Mcdonnle Douglas520N (NOTAR)
 マクダネルダグラスMD520N


写真は JA6121 MD520N デモ機
(Photo:JA6121MD520N Demonstrator)

 


 
Specification MD520N
エンジン (Engine) Allison 250C-20R
 (450Shp)
全長 (Length) 9.78m
機体重量 (Weight)
 (Empty / Gross)
719kg / 1,519kg
搭載量 (Useful load) 777kg
速度(最高 / 巡航)
 (Max / Cruising)
282km/h / 230km/h
ホバリング限界高度
 (HIGE / OGE)
2,835m / 1,707m
上昇限度
 (Service ceiling)
6,097m
航続距離 (Max range) 400km

乗員/乗客数
 (Crew/Passengers)

1 / 4
初飛行 (First flight) 1990
製造会社
  (Manifacturer)
MD Helicopters
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解説 (Japanese text only)    

マクダネルダグラスヘリコプター社が開発した、テールローターを無くした画期的な機体。

この新テクノロジーはNOTAR Systemと呼ばれ、No Tail Rotorを意味する。

勿論MD520NのNは、これの意味である。

 プラットホームはMD500E(H369E)を流用、騒音の発生原因の大半を占めると言われるテールローターを無くしたことにより、現在世界で最も騒音の低い機体と言われている。

 このNOTAR Systemはメインローターのダウンウォッシュ(吹き下ろし)の力とテイルブーム側面から吹き出す圧搾空気との空気の流れの速さの差を利用してコアンダ効果により反トルク力を発生させ、機体を制御している

 

しかしこれでは分かりにくいので、「テールローターのかわりに尾部から圧搾空気を吹き出すことにより機体を制御する」と解説している本もある。

 その後、このNOTAR SystemはMD900エクスプローラーへと受け継がれたが、当機への信頼性は高く、アメリカの警察ではフェニックス警察(アリゾナ州)をはじめ第1線で活躍している。

また機体をストレッチし、ローターブレードを5枚から6枚に増やしたMD600Nの開発も進んでいる。

 我が国では1992年に商社の手で輸入され、各地にてデモフライト、その後農薬散布等のテストに使用されたが、MD900納入までのNOTARの技術取得的な意味合いが強く1機しか輸入されなかった。

その後本機は個人オーナーの手に移っている。


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