KAMAN
K-MAX(K-1200)
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解説 (Japanese text only) | ||
軍用で有名なカマン社が開発した物資吊り下げ輸送専用ヘリコプターで、交差反転ローターシステムという独特の機構を持つ。 これは角度を持って取り付けられたローターブレードが互いにシンクロして交差、逆回転し、トルクを打ち消すというもので同社のH-43ハスキー以来の採用、復活である。この方式はテールローターが要らず、エンジンの力をそのまま揚力に伝達出来、ロスが少ない、テールローターを持たない為騒音が低いなどの利点をもつ。 |
デビューは1992年のHeli Expo'92(Lasvegas)で、翌93年の同ショーHeliExpo'93(Miami)で披露された機体には垂直安定版が新たに付け加えるなど、テストと改良が続けられた。 パイロット一人だけで作業が出来、運航コストが安く、整備性が良いなどの特徴があり物輸を手がける運航会社からも期待と注目度が高く輸入が待ち望まれていた。 日本での登場は96年2月、嵐という悪天候にもかかわらず報道機関にデモが披露され、その実証性をアピール。翌97年2月には2号機が納入された。 |