動物園なのに異人館が建っているのも、神戸らしい(?)。シロサイのゾーンの隣りに建つ「旧ハンター住宅」は、神戸の異人館では最大級の建物で、国の重要文化財にも指定されているそうだ。内部公開は4、8、10月に限られる。

 庭園で腰を下ろしていると、異人館の向こう側にシロサイがのしのしと歩くのが見えて、なかなか不思議な光景。映画でもこんなシーンは思いつくまい。


  

 「草を食べる動物」のコーナーにいるレッサーパンダはオープンエアーの上に、割と至近距離から眺められて楽しいのだが、隣をふと見るとこじんまりした竹林がある。“竹を折らないで”と看板がしてあって、これはレッサーパンダの非常食とのこと。デコレーションで植えている並木とはわけが違う。


 レッサーパンダから道なりに歩いたところのシロオリックスのオリには、あの仰木監督の色紙が。「命名ブルーちゃん、ウェーブちゃん 仰木彬」とあり、監督の熟考のあとがよく伺える。オリックス・ファンは訪れるべき聖地。

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