくく、半押しから全押しまでのストロークが短いのでついシャッター操作が慎重になりチャンスを逃しそう。
- 晴れた日に屋外では思った以上に液晶表示が見えない。やっぱり微反射か微透過が欲しい。
- 晴れた日の屋外では結局光学ファインダーに頼るのだが、ファインダー脇のLED2灯以外は表示もないし、フォーカスフレームすらないのでとても不安。
- 絞りってないのかしら。
- レリーズタイムラグが短いことを謳っているが、その前に合焦するまでに時間がかかるのであまり意味ないかも。
- やっぱり35mmフィルム換算で28mm相当の広角が欲しい。
- 静止画のビデオ出力は見た目の解像感が高くていい感じ。
- 純正革ケースは格好はいいのだがストラップの結び玉(というかPENTAX印の四角いやつ)がストラップ穴に引っかかって取り出しにくい。
- 純正チェーンストラップは(筐体が傷つくのを嫌ったのか)ビニール被覆を被っていて手触りが気持ち悪い。
- リモコンに電源スイッチがないので無造作に鞄に放り込んだりするとバッテリの浪費が心配。
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