あるカメラマンの独り言
 シリーズ No.018
AIは3Dヘリコプターの夢を見るか?
(Japanese Text Only)

 

4月15日はヘリコプターの日!


 さて、冒頭の写真をご覧になった方は「何じゃこりゃ?」と思われたに違いない。
実はこれ、AI(Artificial Intelligence:人工知能)で描いたヘリコプターである。
最近、NETではAIイラストが話題になっている。

ちょっと前までは高性能なPCを用い、かつ高度な知識が必要など敷居が高かったが、最近ではWebベースで、しかもクラウドを用いた高性能マシンで描画が可能・・など素人でも容易に楽しめるようになってきた。
人物画はNETにたくさん投稿されているが、航空機の絵はあまり見かけない。
そこで「AIの実力やいかに?!」と思ってチャレンジしてみた。
やり方は簡単。専門サイトでどんな絵を描いてほしいか文字で指定するだけだ。
(但し全て英語で記述する必要がある)
AIはそれを読み取り、それに沿った絵を数秒で描いてくれる。
そこで「青空をバックに飛ぶ海上保安庁のAS332L」を指定してみた。
予想ではこんな絵を描いてくれると思っていたのだが・・



海上保安庁AS332Lシュペルピューマ

  結果はご覧の通り、AS332Lとは似ても似つかない、なかなかヘンテコ、もとい、シュールなヘリコプターが現れた・・

指定条件を増やしてゆくと、絵が変わってくる。
例えば、ブレードは5枚と指定すると、ちゃんと5枚になる。
海上保安庁の指定を外すと、赤や黄色に機体の色が変わる。
海上保安庁カラーは白と青がベースということを既に学習しているのだろうか?
「これでどうだ!」「おっ、そう来たか(^^;)、うーん、ちょっと違うんだよなぁ・・」等、色々やっていると飽きない。

AIの名誉の為フォローするが、これは全く学習しない状態で描いた絵である。
バックを見て頂ければわかると思うのだが海などの背景はリアルに描かれている。
ヘリコプターは確かにメジャーではないので試しに車を指定してみた。
トヨタ2000GTを指定してみたとことろ・・



AIが描いたトヨタ200GT 映画「007は二度死ぬ」に登場した車を彷彿とさせる

  おー! これがAIの実力か? AIさん、けなしてごめんなさい・・
これはただ car,toyota2000GTの2文字のみ指定しただけなので、良く見るとボンネット部など多少変なところもあり、かつ画面に収まっていない点が気になるが、これは指定データを増やしていけば修正可能である。
・・という訳で、ヘリコプターであろうと学習すれば「思わす唸る素晴らしい絵」を描いてくれる筈・・
・・だが、これはこれで面白い(^^;)

 さて、いつもはリアルな姿を求めているが今日は「ヘリコプターの日」である。
たまにはこうしたシュールな絵を眺めて過ごすのも良いかもしれない・・
皆さんもチャレンジしてみてはいかがだろうか?

 尚、余談ながら「AIは3Dヘリコプターの夢を見るか?」・・
このタイトルは「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」をもじったものだが・・
(SF作家フィリップ・K・ディックの小説の題名で、映画「ブレードランナー(ハリソンフォード主演)の原作としても有名」
(科学が発達し、アンドロイドと人間との区別がつかなくなった近未来を描くSF小説)
このエッセーを書くにあたり、真っ先に思いついたタイトルである。
果たして何人の方が気づいてくれただろうか?・・

2023/04/15


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