Aerospatiale AS365N Dauphin2
 アエロスパシアルAS365N ドーファン2


写真は JA15KM AS365N3 熊本県防災消防ヘリコプター
(Photo:JA15KM AS365N3 Kumamoto Prefecture)

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Specification AS365N3
エンジン (Engine) Turbomeca Arriel 2C
 (851shp)×2
全長 (Length) 13.68m
機体重量 (Weight)
 (Empty / Gross)
2,301kg / 4,250kg
搭載量 (Useful load) 1,949kg 
速度(最高 / 巡航)
 (Max / Cruising)
305km/h / 282km/h
ホバリング限界高度
 (HIGE / OGE)
3,800m / 3,800m
上昇限度
 (Service ceiling)
5,500m
航続距離 (Max range) 862km

乗員/乗客数
 (Crew/Passengers)

2 / 11〜12
初飛行 (First flight) 1975 (N型)
製造会社
  (Manifacturer)
Eurocopter
             
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解説 (Japanese text only)    

 フランスのアエロスパシアル社(現ユーロコプター社)が開発したSA360ドーファンを双発化、ストレッチし再設計したライトツイン機のベストセラー。
当初の型はSA365Cと呼ばれ、外見上はSA360を双発化しただけのように見えたが、N型では固定脚から引き込み脚となり、また機首部も延長、より洗練されたデザインとなった。

 テールローターには単発小型ヘリSA341Gガゼルから継承したダクテッドファンを採用。 これは垂直尾翼にテールローターを埋め込んだ換気扇の様な形をしたものでフェネストロンと呼ばれ、安全性と高速性を高めている。

 現在の在籍数は50機弱で、VIPの社有機や報道、警察、消防・防災ヘリとして活躍している。

ドーファン  : ドルフィンのフランス語読みで、その名の通り脚を引き込んだ状態(飛行時)の姿はイルカそのもの。
   
フェネストロン: 元々はフランスの地方(田舎)の家屋に見られる円状のガラス 窓をさすが、これに形が似ていることから名付けられた。
 

 シリーズとしては以下の型がある。

N チュルボメカ アリエル1C(659shp×2)エンジンを搭載
N1 エンジンをアリエル1C1(705shp×2)に換装。総重量増加。
フェネストロンを大型化、横風時ホバリング性能向上
N2 アリエル1C2(712shp×2)に換装。総重量、ペイロード増加。
更にフェネストロンを大型化、ホバリング性能、上昇性能向上
N3 エンジンをアリエル2C(851shp×2)に換装した最新型。
高温、高高度性能向上

 N3型となってからは業界で「フェネストロンサウンド」と呼ばれるキーンという甲高いローター音が無くなり、低いブオーンという低い唸り音に変わり、騒音が低減されていることが分かる。

更にこれを発展させて一回り大きくした機体がN4から改称したEC155でありドーファンファミリーは着実に機数を延ばしている。

                     2001/11/24 解説全面改定


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