アトピー性皮膚炎と温泉

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このページは、 立ち寄り温泉みしゅらんの掲示板で、定期的に繰り返し議題となる アトピー性皮膚炎と温泉に関する情報をまとめ、許可を得て転載したものです。 このページに関する著作権は、各投稿の投稿者にありますのでご注意ください。

アトピーと温泉 投稿者:やませみ  投稿日:05月31日(水)10時53分59秒 アトピーと温泉について、少々長いですが。 すでに御存じかも知れませんが、「温泉の医学」(飯島裕一 著、講談社現代 新書)という本が出版されており、この中でアトピー、喘息に対する温泉治療 の効果が詳しく述べられています。私も以前にアレルギー喘息とアトピー性皮 膚炎の治療経験がありますので、そのときの経験を交えてのアドバイスです。 アトピーの対策は。1>アレルギーの原因(アレルゲン)を断つ、2>体質改善を はかる、3>皮膚炎の進行をとめる、4>ストレスをためない、の4つのポイント があります。このうち、1>と2>には温泉の医学的効果の有無ははっきりしてい ないので、あまり期待しない方がよいと思います。温泉治療だけでアトピーを 完治することはできません。上記の書中でも、ステロイド剤に対する恐怖と不 信から、温泉や健康食品などの民間療法にはしることの危険性が指摘されてい ます。 しかし、3>と4>については、温泉の効果は絶大です。アトピーがあると、仕事 や運動、睡眠などで軽く汗をかいただけで猛烈に皮膚が痒くなり、とてもつら いものです。温泉にいって入浴と軽い運動をくり返していると皮膚は清浄にな り、皮膚炎の悪化はとまります。一般に「美肌の湯」といわれるアルカリ性の 単純泉や炭酸水素塩泉(重曹泉)よりは、酸性泉のほうが効果が高く、食塩泉 では予後のリバウンドが大きいようでした。皮膚炎の悪化をできるだけ防ぎな がら、医師と共に体質改善をはかるのがベストだと思います。私の経験では約 2年を要しました。上記の書中では、アトピー性皮膚炎の悪化要因のひとつに、 皮膚表面での黄色ブドウ球菌の繁殖があげられており、草津温泉(強酸性/明 礬緑礬泉)での治療研究が紹介されています。これによると、強酸性による殺 菌効果と、微量含有成分のマンガンとヨードが効いているそうです。ただし、 草津名物の超高温浴は不向きで、ぬるめがよいと述べています、草津にぬるい 風呂があったかな?。 草津と同様の泉質の温泉は、登別、酸ヶ湯、須川、蔵王、万座、別府、雲仙、 霧島にありますが、マンガンとヨードの含有量についてのデータは不明です、 これらの温泉地にいかれる方、温泉分析表で確認されるとよいと思います。私 のお気に入りは、須川温泉です。一件宿の須川高原温泉は先日のNHK「ふだ ん着の温泉」でも紹介されました。栗駒山中腹の岩手秋田県境にあり交通は不 便ですが、自然環境、泉質共によく、のびのびと温泉三昧できます。宿泊施設 は豪華ではないが必要十分、料理は素朴ながら工夫してあり、月並みな旅館料 理とは全く別物です、特に山菜料理が絶品です。名物の千人風呂は男女に区切 られて狭くなりましたが、それでも巨大で、すいていると失敬して泳いでしま います。湯番の鈴木さんごめんなさい。温度は比較的温めに調整されており、 ぬる湯の区画もあります。別棟に最近、男女別の露天風呂もできました。休日 は意外に混むので、療養目的なら5〜6月、9月の平日がおすすめです。自炊 棟もあります。帰りには平泉見物と組み合わせてもよし、前沢駅近くの助八寿 司では、おやじ考案の牛握りや牛タン握りがおすすめです。秋田県側に下ると、 稲庭うどんがおいしいです。あ、そうそう、須川高原温泉は冬期は休業です。 今年は大雪だったので開業は5月19日でした。 ちなみに私は温泉探査を生業としているので、温泉の科学についての質問があ ればおよせください。ひまをみて出来る限りお答えします。
玉川温泉 投稿者:やませみ  投稿日:06月02日(金)09時03分27秒 私は温泉プリンさんの実家である鹿角市の隣町の出身です。奇遇ですね。 今は神奈川県在住です、またまた奇遇ですね。 ひろこ さん> 玉川温泉は日本でもっとも強酸性(ph=1.2)で、放射性の成分も含んでおり、 はやくから湯治療養がさかんでした。湧出量も横綱級で、 一分間にドラム缶45本も湧き出る湯が下流の玉川や田沢湖に流れ込むので、 玉川には魚が生息できず、下流ではお米がとれませんでした。 いまでは秋田県が中和施設をもうけて、水質改良にあたっています。 子供の頃おじいちゃんに連れられて通った玉川温泉は、はっきりいって大嫌いでした。 湯が子供にはきつすぎるのと、老人病棟のような雰囲気がいやだったのです。 最近は、ガンやアトピーに効くという話が広まって、全国から湯治客を 集めています。不治の病を宣告された人が多く、みな真剣に療養にはげんで いる様子には胸をうつものがあります。 実際にここの温泉は自己回復力を高めるはたらきがあるようで、治癒例が たくさん報告されています。ただしそれが、温泉による効果なのか、 それとも生活環境の改善によるものかは医学的な結論は出ていない様です。 施設は大型の玉川温泉旅館が一軒で、旅館部と自炊部にわかれています、 大浴場は混浴ですが、男女別の内風呂、滝湯、蒸し湯、ぬる湯もあります。 露天風呂はやや離れたところにありますが、遊歩道のまんなかで囲いも無 いので、女性にはちょっと無理かも。私がはいったときは、観光客がおおくて、 見せ物になった気分でした。早朝や夕方は人がいなくてよいようです。 おもしろいのは独特のオンドルで、地熱浴ともいっています。 いたるところ地面が熱いので、各自勝手にゴサを敷いてごろごろしています。 その姿はまさにノタレジニ状態。観光客が真顔で「大丈夫ですか?」などと 声をかけていたりします。内臓疾患や腰痛・リウマチによいそうです。 夜に地熱で温まりながら降るような星空をながめるのは最高の気分でした。 療養目的で無くても、近くの焼山や八幡平は軽登山によく、高山植物や高層湿原 面白い火山地形など興味深いので、一度は行く価値があります。 6月、10月がベストシーズンです。 注意点としては、湯が強酸性なので肌がただれやすいことです。 地元ではこれを「かすける」といって、皮膚病の治療は4〜5日「かすけさせた」 後からはじまります。短期滞在では「かすけた」状態で帰ることになり後悔します。 これを防ぐには、長湯をしない、直し湯に入って帰る、などの方法があります。 ベテラン向きの温泉なので、こころしてかかるべし。酸性泉の初心者は不可! ところで、玉川温泉から国道を田沢湖方面に10kmほどのところに、新鳩ノ湯という 一軒宿があります。原生林のど真ん中に佇む秘湯です。ワイルド派におすすめ。 キツツキ科、カワセミ科好きのBirderには天国のようなところ。
アトピ−でも大丈夫な温泉は 投稿者:天野吟子  投稿日:10月 1日(日)21時38分21秒 私はアトピ−体質なのですが、入浴しても大丈夫な温泉を教えて頂きたいのです。 確かずいぶん前に箱根の仙石原の温泉に入った時に痒みなどが悪化した記憶があるので す。 (ちなみに玉子湯はとてもアトピ−には効きました。) 今回、友達と温泉旅行計画を立てているのですが、どうにもそういう情報に乏しく て・・。 旅行は12月頃に予定しているのですが、 3歳の子供連れなので出来ればそれほど寒くない所で(伊豆辺りが理想なのです が・・) こぢんまりしていて、アトピ−でも大丈夫な温泉、どなたかご存知ありませんか?
Re:アトピ−でも大丈夫な温泉は  投稿者:やませみ  投稿日:10月 2日(月)10時00分46秒 >天野吟子 さん アトピー体質といっても様々な症状があるのですが、 とりあえずアトピー性皮膚炎としてお答えします。 とはいえ、私はお医者ではないので、参考になればという程度のものですが。 温泉の泉質自体がアトピー性皮膚炎を悪化させるということはないと思いますが。 1) アルカリ性泉は雑菌が繁殖しやすいので、菌が皮膚の炎症を促進させる。   特に循環利用の浴槽で繁殖する黄色ブドウ球菌は皮膚炎症の主原因。 2) 食塩泉は俗に「熱の湯」というように、浴後に汗がたまりやすいので、   炎症部分のかゆみを増加させる。 3) 高温の入浴は「う〜しみるぜい」状態でかゆみを一時的に軽減させるが、   あとのリバウンドが大きくなる傾向がある。 といったことが考えられます。私の経験でもこんな感じです。 アルカリ性単純温泉やアルカリ性の重曹泉(炭酸水素塩泉)でも、 十分な湧出量がある、源泉掛け流しの浴槽なら大丈夫と思います。 食塩泉は、入浴後にシャワーで流せば問題ないかと思います。 あったまる効果は半減なので、温泉に入る意味無くなっちゃいますけど。 いずれにしても、高温入浴はなるべく避けて下さい。 仙石原と玉子湯はどちらも酸性のイオウ泉で泉質は共通しています。 酸性のイオウ系温泉はアトピー性皮膚炎にたいへん効果的な泉質です。 表皮の殺菌効果と、皮膚を強化する効果があるからだといわれています。 天野吟子さんが仙石原温泉でかゆみが悪化されたというのは、 泉質以外の要因があったのかもしれません。 吾妻高湯の玉子湯はぬるめで、仙石原は熱かったとか。 仙石原の温泉は大湧谷の噴気に表層水を混合させた造成泉なので、 こんなところにも効果の違いがあるのかもしれません。 また、アトピー性皮膚炎を悪化させる最大の原因はストレスです、 旅行に行くといろいろ気を使ったりしてストレスがたまります。 短期間にいろいろ回ったりする強行軍やツアー旅行は禁物です、 日程に十分な余裕をもたせて、ゆっくりした気分で楽しみましょう。 あ、そうそうお勧め温泉地でしたね。 アトピー性皮膚炎に影響がない泉質としては、中性の単純温泉とか 中性の硫酸塩泉(ボウ硝泉、石膏泉)が考えられます。 どちらも症状を改善する効果はありませんが、悪化することもないようです。 というわけで、中伊豆から西伊豆の硫酸塩泉がよろしいのでは。 天城湯が島、河津、松崎、大沢、桜田などです。 お宿としていち押しは、 桜田温泉 泉質:Ca・Naー硫酸塩泉      山芳荘(TEL 0558-42-3338)      10室 21000〜60000円      なまこ壁の造り。豊富な湯量と、おおきな家族風呂 大沢温泉 泉質:Ca・Naー硫酸塩泉      大沢温泉ホテル(TEL 0558-43-0121)      25室 18000〜35000円      庄屋風の建築、朝の餅つきが楽しい ですが、ちょっと高いですね。ただし、それだけの価値は十分あります。 堂ヶ島や仁科には冬も営業している民宿やペンションがあるので、 そちらを利用するという手もあります。(温泉付きのもある) ただ、12月の西・中伊豆は寒風が強くて結構寒いです。 一番空いている時季でもありますが、、、。
アトピーに塩化物泉は 投稿者:イッサキ  投稿日:10月 3日(火)20時42分31秒 >やませみ さん 泉質マップマップ見させて頂きました。脈というか地質というか、傾向が見え て面白いですね。 近頃、アトピー性皮膚炎を効能に記載する成分表を見かけますが、アルカリ性 の単純温泉だったり、ナトリウム-塩化物温泉だったりもします。口コミでは 硫化水素がいいよと言う人もいます。 夏に行った新潟の川口町にある「キャンパス川口温泉」(Tel;0258-89-4511)のパ ンフでは、 【日本の温泉は一般的に低張性が多いといわれますが、キャンパス川口温泉は 高張性温泉。人体の細胞液は溶存物質総計で8.8mg/Kgに相当しますが、同 温泉は18.43g/kgあり、人体細胞液の2倍以上の溶存物質総量で、これが「 濃度が濃く、きわめて身体によい」といわれるゆえんです。たとえば、唇につ いたお湯を少しなめただけでも、その桁はずれの濃さを実感できます。それだ けに効能も抜群で、最近はアトピー性皮膚炎の子どもを連れた若いお母さんた ちも多く訪れています】と書かれていたので、科学に弱いイッサキはナトリウ ム-塩化物強塩温泉(アルカリ性高張性高温泉)は最適な温泉かと思っていま したが、どうなのでしょうか?
Re:アトピーに塩化物泉は  投稿者:やませみ  投稿日:10月 3日(火)21時25分14秒 高張性の強食塩泉は、皮膚炎が悪化したじゅくじゅくした湿疹の症状を改善さ せるようです。 浸透圧で湿疹の水分を吸い取り、皮膚を乾燥される効果があるといわれていま す。海水浴でも同様の効果が得られることが知られています。子供さんの場合、 むやみに掻いて悪化させていまい、湿疹を化膿させることが多いです。 こうなると非常に治りにくくなるので、その前に湿疹をなんとかしようという のです。 また、掻き傷に食塩泉はしみて非常に痛いので、かゆみを痛みで押さえる効果 もあります。 1時間おきに3分くらいくり返し入浴していくと、次第にかゆみを感じる度合 いが少なくなるそうです。 ただし、前にも書いたように、入浴後に洗浄しないと、汗がこもってさらに痒 くなってきますので、注意が必要です。 食塩泉による治療は多分に対症療法的ですので、お医者さんはあまり勧めてい ません。
本当に効く温泉について 投稿者:じゅんこ  投稿日:10月14日(土)00時13分08秒 私は、子供の頃からアトピーに悩んでいます。 1年中、辛いかゆいつらい。 小田原に引っ越してきてからは、 温泉にマメにかようようになりました。 まず、こだわるのは100%源泉。 循環や沸かし湯は、よした方がいい。 プールに行った後のような、状態に悪化することもありました。 100%源泉の温泉は、常に湯船からお湯があふれている状態です。 おーっきな浴槽を満たすには100%源泉じゃ無理です。 体験からのオススメは、 湯本温泉「清光園」 特に、ここで出会う方にうかがうと、 「ここまで腕が上がるようになった」 「腰痛が楽になった」 みんな病気自慢しています。 リュウマチの方にも多くであいます。 働いていらっしゃる方のお話によると、 夜、毎日お湯を抜いてお掃除をされているようで、 毎日綺麗な100%源泉があふれているそうです。 露天風呂こそありませんが、 温泉の泉質でご満足いただけると思います。 是非一度、おためしください。
アトピーと温泉 投稿者:やませみ  投稿日: 1月16日(火)17時22分14秒 以前少し触れましたが、アトピーは複雑な要因がからんでいる病気なので、 1.皮膚症状をおさえる 2.精神的ストレスを除く 3.アレルゲンを断つ 4.体質改善をする の4段階で治療がなされます。 このうち温泉が効果を発揮するのは前2項で、後ろ2項にはお医者の助けが必要です。 お医者に相談なく、手前勝手な民間療法だけでは絶対に治りませんので御注意。 皮膚症状の改善にはステロイド剤が使われることが一般的ですが、 これは副作用や依存性も強いので、温泉治療を勧められるお医者もあります。 温泉の泉質は、ぶっちゃけていうと何でも良いのです。 まずは肌を清浄にし、保湿することが目的なので、 ばい菌が少なく、消毒剤など入れない新鮮なお湯であればいいのです。 満願の湯と乙女の湯は、ともにアルカリ性泉のようですが、 どちらもお湯の使い方が良いので効くんでしょうか? 成人のアトピーでは、皮膚のばい菌(黄色ブドウ球菌)が多いので、 草津などの酸性泉の殺菌作用が有効なことが証明されています。 ただしこれは荒療治ですので、お医者の指導が絶対条件です。 また、食塩泉もかゆみを押さえるのに有効なようです。 ただし、濃度や温度を適格にコントロールしないと、 かえって悪化する場合もあるので、これもお医者の指導が必要です。 温泉療法医の植田先生によりますと、 >治療は、根気よく続けることが大切で、その一環として温泉療法があると考 >えた方が良さそうだ。「リスト」に紹介した温泉は、湯元でアトピーに効くと >しているもので、硫黄泉、塩化物泉、重曹泉、放射能泉、硫酸塩泉など。 >アトピーの属性であるかゆみ、痛みなどに効力があるのは確かだ。 関東周辺のみ 福島  相川温泉 茨城  五浦温泉 栃木  元湯温泉 小砂温泉 群馬  半出来温泉 嬬恋温泉 亀沢・倉淵温泉 神奈川 三浦マホロバ温泉 新潟  清津峡温泉瀬戸口の湯 長野  蕨温泉 奉納温泉 釜沼温泉 静岡  観音温泉
満願の湯とアトピー 投稿者:温検12号  投稿日: 1月18日(木)03時13分43秒  昨日は難しい質問をしてしまい、ごめんなさい。科学的な西洋医学的視点は もちろん大事で基本となるものです。しかし東洋医学的側面も忘れずにと言い たかっただけです。また、温泉の成分で質問がありましたら、お答えをよろし くお願いします。  ここで満願の湯がアトピーにどのように効いたか「日刊ゲンダイ」(199 9年5月17日)のコピーより抜粋します。  Mさんは、満願の湯でわが子のアトピー性皮膚炎が劇的に改善されたという。 「長女(8)は、5歳ごろからアトピーが出て、全身がかゆくて眠れない状態 でした。強いステロイド剤を使ってもだんだん効かなくなって。それでここに 連れて来て一緒に入浴したら、翌日にはもうかゆがらないんです。びっくりし て、300L入りタンクを車に付けてくみにきました。家のお風呂にもここの 源泉水だけを入れて入浴させ、麦茶などに半分混ぜて飲ませたり、ご飯もこの 水で炊くようにしたら、3ヶ月くらいですっかりきれいな肌になりました。  皆さんこの例をどう考えますか。確かにこれはその子と満願の湯の相性が最 も合った例で、皆がこのように良くなるとは思ってはいけません。でもそうい う人も現にいた、という事実は重視すべきです。さらに評判からすると、効い た例は多数あるものと思われます。西洋医学や科学成分だけでは割り切れませ んね。  ゲンダイのコピーは他にも胃潰瘍、膀胱炎、糖尿病、白内障について、満願 の湯が効いたという「生の声」を紹介しています。医者には手に負えないよう な例ばかりです。もし希望があれば、他の「生の声」を掲示してもいいですよ。  満願の湯は本当に不思議な湯だな、と思っています。
アトピ−に効く温泉 投稿者:めがね  投稿日: 2月27日(火)22時49分52秒 みなさん、はじめまして。めがねと申します。 今回は教えていただきたい事がありまして書き込ませていただきました。 私の知人でアトピ−性の皮膚炎の方がおりまして、もちろん専門の治療も受け ているのですがどうせ温泉に行くのならアトピ−に効能がある所が良いとの事 です。 以前、重曹泉が良いと言うことを聞いていたのでそのあたりの成分を含む温泉 はどうかと薦めてみたのですが、今回の「温泉ミシュラン」で横浜チャレンジャ −のレポ−トを見て塩化物系の温泉でも効能があるのかと思うようになりまし た。 このため、関東近郊で特にアトピ−に効く温泉があれば教えていただきたいの です。 また、よく温泉分析表の効能の中に「慢性皮膚病」というのがありますが、こ の中にアトピ−はふくまれるのでしょうか?こちらも合わせておしえていただ ければと思います。
アトピーと温泉 投稿者:やませみ  投稿日: 2月28日(水)13時09分47秒 >めがね さん アトピーと慢性皮膚炎は似ているようですが、全然違います。 温泉の効能掲示によく出ている慢性皮膚炎は、 接触性皮膚炎いわゆる「かぶれ」、水虫などの細菌感染症、あせも、などで、 原因がはっきりしているので皮膚症状を改善すれば治ります。 これには温泉療養がかなり効果的ですが、症状によって効く泉質は異なります。 アトピーは、体質によるアレルギーと、ストレスなどの精神的な要因が複雑に 絡まった病気です。皮膚症状が顕著なので、ともすればこちらへの対処だけに 関心がむきがちですが、皮膚病への対策だけでは治りません。ただし、適切な 医師のアドバイスのもとで、補助的な治療手段として温泉を利用することは、 かなり効果的だといわれています。温泉だけでは治りません。 アトピーと温泉については掲示板でもたびたびお答えしてきましたので、 過去の記事をあたってみられると、何か良いヒントがあるかもしれません。 幸いなことに、あるふぁさんが近々まとめていただけるそうなので、そちらを ご覧になってみて下さい。(URLは後ろのほうにあります) アトピーに効く温泉は、その人の症状によって様々です。また、いくら効果が あるといっても、その人が嫌いな泉質の温泉では楽しめないので精神的な負担 となり、逆効果です。 めがねさんの知人の方は、専門のお医者さんにかかっておられるようなので、 温泉療養について一度おたずねになってみられたらいかがでしょうか? まじめなお医者さんなら、親身に検討して下さるはずです。また、医師の薦めで 温泉療養をされるときは、健保の医療費控除の対象になることもあります。 アトピーの温泉療養について少し勉強してみようかな、という方には、まず一番に 「温泉の医学」(飯島裕一 著、講談社現代新書 660円) を読まれることをお勧めします。最初は難しくても、メモをとりながら何回も読むと、 とてもたくさんの知識がつまった内容だということがお分かりいただけると思います。 アトピー以外にも、ぜんそく、リウマチ、胃腸病、糖尿などいろいろ書いてあります ので、温泉療養に関心のある方は是非一度読まれてみて下さい。 >あるふぁ さん >    そこで、なかばFAQと化しているアトピー性皮膚炎と温泉について、過去の記 >    事をまとめて、私のWebPage内(http://www.246.ne.jp/~alpha/)にでも置いて >    おこうと思い立ちました。 お返事遅くなってごめんなさい。ちょっと出かけていたもので・・・ 書き込みの転載については、無論OKです、ご苦労様ですが宜しくお願いします。
教えてください! 投稿者:くみ  投稿日: 7月11日(水)12時50分46秒 私はアトピーに真剣に悩んでいます。先日母親が人から聞いたらしいのですが、大分県のゆふいんに一週間くらい 毎日入ると直る温泉があるそうなのです。どなたかご存知の方おしえてください。
Re:教えてください! <アトピーに効く温泉> 投稿者:やませみ  投稿日: 7月11日(水)19時14分29秒 >くみ さん > 私はアトピーに真剣に悩んでいます。先日母親が人から聞いたらしいのですが、 > 大分県のゆふいんに一週間くらい毎日入ると直る温泉があるそうなのです。 由布院温泉ではなく、塚原温泉ではないでしょうか? ここも湯布院町です。 塚原温泉は強酸性(pH=1.4)の温泉で、アトピー性皮膚炎の治療効果が高いといわれています。 残念ながら温泉宿は無くなってしまいましたが、よく管理された共同湯があります。 塚原高原にもペンション等があるので、ここから通うとよいと思います。 塚原温泉共同湯  大分県大分郡湯布院町塚原 TEL/0977-85-4101  営業時間:6-9月 9-20時、10-5月 9-18時  料金:一般入浴400円 家族風呂1500円 休憩個室1000円  アトピー治療に来る人が多いので、今年になって家族風呂を増設したそうです。 こんな感じのところです http://plaza4.mbn.or.jp/~kaiji/tsukahara.htm 別府の明礬(みょうばん)温泉も、やはり強酸性の温泉で、 こちらもアトピー治療に効能があるといわれています。 アトピー治療を効能にあげている温泉はたくさんありますが、主に3種のようです。  1) 強酸性泉:強い酸性による皮膚細菌の殺菌  2) 食塩泉(強塩泉):浸透圧による浸潤の解消  3) アルカリ性単純温泉・ナトリウム−炭酸水素塩泉(重曹泉):皮膚清浄効果 皮膚症状や体質によって、適合する泉質が違ってきますから、 自分勝手に温泉療養に行かないで、必ずお医者さんにご相談なさってからにして下さい。 温泉療法医の方ならベストです。 酸性泉の湯治は、皮膚症状が悪化しているときは大変に沁みて辛いです。 人によっては、かえってストレスがたまり、効果が出ないときもあります。 アトピーには心因性(ストレスなど)の要因も大きいですから、 気に入った泉質の温泉で数日ゆっくり過ごせば、症状の改善がみられることが多いようです。 ただし、塩素剤が投入された循環湯では悪化しやすいようなので、 湯量の豊富な、掛流しのお風呂を選ばれるのが肝心です。
お礼 投稿者:くみ  投稿日: 7月12日(木)11時58分50秒 やませみさん、あるふぁさん、教えてくださってありがとうございます。 情報を知ることができて本当に本当にうれしいです。 ずうずうしいお願いなのですが、その温泉療法医の方はどうやって調べればよいのか教えていただけませんか? 重ね重ね申し訳ありませんが、どうかよろしくお願いします。 ちなみに私の住んでいるところは広島県尾道市です。
いろいろ。 投稿者:クマオ  投稿日: 7月13日(金)00時43分26秒 くみさん> 経済産業省の外郭団体(社)民間活力開発機構(民活機構)が運営している以下のサイトで温泉療法医が検索で きます。 温泉療養アドバイスセンター http://www.minkatsu.or.jp/onsen/index.shtml 温泉療法医検索を使ってみると広島県では佐々木内科小児科クリニック / 佐々木元章先生が見つかりました。 (略)
温泉療法医 投稿者:やませみ  投稿日: 7月13日(金)07時39分27秒 >くみ さん > その温泉療法医の方はどうやって調べればよいのか教えていただけませんか? > ちなみに私の住んでいるところは広島県尾道市です。 尾道は良いところですね、お猫も多いし。(=^.^=) 日本温泉気候物理医学会では、 会員歴3年以上の医師で一定の研修を修了した会員を、 「温泉療法医」として認定しています。 平成12年11月の時点で、全国で約800人の医師が温泉療法医として認定されているそうです。 クマオさんにも書いていただきましたが、 温泉療養アドバイスセンターのサイトで、温泉療法医の検索ができます。 広島県では、1件しか紹介されていません。  佐々木内科小児科クリニック / 佐々木元章      TEL/0849-22-0500 広島県福山市三之丸町11−11 くみさんは、今は皮膚科のお医者にかかっておられると思いますが、 その方に「温泉療養を試してみたいのですが・・・」と相談されると、 先生御自身は温泉療養について詳しくなくても、医療ネットワークなどをとおして、 専門の温泉療法医からアドバイスがうけられると思います。 もし、今のお医者さんがあまり熱心な方でないときは、 上の温泉療養アドバイスセンターでも、相談を受け付けていますので、 利用されてはいかがでしょうか? 相談件数がたいへん多いようなので、すぐにはお返事がないかもしれませんが・・・
アトピー性皮膚炎と硫黄系温泉について 投稿者:カコ  投稿日: 8月27日(水)22時27分12秒 はじめまして。質問です。 子供が赤ちゃんの頃にもらった資料に、赤ちゃんも温泉OK。但しアトピー性 皮膚炎の子は硫黄系は避けたほうが良い、と書いてありました。5/21のN HK「ためしてガッテン」のアトピー性皮膚炎についての放送でも、硫黄温泉 は肌を乾燥させる作用があるため、元々乾燥肌のアトピー性皮膚炎には不向き と言っていました。今6歳の息子がアトピー性皮膚炎なのですが、今まで硫黄 温泉は良くないと思い避けてきたのですが、地元の(私は群馬出身の山形市民 です。小学生の頃草津に毎年のように出かけ、親の水虫に効果覿面でした。で も2泊3日で完治するはずもない。)蔵王温泉の効能にアトピー性皮膚炎があ ることを知り、疑問に思い検索するうちにあるふぁさんがまとめられたこちら の掲示板の内容に行き着きました。こちらではむしろ強酸性硫黄温泉がアトピー に効果的と出ていて、一体どういうことじゃ?と先の番組にもメールを出しま したが、原則的に返事は来ないことになっているので、運がよければその内番 組で取り上げられるかなあ、というところです。 やませみさんの書き込みを読み、硫黄温泉に行っても大丈夫という安心感は得 られましたが、どうしてこんな相反する見方が出てくるのか、なにせお母さん 向け資料にまで書いてあるんですから不思議でなりません。こういうことじゃ ないかなあ、と何か御存知の方がいらっしゃいましたら是非教えてください。
RE:アトピー性皮膚炎と硫黄系温泉について  投稿者:七篠  投稿日: 8月28日(木)05時43分36秒 横レス、失礼します。いつも狭いネット上の世間をお騒がせしております、ご くフツーの温泉大好き人間の七篠でございます。さて・・・ >どうしてこんな相反する見方が出てくるのか、 もともと、アトピーとは、「原因のよくわからない」って意味があったのでは なかったかと、うろ覚えながら記憶するのですが・・・。 ・・・っうことは、「アトピー」とひとくくりにされている皮膚炎の中にも、 いろいろあるのかも知れず・・・ということであって・・・。たとえば、かさ かさ性のアトピーとか ・・・じくじく性のアトピーとか???アトピーの特性によってそれを直す効 能のある温泉の泉質もことなる・・・ということももしかするとあるのかもし れず・・・ ちなみに、アトピー談義では、下記の温泉掲示板が「老舗」の感がありますの で、そっちにも行ってみられたらご参考となる情報があるかも知れません。    なんでも掲示板    http://www.web-ing.net/touji/cgi-bin2/yybbs.cgi この掲示板↑のスレ354の上から2番目のカキコ    Re: 皮膚病患者の集まる温泉? 投稿者:七篠 - 2003/06/16(Mon) 21:16:00 で僕がご紹介している伊豆・修善寺の温泉民宿『福井』はアトピーに著効のあ る源泉を所有している、といわれています。・・・っうか、大女将さんがそう 言ってます。    。。。ダメ元で試してみる価値はあるかも。 <以下別話題のため省略>
Re:アトピー性皮膚炎と硫黄系温泉について 投稿者:やませみ  投稿日: 8月28日(木)11時17分32秒 >カコさん こんにちは 草津・蔵王と聞くと「硫黄泉」だと思われがちですが、 アトピー性皮膚炎への効果は「酸性泉」という性質が重要なのです。 イオウが含まれること自体は無関係です。  (過去の記事にも硫黄泉がよいとは書いてないはずです) 放送であったように、硫黄泉は肌を乾燥させる作用が強いので、 浴後そのままにしておくと痒みが出てきて逆効果になりやすいです。  1)清水の上がり湯をつかう、2)保湿クリームを塗る などアフターケアがとても大切です(とくに冬季)。 これはアトピーでない乾燥肌の人でも同じです。
アトピー関連情報(追加情報) 投稿者:七篠  投稿日: 8月28日(木)12時01分14秒 http://homepage3.nifty.com/sakatani/w_alrgy.htm http://www.onfield.net/column/010201/shuzai.html 各リンク先、先頭頁も見てください。    ・・・あっ、温泉の話題がない。・・・この次は必ず。 追記 アトピーと思ってたら、実はアトピーではなかったということもあるら しいですね。 お子さん、お大事に・・・
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