チャレンジ!救急法救急員
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99/08/01
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救急法救急員?これは何? と思われた方も多いと思いますが、私もそれまで救急員の存在 すら知りませんでした。 あるとき「ボーティーフィールド」なる雑誌を読んでいると、「オールドソルトの独り言」という コラムに救急員についてのことが書いてあり、いろいろと調べていく うちに早速申し込みをし、今回認定証を頂いた次第です。
以下、今回の認定取得に至る経過を簡単に紹介していきます。
救急法救急員とは何?
救急法とは?
日本赤十字社
が、赤十字の理念と使命に基づき事業として普及を行っているもので、 不慮の事故や急病に対する応急手当の方法のことです。
病気やけがや災害あら自分自身を守り、けが人や急病人(以下傷病者という)を正しく救助して、 医師または他の救助者(救急隊員など)に渡すまでの応急の手当てを言います。
救急員とは?
救急法救急員とは、傷病者が発生したときの適切な応急手当の知識と技術(蘇生法等)を持っていると 認定された者のことです。
各都道府県単位で実施する日本赤十字社の 「救急法救急員養成講習会」を受講し、認定試験に合格しなければなりません。
(合格しなくても受講証が発行されます)
その他心肺蘇生法と止血法だけを取り上げて行う一般講習会(5時間)があります。
いつ、どこで行われる?
各都道府県単位で「救急法救急員養成講習会」が定期的に開催されています。
平日開催の場合もありますが、多くは週末に開催されているようです。 ちなみに講習期間は標準で4日間(21時間)です。
もよりの日本赤十字社または下記へ問合せてみてください。
各都道府県支部のホームページ
にも公開されています。
<問合せ先>
日本赤十字社社会部普及課
〒105 東京都港区芝大門1−1−3
TEL 03−3438−1311
受講資格、いくらかかる?
救急法救急員の受講資格は、満15歳以上の義務教育修了者。
受講料は無料です。
但し、テキスト、三角巾、巻軸帯、ガーゼなど教材費用として2〜3千円程度かかります。
開催期間は、どんなことをやる?
開催期間は、標準4日間で、週末の土日で2週にわたり行われるのが多いようです。
ちなみに私が申し込んだのは、9時〜17時の週末3日間コースでした。
講習内容は、
救急法概論、救急法一般講習(止血法、心肺蘇生法、心肺蘇生法実技)、骨折・脱臼・捻挫の知識と応急手当、包帯、運搬・救護法等。 です。 そして、最終日に筆記と実技試験があります。
むずかしい?
講義内容を良く聞いていれば、特に問題ないです。
(でも合格率100%ではないようです)
救急法救急員養成講習の実際
6/20、26、27日の3日間コースに参加してきました。
会場となった孝道山
講義風景。講師は赤十字ボランティアの方。
ダミーを使った蘇生法の実習風景
受講終了証(上から)
・赤十字災害ボランティア研修終了証(神奈川)
・救急法救急員養成講習受講証
・救急法救急員認定証
第1日目(日曜)
会場は、横浜市神奈川区の孝道山なるお寺。何の宗派かは不明ですが、宗教法人のようで、5重の塔、鐘楼などもあり由緒あるお寺のようです。 別の部屋では講義(説法)が行われていました。
受付を済ませ会場へ行くとすでにかなり集まっていました。椅子の数から参加者は30名程度。 高校生から警備会社の新入社員、スチワーデス?、定年退職した方、主婦と顔ぶれはさまざまでした。
この日、担当講師は小林さん。仕事は横浜市消防署で救急隊員として救急車に乗務。いわゆる救急のプロ。
テキストに従った講義開始。救急法とは何か、救急員がやって良いこと、医者がやるべきこと、その他救急員としての 心得を説明。
ちなみに、救急員(一般人も同じ)の守らねばならないことは、
・救助者自身(自分)の安全を確保する。周囲の状況を観察し、二次事故の防止に努める。
・死亡の診断は医師にまかせる。
・原則として医薬品の使用を避ける。
・あくまでも医師に渡すまでの応急手当にとどめる。
・必ず医師の診察を受けさせる。
である。当然といえば当然のことですが、特に自分が救助中に災害に巻き込まれてはもともこもないので、自分の安全の確保には十分注意が必要です。
第2日目(土曜)
止血法、急病、骨折などへの対応方法の講義と、三角巾、巻軸帯(包帯のこと)の実際の使い方についての講義。 いまどき三角巾とは言うものの、あれだけの機能があるとは驚き。
三角巾をあなどるなかれ!。でも一般家庭で三角巾をどれだけ常備しているかというと、かなり少ないと思う。
三角巾などの実習はbuddyといった相方とペアになって行う。私のbuddyは60過ぎのおじさんであった。 そして午後、心肺蘇生法。いわゆる人工呼吸と心臓マッサージの実習。 ダミー(人形)を使って実際に行いますが、これがなかなか大変。 海外(スウェーデン?)製のようで、実際の作業をモニターして押す場所を間違えたり、強く 押しすぎるとエラーランプが点灯したり、また作業状況を記録するプリンタもついています。
人工呼吸はいわゆるマウスツーマウスですが、気道(のど)をちゃんと確保しないと吹き込めないなど なかなか良くできています。 同じダミーを交代で使うわけで、ダミーの口はアルコールで消毒。
いまは携帯用のマウスピースが開発されており、消防の救急隊員も常時持ち歩いているとのことで、実際の傷病者に直接行うことは少ないとのこと。
また、自動車教習所でも実習として行われているようであるが、私のころはまだ無く、実際に行った のは今回がはじめてでした。記録上はまあまあの結果とはなりますが、実際にやるとなると、あの作業を 長時間行うにはかなりの体力と根気が必要で、また状況判断も含めて2人でやるのが良いようです。
今回の講師の方も言っていましたが、傷病者ごとに違う体型であり、力加減が難しく、心臓マッサージで肋骨を折ってしまう ことは実際にけっこうあるようです。
第3日目(日曜)
最終日、午前中は急病、骨折、運搬などの講義と、三角巾・巻軸帯の実習。
午後から学科試験と実技試験。学科試験は重要事項についての確認ですが、択一式と 穴埋め式、実技は2人1組で指示された作業を5種類ほど行う程度。 そしてダミーを使った心肺蘇生法のテスト。ひとりひとり実際におこなう。
最後に、実際の災害発生を想定した救助シュミレーションを全員で行って終了。
4級船舶免許を取得する際、実技で人命救助という項目があり、重点ポイントとしてテストが行われます。しかしこれは単に落水者を スクリューに巻き込まないようにして救助するだけのもので、溺れていたらどうする、怪我をしていたら どうするといったことには何も触れていません。特に海上など救急隊の到着に時間がかかる場所ではやはり 初期動作(FIRST AID)がポイントとなってきます。この初期の応急手当をやったとやらないとでは、助かる率が違ってくる ということからも明らかのようです。
皆さんも、身近なところで起きる可能性があるわけですから、家族のためにも一度は受けられてみてはいかがでしょうか。
ちなみにこういった応急手当の安全講習は、赤十字以外では、消防署でも開催しているようです。
以上(99/08/01)
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