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シリーズ No.004 | ||
Rotor Wind開設1周年記念特別インタビュー | ||
(Japanese Text Only) |
登場人物紹介 | |
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英里子:某マスコミの記者 |
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S :Web master
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Rotor Windはおかげさまで今年、1999年6月7日にサイト開設1周年を迎えました。 今回はそれを記念して某ホテルで行われたインタビューを掲載致します。 はじめまして、インタビュアーの英里子と申します。 開設1周年おめでとうございます。 さて、早速ですが開設当時のことを・・ 以前Helicopter Paradiseというホームページを手伝っておりましたが、Web masterが多忙となり1年ほどで休止、その間のつなぎとして自分の担当していたギャラリーとエッセーだけを切り出してオリジナルとして始めたというのが最初です。 当初は遊びだからバーチャルカンパニーのつもりで、小さなヘリ会社、ヘリエアーSSとしていました。URLのheli-ssというのはそのなごりです。その後10日程でコンセプトが固まり、タイトルをRotor Windに変更、現在に至っています。 次に活動報告を。 昨年は大阪、福井と精力的に取材されたようですが今年はもうだいぶ撮影に行かれたのでしょうか? そうですね、消防出初め式に海上保安庁観閲式、防災ヘリの耐空検査、宇都宮、下総をはじめ各自衛隊の基地際などなど…、 随分行ってるじゃありませんか? ‥‥どれも行けなかったんです!今年は週末が天候不順だったことと都合がつかなかったりで、結局今年のデビューは5月中旬でした。その後は2回ほど撮影に出かけましたが、もう梅雨に入りましたからね。またしばらく冬眠ですよ。トホホ それはお気の毒に‥‥ 次にこのサイトのコンセプトについて伺いたいのですが。 このサイトはいわゆるマニア向けのものではありません。 ヘリコプター、ヘリポートの利用普及、プロパガンダ活動が狙いです。 航空の現代の西川先生の著書に「なぜヘリコプターを使わないのか?」というものがありますが、まさにそのことを提言したいと思っています。それと防災をはじめ、ヘリで頑張っている人たちを応援してあげたい、そんな意味もあります。 エッセーについてはどうでしょう。 これはヘリに関するさざまなことを面白おかしく伝え、親しみを持ってもらうことを狙いとしています。 ギャラリーは? やはりこのサイトのメインともいえるもので、もっと充実させなければならないのですが、色々と問題があり悩んでいるところです。 一種のデータベースを目指しているのですが、今のところは子供が見てわかる程度の図鑑、というところでしょうか。 さて、ご自分としての評価は? まずコンセプトが明確でないというのが悩みです。 マニア向けでないと言っている癖に英語の紹介はThis site for Helicopter Enthusiastとなっています。これも確かに変ですが、欧米にはいわゆるスポッターという人々が居て、そんな人々にも見てもらいたいという客寄せ的な意味もあります。おかげでアメリカをはじめイギリス、オランダ、フランスからもメールが来るようになりました。 アクセス数については現在3,000ヒットに欠ける程度ですね。これはどうでしょう。 一桁足りないんじゃないか?と思われる方も多いと思いますが、非常に特殊な分野でありYahooにも登録されていない状態でこれだけ見て頂いているのは有り難いことだと思っています。リピーターも多いですしね。 何故Yahooに登録しないんですか? 何べんも申請しているのですがなかなか登録されません。審査にパスしないんでしょう。ま、「見て役に立つ」というサイトじゃありませんしね。 審査で落とすというのは失礼じゃありませんか? 失礼です!!ほんとに#####(以下、掲載不適当な表現につき40字、記録より抹消 ) まぁ、冷静に! 何か最近航空雑誌のお手伝いをしたとか? ヘリ関連サイトを紹介するInternetコーナーの編集協力依頼がきました。誌名はまだ明かせませんが有名な雑誌です。これが発売されればもっとこのサイトを見てくれる方が増えるだろうと期待しています。 ページデザインについてはどうでしょう? テキストベースでデザインも、アニメーションもなく殺風景ともお聞きしますが? けっこう歯に衣着せずにおっしゃいますね。 確かにその通りで反省しています。 ただ基本的にアニメーションが動くと重くなるので「出来るだけシンプルに」を心がけています。実はもう一つ、凝り性という欠点がありまして、アニメーションでもイラストでも既存のものを貼り付けるのはイヤなんです。自分で作ったものじゃないと・・そうすると時間が掛かる。 ではGalleryについてはどうでしょう? いっこうに画像が変わらないとお聞きしていますが・・ (ギクッ。す、するどい!) そ、そうですね。実はそこが悩みの種でもあるんです。 最近撮影したものがないのというのが最大の理由ですが、実は解像度と画像の大きさの悩みというのがあるんです。 ‥‥というと? 気をつけているのは表示速度なんです。やたら重くて綺麗な写真よりもパッと出る画像の方が喜ばれる。 基本的には紙焼きを通常のスキャナで読みとり横400Pixlとしていますが、迫力に欠けます。横600にすると今度はサイズが大きくなり、高圧縮JPGとすると画像が荒れる。 画像重視でPhoto-CDに焼いたものを使用すると金が掛かる。しかもPhoto-CDは100コマでも1コマでも手数料500円を取るんです。ということは100コマいっぺんの方が得ですよね。そうすると、2,3枚良い写真が撮れたとしてもあと90枚以上たまるまで待たねばならない、で結局アップ出来ない。とこうなる訳です。 なるほど見事な言い訳ですね。 うっ‥‥。 えー、あともう一つプロバイダの制限という奴があります。 ‥‥ということは裏ページがあってア○ルト写真でも載っけているんですか? 違います!このプロバイダは何と年間1万円というリーズナブルなところなのですが、5MBという容量制限があるんです。 追加料金を払って増やして貰えばいいじゃないですか? ところが、ダメなんです。規程で、安いだけに制限が厳しい。 ですからいよいよとなったら、また別に契約し、容量を食うギャラリーだけそこに移し、そことリンクしてやらねばならない。そうすると表示に時間が掛かるし、かつ相対パスとなるのでメンテに問題も出てくるわけです。実はいま5MBギリギリでして、以前のコンテンツを削除せずに、どれだけ新しいコンテンツを追加出来るかやってるんです。サーバにアップする度に容量超過エラーが出ないか冷や冷やしていますよ。 なるほど分かりました。言い訳は結構ですからいつ更新するんですか? あー、うー、そのー。 さぁ!さぁ!さぁ! えーいっ!だから良い写真が撮れないんですってば! とうとう白状しましたね。 スミマセン、刑事さん、私がやりました! ‥‥じゃなくって、青空をバックにした、最近の機体がないんです。 でも近日中にやりますよ。 きっとですね! えーと、わ、話題を変えませんか? じゃぁ、サイトを運営していての収穫についてはどうでしょう? やはり業界の方をはじめ、多くの方々とメール交換できるようになったのが一番の収穫ですね。基本的にリンクする場合は相手の了解をとるようにしていますが、皆さん快くOKして下さいます。そんな時はとても嬉しいですね。 よくホームページは自己満足の世界って言われますが、これについて。 私も最初はそう思っていましたが、そうではありません。 記事を一旦アップロード、世に出てしまえば責任が発生します。 ミスのご指摘があればすぐに直さねばなりません。 一応元航空雑誌の記者ですから、記事による影響の恐ろしさは知っているつもりです。だから慎重になる。そこでユーザ名なども公開できる時点になるまでは公開しないというのをガイドラインにしています。例えばEH101のユーザは知っている人は知っていますが、あえて触れていません。 節度ある報道を心がけたいと思っています。 なるほど、結構頑固なわけですね。 メール交換はかなりの数に上ると思いますが、励みになったことばと逆にショックだったことばがあるとお聞きしていますが そうですね。 励みになったのは妻の一言でした。え、いやーのろけではありませんよ。 今迄はコンテンツを出来るだけ多く盛り込もうと、更新に必至になっていました。「明日までにこの部分を仕上げなきゃ!」と帰宅するとすぐにパソコンに向き合う毎日。確かにこうなると「やらなければならない!」という強迫観念にとらわれ、余裕がなくなります。 そんな時「そんなに根を詰めないで、出来たものから出せばいいんじゃないかしら?」という家内の一言で目からウロコが落ちた訳です。 楽しんでやらなければ長続きしないですよね。 ということで、何か追加情報があった時に順次更新、お知らせを出しています。 だいたい隔週というところでしょうか? 内助の功ってやつですか。結局のろけてる訳ですね。 もう一つ、ショックだった方は? 「こんなくだらないホームページ、誰が見るんだ!やめちまえ!」とか 「ヘリが何だ。知ったかぶりすんじゃねぇ!」とかでしょうか? あなた、かわいい顔してキツイことおっしゃいますね? そんな誹謗中傷のメールではありません。 防災ヘリのパイロットの友人からでした。 例の「臓器搬送に於ける緊急提言」で「ヘリはヘリポートではなく、どこにでも降りられるべきだ!」と書いたのですが、その方から頂いたメールに「それよりも前にヘリポートの整備が重要、我々は安全飛行を心がけています」とありました。 これには頭をガーンと殴られたような感じでした。彼らを応援しているつもりが焦点がズレていた訳ですね。確かにどこにでも降りられることは大切ですが彼らは絶対に事故を起こすことは許されない。だから安全に降りられ、しかも不具合があった場合すぐに対処出来る援助施設、照明その他が整備されたヘリポートが必要なのです。「ヘリポートが出来ないからどこでも降りられるよう航空法を‥‥」というのは本末転倒という訳です。立場が変われば見方も変わる。もっと広い視野に立って物ごとを見なければと反省した次第です。この方からは素晴らしいご意見他を頂いておりますので本人の許可が得られれば公開したいと思っています。 なるほど奥が深そうですね。 それでは今後の予定などを そうですね、レイアウトの見直し、ナビゲーションの不備など、直さねばならないところはたくさんあります。 ギャラリーについては全機種を網羅、航空年鑑のような価値あるものにしたいですね。出来れば動画なんかもやりたいですが、容量が大きくなるので要検討というところでしょうか また海外との情報交換も活発にしたいと思っています それでは最後に、サイトを見て頂いている皆さんに一言 いつもRotor Windをご覧頂き有り難うございます。特にメールを下さる方、その一言一言が励みとなっています。マイペース更新ですがこれからも宜しくお願い致します。 どうも有り難うございました。 以上でインタビューを終わります。 ___ 以上がインタビューの内容である。 美人インタビュアー英里子さんのつっこみにタジタジのWeb master Sであった。 長文最後までお読みいただき恐縮です。 英里子さんの名前はヘリコに掛けただけの名前で特定のモデルは居りません。 尚、最後に本インタビューはフィクションであり、ここにあります「デザイン変更などのWeb masterの公約?」は時に実行されない場合があることをお断りしておきます。 1999/6/6 |
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