ユーザ車検体験記

98/05/21

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1. 自分の車の構造を知る
   自分の車のスペック（車種、重量、排気量、駆動方式、などなど）をサービスマニュアル、車検証などで確認すること。 特に重量は、重量税の支払い時にポイントとなります。

2. 所轄の陸運事務所を確認
   車検は、自分のナンバーがどこの登録であろうと、陸運局に申請しさえすれば、継続検査を受けることが出来ます。 私も、今回は予約の関係で「横浜」ナンバーですが「川崎」陸運事務所で検査を受けました。

3. 車検日を予約する
   近隣の陸運事務所を探し、そこの予約センタに電話して予約をします。受付は１週間前から受け付けてくれます。電話番号は１０４などで確認すると良いでしょう。
   最近は電話による自動予約となっているようです。
   神奈川陸運支局（都築区池辺町）の場合045-932-4411で予約が出来ます(2003/4/12日現在）

4. 車検当日までの準備
   予約が完了したら、車を整備します。
   整備するとひとことで言っても、何をすべきか分からないと思いますが、車検証と一緒に保管されている 「定期点検記録簿」の各項目を最低でも点検すべきでしょう。この点検記録簿は車検時に必要となる書類 なので、各項目をチェックして記名捺印（当然自分の名前で）しておきます。 あとは、制動系統いわゆろブレーキはきちんと確認する必要があります。パッドの減り具合とかブレーキオイル量など 確認が出来ない人は、専門家に見てもらったほうが良いと思います。 エンジン系統は故障しても走らなくなるだけですが、走ってて止まれなくなってしまうのは問題ですので くれぐれも注意してください。 あとは、シャーシー部分など下回りは洗っていったほうが良いようです。

5. 車検当日
   

   • 事務手続き編
     家を出る前に！。必要書類の確認
     
     1. 自動車検査証（いわゆる車検証）
     2. 定期点検記録簿
     3. 自賠責保険証明書
        いわゆる自賠責保険証、新・旧両方必要。当日車検場にも代理店があるのでそこで更新すればＯＫ。小型の場合27,630円
        *2005/4/1日から値上げになってますので注意してください。
        自家用自動車２年契約は、27,630円から29,780円、2,150円の値上げとなります。
     4. 自動車納税証明書（継続検査用）
     5. 印鑑（三文判でＯＫ）
     
     
     車検場に到着したら、手順を確認する
     ＊ほとんどの陸事には、車検手続き案内の掲示板（案内板）がありますので、そこに書いてある手順を理解すると良いでしょう。(20030209追加）
     1. 書類、印紙（検査手数料と自動車重量税）を購入する場所
     2. 自動車重量税納付を行う場所
     3. 継続検査申請受付窓口 　　
     4. 検査コース（何番のコースに入るのか） 　　
     5. 新車検証とステッカーの交付窓口
     
     申請書類を購入する。
     車検場内に「陸運賛助会」や代書屋さんがあるので、そこで書類一式を購入する(書類は30円)
     1. 継続検査申請書（ＯＣＲシート）
     2. 自動車重量税納付書＋印紙
        印紙は1t以下=25,200円、1.5t以下=37,800、2t以下=50,400 分からない場合車検証を見せれば調べてくれます
     3. 自動車検査票＋印紙
        検査手数料は小型=1,400、普通=1,500<普通とは3ﾅﾝﾊﾞのこと、5ﾅﾝﾊﾞは小型>
     
     続いて、手続き開始。
     1. 整備振興会で、納税確認
        窓口に、納税証明書、車検証、自動車検査証を提出し、証明印をもらう。
        納税証明書が無い場合は所轄の税事務所で再発行を受ける必要があります。
     2. 検査受付へ
        ここで、自動車検査証を記入する（記入見本あり）
        ユーザ車検用の窓口があるので、予約番号を告げ書類一式を提出する。
        問題なければ検査を受けろとの指示があるので、いよいよ検査コースに向かう。
     
     
   • 車両検査編
     いよいよ車両検査。コースに並ぶ前に必ず下見をして、検査の流れ、検査装置の操作方法など 確認しておくこと。
     1. 検査ラインに並ぶ。
        通常、既に検査コースの前に順番待ちの行列が出来ているので、その最後尾に車を並べる。
        
     2. 外観検査
        検査官が近づいてくるので、指示に従い作業を行う
        ボンネットを開け、車体番号、エンジンルームの確認、
        続いて、ライト、ブレーキランプ、ウインカ、ハザードランプの確認など。
        ホイールキャップが付いてる場合、外しておくこと。 　　　　
     3. サイドスリップ検査
        いよいよコースに入っての検査。指示があるまでコースには入らないこと。
        最初の検査がこのサイドスリップ。コース上をゆっくりすすむ。
     4. ブレーキ、スピード検査
        ブレーキは、前輪、後輪、サイドブレーキと順番にあるので、指示にしたがって力いっぱい踏む。
        スピードは、連絡用ボタン(orパッシング)があるので４０ｋｍまでスピードを上げボタンを押す。２速でやると 良い。
        終了したら、検査証に記録印を押して次へ。
     5. 排気ガス、ライトチェック
        排気ガスセンサを排気管に差し、ライトをハイビームにしておく。
        ちなみに、４灯式のＢＭＷはロービームにマスキングをします。
        （ＧＯＬＦの時もグリルを４灯にしていたので、車検時はロービームの配線を外した）
        この時乗ったままでも良いが、降りてしまったほうが良い。
        終了したら、検査証に記録印を押して次へ。
        ＊前回、ライト検査時乗車したままだったので、重みで上を向きすぎＮＧになったことがあります。なるべくライト検査時は 降りてしまったほうが光軸がズレなくて良いようです。
     6. 下回り検査
        コースラインに乗ると、まず揺さ振りテストがある。続いて下回りの確認。
        終了したら、検査証に記録印を押して次へ。
     7. 最終判定
        検査官のいるところに行き、判定結果の報告を受ける。
        検査官によっては嫌みを言われるが、気にしない。
        ＯＫであれば合格印が押される。目出度く終了。
     8. 新車検証とステッカーを受け取る。
        検査申請した窓口へ書類を提出し、ステッカーの交付を受ける。
        これですべて完了です。
        初めてのときは、あまりにもあっけない感じと安堵感が交錯しつつ喜んだように記憶してます。
        ステッカーの張り替えですが、古いステッカーは水を付けると簡単にはがれました。
     
     
     
   • 不幸にも不合格となった場合。
     
     1. その日のうちに修復可能なもの、例えばライトの光軸ズレなどは、近くのテスタ屋で直してくれるので 即修理してもらって、再度チャレンジ（検査コースに並ぶ）してください。その日なら何度受けても 無料です。
        テスター屋も５０００円程度でチェックをやってくれます。 その日に修理できない場合は、修理した後最初からやり直しのようです。
        自信の無い場合は、専門業者に委託したほうが無難かも知れません。
     2. 最悪自力で通せなくなった場合でも、重量税、自賠責は有効なので、それを持って自動車屋さんにお願いすれば何とかなります。
     
     
     
   • 2005/4/5日、ユーザ車検受けた際の変化点など
     
     1. 前回との変化点

        　　・リサイクル税の支払が発生　（BMW　'90E30　320Iの場合￥11830円）
        　　　　これは、車所有者に対して課せられるもので、
        　　　　車を廃棄する際に発生する作業費用の供託金（ｄｅｐｏｓｉｔ）。
        　　・手続き
        　　　　リサイクル料金の納付は、車検申請前に行います。
        　　　　受付ビル２階にある、「リサイクル料金預託等窓口」に行き
        　　　　専用端末機で申請書を作成。登録番号と車台番号下７桁を入力すると
        　　　　用紙が出力される。
        　　　　その用紙と車検証を支払窓口に提示、所定の金額を支払う。
        　　　　すると、用紙と車検証の支払済みのスタンプが押される。
        　　　　下記は、受付窓口とリサイクル券
                    
        
        
        　　・サイドスリップの問題
        　　　　前回（2003/4月）の車検では問題なかったが、今回サイドスリップがXとなった。
        　　　　3003/5月にタイヤを215/40、17inchへと変更したが、特にアライメント調整も
                行なわなかったことが原因ではと思われる。
        　　　　一度目の検査の際、少し斜めに進入したようだったので、何の調整もせず再度トライ。
        　　　　今度は別の検査コース、再検査「サイドスリップ」のボタンを押し、コースイン。
        　　　　今度はまっすぐ進入したが、やはりX。
        　　　　検査官が歩み寄り、「BMWは初期設定が６mm〜〜となっているので、OKです！！」
               と言ってくれて書類にハンコを押してくれた。テスター屋に持ち込まないとダメかと
               思っていたがあっけなく解決。非常にラッキーであった。
        
        　　・初心者用コースが設置された
        　　　　検査場に向かって右端のコースが「初心者用」として準備されていた。
        　　　　検査員とは別に、補助要員が付いてくれて、事細かに教えてくれる。
        　　　　「ユーザ車検初めてなんです」と申告してこのコースで行なうことをお勧めします。
        
        　　・自賠責が値上がり（2005/4/1日よりアップ）
               自家用自動車２年契約は、従来　27,630円　新　29,780円。2,150円の値上げ
        
        　　・車検証シールが小さくなった
                  
        
        　　・走行距離の記入が必要となった。
        

        　　　
     　　

以上、私の２回にわたるユーザ車検の体験をもとにまとめた記録です。
ちなみに私の場合、重量税25200、自賠責27600、検査手数料1400、書類30、合計54230円で済みました。
少しでも皆さんの役に立てば光栄ですが、くれぐれも自己責任で、また自分の車は自分で面倒を 見ることを忘れないで頂きたいと思います。

私の愛車「ＧＯＬＦ Ａ�U’９０年型Ｍ／ＴＬＨ」も２回のユーザ車検を経て、７万キロを超えましたが、何とか元気に走っています。
2003/4/11日、ＢＭＷ３２０ｉ（’９０、Ｅ３０）で４回目のユーザ車検を無事終了しました。

以上(98/08/30)

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